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Windows 10 館 Windows 10のキ・ホ・ン(基本操作)

2.4 ファイルの操作をしてみよう(エクスプローラー)

パソコンを使っていると、どんどんファイルが増えてきます。増えてくると必要なファイルを探すのもひと苦労です。時間がたつとどんな名前をつけたのかも忘れてしまいます。ファイル整理のコツは「一か所にあつめて、フォルダで分類する」こと。フォルダーのしくみがわかれば、意外にかんたんです。
エクスプローラーは、ファイルやフォルダーを作成したり、移動、コピー、削除などに使います。活用して上手に整理しましょう。

2.4.1 ファイルとフォルダーについて知っておこう

ファイルとフォルダー
画面イメージ

フォルダーは、ファイルを分類するための入れ物です。なんでも入る整理箱のようなものです。
ファイルは、そのファイルを作ったアプリによって絵柄が変わります。写真やイメージイラストのように、ファイルそのものの中身を表示するものもあります。

ドライブと、ファイル・フォルダーの関係
ドライブと、ファイル・フォルダーの関係

例えば、書類をひきだしにしまうとき、書類をそのまま直接入れることもできます。でも、あとになって必要な書類を探すのがたいへんです。そこで、直接ひきだしに入れるのではなく、内容によって別のバインダーに入れて分けておけば、探しやすくなります。
パソコンでは、ひきだしは「ドライブ」、バインダーは「フォルダー」、書類は「ファイル」に例えられます。

フォルダーの中には、またフォルダーを作れるので、フォルダーの中のファイルが増えてきたら、また、そこにフォルダを作ってファイルを分類します。

2.4.2 エクスプローラーの構造を見てみよう

スタートボタン(スタートボタン)をクリック(またはタップ)して、「エクスプローラー」をクリック(またはタップ)すると、エクスプローラーが起動します。下の図は、エクスプローラー起動後に「PC」をクリック(またはタップ)した例です。

画面イメージ
クイック アクセス

クイック アクセスは、エクスプローラーを起動したとき、ウィンドウ左側の最上位に表示される項目です。いつも使うフォルダーは、ここにピン留めしておくと見つけやすくなり、すばやくアクセスできます。

PC

PCは「Personal Computer(パーソナルコンピューター)」の略。このパソコン中身はすべてここにあります。下位が展開されていない場合には、アイコン横の矢印をクリック(またはタップ)すると表示できます。

ドキュメント

「ドキュメント」自体は、単なるフォルダーのひとつですが、多くのアプリ(例えばワードパッドなど)の標準的なファイルの保管場所になっています。もし行方不明になっているファイルがあったら、ここにあるかもしれません。
同じように、写真は「ピクチャ」、動画は「ビデオ」、音楽は「ミュージック」が、多くのアプリで標準的なファイルの保管場所になっています。

Windows (C:)

パソコン本体の中のハードディスクドライブです。
「Cドライブ」と呼びます。ここには、Windowsやアプリケーションソフトなどの大事なファイルが入っています。また、ドライブの横にある絵はドライブの容量(大きさ)で、水色のバーは使用量です。「まだまだ使える」とか、「もう少ないな」という目安になります。

2.4.3 新しいフォルダーを作成してみよう

ここでは、ドキュメントフォルダーを開き、その中に、新しいフォルダー(データの保管場所)を作成してみましょう。

1. 「ドキュメント」フォルダーをダブルクリック(またはダブルタップ)する

「ドキュメント」フォルダーが展開され、フォルダーの中身が表示されます。

画面イメージ
2. フォルダーの中の何もないところを右クリック(または長押し)し(①)、「新規作成」をにカーソルを 合わせ(またはタップ)(②)、「フォルダー」をクリック(またはタップ)する(③)

新しいフォルダーが作成されます。

画面イメージ
3. 作成されたフォルダーに名前を入力する
画面イメージ

新しいフォルダーが作成されました。

画面イメージ

2.4.4 ファイルを移動してみよう

ここでは、USB メモリーに入っている花の写真を、パソコンの「ピクチャ」フォルダーに移動してみましょう。

※USB メモリーをパソコンに差したときの状況はパソコンの設定によって異なります。ここでは、USB メモリーを指すと、フォルダーが自動で開かれるときの例で説明します。

1. USB メモリーをパソコンに差し込む

USB メモリーのフォルダーが自動的に開きます。

2. タスク バーのエクスプローラーを右クリック(または長押し)し(①)、「エクスプローラー」をクリック (またはタップ)する(②)

2つめのエクスプローラーが起動します。

画面イメージ
3. 移動元(1つめのウィンドウ)と移動先(2つめのウィンドウ)がよくみえるように、2つのウィンドウを並べる(配置する)

ウィンドウは、タイトルバーをドラッグすることで移動できます。

画面イメージ
4. 2つめのウィンドウの「ピクチャ」フォルダをダブルクリック(またはダブルタップ)する

「ピクチャ」フォルダーが展開され、フォルダーの中身が表示されます。

画面イメージ
5. 移動したいピクチャーをドラッグで囲む(タッチ操作の場合は、移動したいファイルのアイコンの左 上をタップしてひとつずつ選択する)(①)
画面イメージ
6. マウス操作の場合は右ボタンを押しながら移動先(「ピクチャ」フォルダ)にドラッグする
  タッチ操作の場合は長押ししてから、移動先(「ピクチャ」フォルダ)にドラッグする

※まだ指を離しません

画面イメージ
7. 移動先(「ピクチャ」フォルダ)で指を離し、表示されるメニューの「ここに移動」をクリック(またはタップ)する
画面イメージ

ファイルの移動ができました。

画面イメージ
ポイント!

コピーや移動の操作をひとことで説明!

「2.4.4 ファイルを移動してみよう」「2.4.5 ファイルをコピーしてみよう」の操作をひとことで言えば、次の説明に言い換えられます。

<マウス操作>
マウスの右ボタンを押したまま、ファイルやフォルダをコピー先(または移動先)にドラッグして、指を離します。するとメニューが表示されるので「ここにコピー」または「ここに移動」を選ぶ。

<タッチ操作>
ファイルを長押ししてから、指を離さずにファイルやフォルダをコピー先(または移動先)にドラッグして、指を離します。するとメニューが表示されるので「ここにコピー」または「ここに移動」を選ぶ。

コピーと移動とで違う操作は、最後に「コピー」か「移動」かを選ぶところだけです。
いろいろな操作方法がありますが、ここで基本的な手順と、複数のファイルを選ぶ操作を覚えておけば困らないでしょう。

2.4.5 ファイルをコピーしてみよう

USBメモリーに入っている花の写真を、パソコンの「ピクチャ」フォルダーにコピーしてみましょう。

※USBメモリーをパソコンに差したときの状況はパソコンの設定によって異なります。ここでは、USBメモリーを指すと、フォルダーが自動で開かれるときの例で説明します。

1. USBメモリーをパソコンに差し込む

USBメモリーのフォルダーが自動的に開きます。

2. タスク バーのエクスプローラーを右クリック(または長押し)し(①)、「エクスプローラー」をクリック(またはタップ)する(②)

2つめのエクスプローラーが起動します。

画面イメージ
3. コピー元(1つめのウィンドウ)とコピー先(2つめのウィンドウ)がよくみえるように、2つのウィンドウを並べる(配置する)

ウィンドウは、タイトルバーをドラッグすることで移動できます。

画面イメージ
4. 2つめのウィンドウの「ピクチャ」フォルダをダブルクリック(またはダブルタップ)する

「ピクチャ」フォルダーが展開され、フォルダーの中身が表示されます。

画面イメージ
5. コピーしたいピクチャーをドラッグで囲む(タッチ操作の場合は、コピーしたいファイルのアイコンの左上をタップしてひとつずつ選択する)(①)
画面イメージ
6. マウス操作の場合は右ボタンを押しながらコピー先(「ピクチャ」フォルダ)にドラッグする
  タッチ操作の場合は長押ししてから、コピー先(「ピクチャ」フォルダ)にドラッグする

※まだ指を離しません

画面イメージ
7. コピー先(「ピクチャ」フォルダ)で指を離し、表示されるメニューの「ここにコピー」をクリック(またはタップ)する
画面イメージ

ファイルのコピーができました。
コピー元のフォルダにファイルを残したまま、コピー先にファイルがコピーされています。

画面イメージ
ポイント!

コピーや移動の操作をひとことで説明!

「2.4.4 ファイルを移動してみよう」「2.4.5 ファイルをコピーしてみよう」の操作をひとことで言えば、次の説明に言い換えられます。

<マウス操作>
マウスの右ボタンを押したまま、ファイルやフォルダをコピー先(または移動先)にドラッグして、指を離します。するとメニューが表示されるので「ここにコピー」または「ここに移動」を選ぶ。

<タッチ操作>
ファイルを長押ししてから、指を離さずにファイルやフォルダをコピー先(または移動先)にドラッグして、指を離します。するとメニューが表示されるので「ここにコピー」または「ここに移動」を選ぶ。

コピーと移動とで違う操作は、最後に「コピー」か「移動」かを選ぶところだけです。
いろいろな操作方法がありますが、ここで基本的な手順と、複数のファイルを選ぶ操作を覚えておけば困らないでしょう。

2.4.6 ファイルを削除してみよう

ごみ箱にドラッグする方法と違う方法でファイルを削除してみましょう。
ごみ箱を探さなくても削除ができる方法です。

1. 削除する写真を右クリック(または長押し)→表示されるメニューから「削除」を選択
画面イメージ

ごみ箱の中を確認してみましょう。
ごみ箱にドラッグしたときと同じようにファイルが削除されています。

画面イメージ

2.4.7 クイックアクセスにピン留めしてみよう

クイック アクセスは、エクスプローラーを起動したとき、ウィンドウ左側の最上段に表示される項目です。いつも使うフォルダーをここにピン留めしておくと見つけやすくなり、すばやくアクセスができます。

1. クイック アクセスに登録したいフォルダーを右クリック(または長押し)する
画面イメージ
2. 「クイック アクセスにピン留め」をクリック(またはタップ)する
画面イメージ

選んだフォルダーがクイック アクセスににピン留めされました。

画面イメージ
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