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インテル® Optane™ メモリーについて(詳細)
概要
インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーは、高速なSSDをハードディスクのキャッシュとして利用することで、ハードディスクの読み書きの速度をあげる技術です。
インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを有効にすると、Windowsの起動時間や、よく使うアプリの起動時間を短縮できます。
使用上の注意
インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを有効にすると、SATAポートに接続されたハードディスクと、M.2スロットに接続されたインテル® Optane™ メモリーがペアとなり、ひとつの仮想ドライブとして動作します。
インテル® Optane™ メモリー対応モデルをお使いの場合は、工場出荷時にインテル® Optane™ メモリー・テクノロジーが有効になっています。
- インテル® Optane™ メモリーとハードディスクのどちらか一方だけでは動作しません。
また、どちらか一方を別のハードディスクや別のインテル® Optane™ メモリーに交換した場合も動作しません。
- インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーは、ハードディスクを高速化する機能です。インテル® Optane™ メモリーは、通常のメモリーとしては動作しません。
このパソコンでは、インテル® Optane™ メモリーをSSDとして使用することはできません。
- インテル® Optane™ メモリーがデバイスとして表示される場合がありますが、容量は16GBより少ない表示となります。
- インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーが有効の状態で、ハードディスクまたはインテル® Optane™ メモリーを取り外さないでください。Windowsが起動しなくなります。
- その他の注意事項に関しては、下記のインテルのページをご確認ください。
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/support/articles/000024018/memory-and-storage/intel-optane-memory.html
- BIOSセットアップユーティリティで「Devices」メニューにある「ATA Drive Setup」の「Configure SATA as」を「Intel(R) RST with Intel(R) Optane」から変更しないでください。OSが起動しなくなります。
インテル® Optane™ メモリーの状態を確認する
インテル® Optane™ メモリー対応モデルの場合、出荷時にインテル® Optane™ メモリー・テクノロジーが有効になっています。
以下の手順で、インテル® Optane™ メモリーの状態を確認します。
- すべてのアプリを表示する
- 「Intel® Optane™ Memory and Storage Management」をクリックする
- 「インテル® Optane™ メモリー」をクリックする
「インテル® Optane™ メモリーのステータス」に「インテル® Optane™ メモリーが有効になっており、システムが高速化されています」と表示されている場合は、インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーが有効になっています。
インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーが有効になっている場合、「デバイス マネージャー」の「ディスク ドライブ」の下に、「Intel Optane+***HDD」と表示されます(***にはお使いのハードディスクの容量が表示されます)。
インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを有効にする
インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーの設定は、「Intel® Optane™ Memory and Storage Management」でおこないます。
インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを有効にする場合は、以下の手順でおこないます。
- インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを有効にすると、「ディスクの管理」でインテル® Optane™ メモリーが表示されなくなりますが、異常ではありません。
- 有効化が完了したあとは、シャットダウンせず、必ずパソコンを再起動してください。シャットダウンした場合、次にパソコンを起動したときに、ドライブ文字が変更されることがあります。
- すべてのアプリを表示する
- 「Intel® Optane™ Memory and Storage Management」をクリックする
- 「インテル® Optane™ メモリー」をクリックする
- 「インテル® Optane™ メモリーを有効にする」をクリックする
「インテル® Optane™ メモリーのステータス」画面が表示されます。
- 「インテル® Optane™ メモリーモジュールのすべてのデータを消去します。」にチェックをつけて「有効」をクリックする
- 「再起動」をクリックする
コンピューターが再起動します。
シャットダウンはしないでください。シャットダウンした場合、次に起動したときに、ドライブ文字が変更されることがあります。
- インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーが有効になっていることを確認する
詳しくは「インテル® Optane™ メモリーの状態を確認する」をご覧ください
インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを無効にする
インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを無効にする場合は、以下の手順で設定をおこないます。
- インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを無効にしたあとも、「デバイス マネージャー」の「記憶域コントローラー」にある「Intel(R) Chipset SATA/PCIe RST Premium Controller」ドライバーをアンインストールしないでください。アンインストールすると、エラー画面が表示され、Windowsが起動しなくなります。
- 無効化が完了し、Windowsを再起動したあとで「ディスクの管理」を開くと、インテル® Optane™ メモリーの初期化を促す画面が表示される場合があります。その場合は、初期化はおこなわず「キャンセル」をクリックしてください。
- すべてのアプリを表示する
- 「Intel® Optane™ Memory and Storage Management」をクリックする
- 「インテル® Optane™ メモリー」をクリックする
- 「無効」をクリックする
確認画面が表示されます。
- 確認画面で「無効」をクリックする
インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーの無効化が開始されます。
- 「再起動」をクリックする
コンピューターが再起動します。
シャットダウンはしないでください。シャットダウンした場合、次に起動したときに、ドライブ文字が変更されることがあります。
- インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーが無効になっていることを確認する
詳しくは「インテル® Optane™ メモリーの状態を確認する」をご覧ください
BIOSセットアップユーティリティでインテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを無効にする
OSが起動しない場合、BIOSセットアップユーティリティでインテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを無効化してください。
以下の手順でおこなってください。
BIOSセットアップユーティリティでの無効化は、処理に数時間かかる場合があります。処理の実行中にパソコンの電源をオフにしないでください。データの損失が生じる場合があります。
- パソコンの電源を入れる
- 電源ランプが点灯したら、BIOSセットアップユーティリティが表示されるまでキーボードの【F2】を何度も押す
BIOSセットアップユーティリティが起動しない場合は、いったん電源を切り、本体の電源を入れた直後にBIOSセットアップユーティリティが表示されるまで、【F2】を繰り返し押してください。
- 「Devices」メニューにある「ATA Drive Setup」を選択し、【Enter】を押す
- 「Intel(R) Rapid Storage Technology」を選択し、【Enter】を押す
- 「Optane Volume:」の「Intel Optane, ***」を選択し、【Enter】を押す
***にはお使いのハードディスクの容量が表示されます。
- 「Disable」を選択し、【Enter】を押す
- 「Are you sure you want to disable?」を選択し、【Enter】を押す
確認のメッセージが表示されます。
- 「Yes」を選択し、【Enter】を押す
- 「Disable」を選択し、【Enter】を押す
処理が完了すると、BIOSセットアップユーティリティの画面の「Non-RAID Physical Disks:」にインテル® Optane™ メモリーとSATAのハードディスクが表示されます。
処理の実行中にパソコンの電源をオフにしないでください。データの損失が生じる場合があります。
- 【F10】を押す
- 「Yes」が選択されていることを確認し、【Enter】を押す
無効化が完了した後、インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを再度有効にする場合は、Windows起動後に「インテル® Optane™ メモリー・テクノロジーを有効にする」の手順を行ってください。