ワイヤレスLANのセキュリティに関するご注意

ワイヤレスLAN（無線LAN）製品ご使用時におけるセキュリティに関するご注意
お客様の権利（プライバシー保護）に関する重要な事項です！

ワイヤレスLAN（無線LAN）では、LANケーブルを使用する代わりに、電波を利用してパソコンなどとワイヤレスLAN（無線LAN）アクセスポイント間で情報のやりとりをおこなうため、電波の届く範囲であれば自由にLAN接続ができるという利点があります。

その反面、電波はある範囲内であれば障害物（壁など）を越えてすべての場所に届くため、セキュリティに関する設定をおこなっていない場合、次のような問題が発生することがあります。

通信内容を盗み見られる

悪意ある第三者が、電波を故意に傍受し、

• IDやパスワードまたはクレジットカード番号などの個人情報
• メールの内容

などの通信内容を盗み見られる可能性があります。

不正に侵入される

悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、

• 個人情報や機密情報を取り出す（情報漏洩）
• 特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す（なりすまし）
• 傍受した通信内容を書き換えて発信する（改ざん）
• コンピュータウイルスなどを流し、データやシステムを破壊する（破壊）

などの行為をされてしまう可能性があります。

本来、ワイヤレスLAN（無線LAN）カードやワイヤレスLAN（無線LAN）アクセスポイントは、これらの問題に対応するためのセキュリティの仕組みを持っていますので、ワイヤレスLAN（無線LAN）製品のセキュリティに関する設定をおこなって製品を使用することで、その問題が発生する可能性は少なくなります。

セキュリティの設定をおこなわないで使用した場合の問題を十分理解した上で、お客様ご自身の判断と責任においてセキュリティに関する設定をおこない、製品を使用することをおすすめします。

セキュリティ対策を施さず、あるいは、ワイヤレスLAN（無線LAN）の仕様上やむを得ない事情によりセキュリティの問題が発生してしまった場合、弊社は、これによって生じた損害に対する責任を負いかねます。

このパソコンで利用可能なセキュリティ

盗聴（傍受）を防ぐには

このパソコンのワイヤレスLAN機能は、WPA（Wi-Fi Protected Access）-エンタープライズ/パーソナル、WPA2-エンタープライズ/パーソナル、WPA3-パーソナルのセキュリティ方式に対応しています。ワイヤレスLANアクセスポイントと通信機器間のデータを暗号化することで、通信内容の盗聴や解読、関係のないパソコンや機器からの不正な接続を防ぐことができます。ただし、接続に暗号キーを使用するWPA/WPA2/WPA3-パーソナルの場合、暗号キー自体を第三者に知られたり、暗号解読技術によって暗号を解読されたりすることがあるため、設定した暗号キーは定期的に変更することをおすすめします。

不正アクセスを防ぐには

WPAなどのセキュリティ方式を使用して接続するだけではなく、接続するパソコンなどのMACアドレス（ネットワークカードが持っている固有の番号）をワイヤレスLANアクセスポイントに登録することで、登録した機器以外はワイヤレスLANアクセスポイントに接続できなくなります（MACアドレスフィルタリング）。

また、このパソコンの「Windows ファイアウォール」を使えば、外部からの不正なアクセスの多くを防げます。