LANネットワークの設定
プリンタを共有したり、リモートパワーオン機能を利用するためのLANネットワークの設定について説明します。
光回線終端装置やCATVモデム、ルータを使用してインターネットに接続するための設定については、お使いの機器に添付のマニュアルをご覧ください。
Windowsの共有オプションで設定する
Windowsでネットワークを設定するには次の手順でおこないます。ネットワーク探索を有効にしてから、共有するデバイスやデータを設定します。
- 「コントロール パネル」を表示する
- 「ネットワークとインターネット」をクリックする
- 「ネットワークと共有センター」をクリックする
- 「共有の詳細設定の変更」をクリックする
- 「プライベート ネットワーク」の「ネットワーク探索」をオンにする
「ネットワーク探索」が表示されていない場合、「プライベート ネットワーク」の右にある「∨」をクリックして、「∧」にします。
- 「プライベート ネットワーク」の「ファイルとプリンターの共有」をオンにする
- 「すべてのネットワーク」の「パスワード保護共有」をオフにする
「パスワード保護共有」が表示されていない場合、「すべてのネットワーク」の右にある「∨」をクリックして、「∧」にします。
- 「X」をクリックする
これでネットワークに接続したパソコンから設定を変更したパソコンのファイルやプリンタにアクセスできるようになりました。
プリンタを共有する
ネットワーク内のパソコンに接続されたプリンタをほかのパソコンから利用するには、プリンタを接続したパソコンでプリンタの共有を有効にしておき、そのプリンタを利用するパソコン側で使えるように登録をおこないます。
プリンタを接続するパソコンでのプリンタの登録や設定については、プリンタに添付のマニュアルをご覧ください。
共有するプリンタの指定
接続したプリンタをほかのパソコンから使えるように、プリンタごとに共有する/共有しないを指定します。はじめはすべてのプリンタが共有しない設定になっているので、次の手順で共有したいプリンタを指定する必要があります。
- 「設定」を表示する
- 「Bluetooth とデバイス」をクリックする
- 「プリンターとスキャナー」をクリックする
- 共有したいプリンターをクリックする
- 「プリンターのプロパティ」をクリックする
- 「共有」タブをクリックする
「共有オプションの変更」が表示された場合はクリックしてください。
- 「このプリンターを共有する」をにする
これで、共有化したプリンタがネットワーク上のほかのパソコンから利用できるようになりました。
- 「適用」をクリックする
- 「OK」をクリックする
共有プリンタを利用するパソコン側での設定
ネットワーク上で共有されているプリンタを登録します。
- 「コントロール パネル」を表示する
- 「ネットワークとインターネット」をクリックする
- 「ネットワークと共有センター」をクリックする
- 「共有の詳細設定の変更」をクリックする
- 「プライベート ネットワーク」の「ファイルとプリンターの共有」をオンにする
- 「X」をクリックする
- 「設定」を表示する
- 「Bluetooth とデバイス」をクリックする
- 「プリンターとスキャナー」をクリックする
表示された画面に追加したいプリンタが表示されていた場合は、これで登録は完了です。
- 「デバイスの追加」をクリックする
- 表示された一覧から追加したいプリンタを選択する
登録するプリンタが一覧に表示されない場合、「プリンターが一覧にない場合」の「手動で追加」をクリックし、画面の指示に従ってプリンタを追加してください。
ネットワークから切断する
- 「設定」を表示する
- 「ネットワークとインターネット」をクリックする
- 「ネットワークの詳細設定」をクリックする
- 切断したいネットワークに接続しているネットワークアダプターの「無効にする」をクリックする
これでLANケーブルが接続されていても、ネットワークを使用できなくなります。
再度、ネットワークに接続するときは、同じ手順をおこない、手順4で「Enable」をクリックします。
リモートパワーオン(WoL(Wake on LAN))機能を利用する
リモートパワーオン(WoL(Wake on LAN))機能(以降WoLと記載)を利用したい場合に設定してください。WoLとは、ネットワークを通じて遠隔操作でパソコンを省電力状態や電源を切った状態から起動させる機能です。
- リモートパワーオン機能は、LAVIE N15、LAVIE N14、LAVIE Pro Mobile(X)、LAVIE A27/A23で利用できます。
- LAVIE Pro Mobile(X)でリモートパワーオン機能を使用する場合は、USB Type-C 拡張ドック(PC-VP-TS47)を接続し、USB Type-C 拡張ドックのLANコネクタを使用する必要があります。
休止状態または電源が切れている状態からWoL機能を利用するための設定
「Remote Power On」の設定が「Disabled」の場合はWoL機能が無効になります。
- 電源を入れ、すぐに【 / F2】を数回押す
- BIOSセットアップユーティリティが表示されたら【<】【>】でメニューバーの「Advanced」を選ぶ
- 【∧】【∨】でメニューの「Remote Power On」を選び、【Enter】を押す
- 「Enabled」を選び、【Enter】を押す
- 【ECO / F10】を押す
- 「Yes」が選ばれていることを確認して、【Enter】を押す
設定値が保存され、BIOSセットアップユーティリティが終了し、このパソコンが起動します。
- 「デバイス マネージャー」を表示する
- 「ネットワーク アダプター」の左にあるをクリックする
- 「Realtek PCIe GbE Family Controller」をダブルクリックする
ネットワーク アダプター名に番号などがつく場合があります。
- 「詳細設定」タブをクリックする
- 「プロパティ」の「LAN 上のウェークアップのシャットダウン」をクリックする
- 「値」欄で「有効」を選択する
- 「OK」をクリックする
休止状態または電源が切れている状態からWoLを利用するための設定の解除
- 電源を入れ、すぐに【 / F2】を数回押す
- BIOSセットアップユーティリティが表示されたら【<】【>】でメニューバーの「Advanced」を選ぶ
- 【∧】【∨】でメニューの「Remote Power On」を選び、【Enter】を押す
- 「Disabled」を選び、【Enter】を押す
- 【ECO / F10】を押す
- 「Yes」が選ばれていることを確認して、【Enter】を押す
設定値が保存され、BIOSセットアップユーティリティが終了し、このパソコンが起動します。
WoL待機時の通信速度の設定
スリープ状態、休止状態または電源が切れている状態のときの通信速度を変更します。
- 「デバイス マネージャー」を表示する
- 「ネットワーク アダプター」の左にあるをクリックする
- 「Realtek PCIe GbE Family Controller」をダブルクリックする
ネットワーク アダプター名に番号などがつく場合があります。
- 「詳細設定」タブをクリックする
- 「プロパティ」の「WOL とシャットダウンリンク速度」をクリックする
- 「値」のプルダウンから変更する値を選択する
- 「OK」をクリックする
- このパソコンがスリープ状態の時に、ネットワーク内で利用しているパソコンなどの映像がカクカクする症状が現れた場合は、WoL待機時の通信速度を100Mbpsに変更してください。
- 前回のシステム終了(休止状態にする、シャットダウンする)が正常におこなわれなかった場合、WoLをおこなうことができない、またはWoLで起動してもLANが正常に動作しないことがあります。一度電源スイッチを押してWindowsを起動させ、再度、正常な方法でシステム終了をおこなってください。
- WoLを利用する場合は、電源コードを抜き差ししないでください。
- WoLの設定をすると、ご購入時の状態にくらべてパソコンの消費電力が大きくなり、バッテリの電源のみでパソコンを使用できる時間が短くなります。バッテリの電源のみでパソコンを使用できる時間を優先する場合は、WoLの設定はおこなわないでください。
- WoLを使用する場合はAuto-negotiation機能を搭載したハブを使用してください。
BIOSセットアップユーティリティについて→「機能を知る」-「BIOS(バイオス)」-「ハードウェア環境の設定」