個人情報の中でも、ホームページにログインするときなどに使うIDやパスワードは特に重要です。これらの管理をしっかりする必要があります。
また、ホームページを利用する際にトラブルに巻き込まれないようなポイントを心得ておきましょう。
ウイルス対策アプリやファイアウォールアプリを使えばパソコンの内部の情報をある程度保護することができますが、ホームページを見るときにも注意が必要です。気を付けないと、自覚がないままうっかり個人情報を外部にもらしてしまう場合があります。
パソコンの中に含まれる個人情報には次のようなものがあります。これらのファイルや情報が漏えいしないように、十分な注意が必要です。
電子メールアプリにあるアドレス帳には、自動的に保存されたメールアドレスや追加で登録した住所や電話番号などの個人情報が多く含まれます。
パソコンを使っていると、さまざまな場面でID(個人を特定するための名前のようなもの)とパスワードが必要になります。
IDとパスワードで制限されているところは機密度がとても高いので、IDとパスワードの扱いは慎重にする必要があります。
ホームページでショッピングをするときなど、相手を特定してやりとりをおこなう必要がある場合、Cookieというファイルが作成されます。
Cookieはアクセスした先のWebサイトによって作成されるファイルで、そのサイトにアクセスしたときの設定などの情報をコンピュータに保存します。Cookieには氏名や電子メールアドレスなどの個人情報が含まれる場合もあります。
次のことに注意して管理してください。
生年月日や電話番号など、第三者が簡単に推測できるような番号は使わないようにしましょう。
セキュリティ強化のためにも、パスワードは定期的に変更することをおすすめします。
パソコン内にIDとパスワードをメモしたファイルを保存しないようにしましょう。パソコンが不正にアクセスされた場合、そのファイルが盗まれて悪用される可能性があります。
ディスプレイのまわりにIDやパスワードを書いたメモを貼らないようにしましょう。
IDやパスワードを聞かれても、どうしても必要がないかぎり、できるだけほかの人に教えないようにしましょう。
Microsoft Edgeでホームページなどにサインインするときの画面で、「IDとパスワードを保存する」というような機能があっても、それを使わないようにしましょう。
この機能を使うと、いちいち入力する手間が省けるので2回目からのサインインが楽になりますが、誰かが無断でこのパソコンを使ったときに、IDやパスワードを知らなくても自由にサインインすることができてしまいます。
また、不正にアクセスされたときに、パソコン内に保存されているIDやパスワードを盗まれてしまう可能性があります。
ホームページに個人情報を載せてしまうと、その情報を悪用した次のような嫌がらせやストーカー行為などにあうことがあります。
次のポイントに注意して、個人情報は慎重に取り扱ってください。
住所、氏名、電話番号などの個人情報や、個人の環境が特定できる情報などを掲示板に書き込んだり、ホームページに載せたりしないようにしましょう。
自分の写真をブログなどに載せて、インターネットのストーカー被害にあうケースがあります。
背景で場所が特定できるような写真も、住所を調べられてしまう可能性があるので注意しましょう。
インターネット上で取り引きする際は、必ず決済の記録を保管するようにしてください。
また、架空請求される被害にあうことがありますので、請求書の中身は慎重に確認し、心当たりのない請求に対して慌てて支払いをすることのないようにしましょう。
クレジットカード番号は信頼できるホームページでしか使わないようにしましょう。
また、必要のない情報の入力は避けるようにしましょう。
取り引き相手の信用度などを相互に評価するしくみを取り入れているオークションもあります。評価内容は閲覧できるので、取り引き相手が過去にトラブルを起こしたことがないか、あらかじめ確認しておきましょう。
インターネット上の取り引きで被害を最小限に抑えるには、次のような工夫も必要です。