内部メモリの取り付け/取り外し

より大きな容量のメモリをパソコンの内部に取り付けることで、ソフトを同時に起動したり、大きなデータを扱う際、より高速に処理することができるようになります。

このパソコンでは最大32Gバイトのメモリを搭載可能ですが、PCIデバイスなどのメモリ領域を確保するために、すべての領域を使用することはできません。また、装置構成によってご利用可能なメモリ容量は異なります。

メモリを増やす流れ

  1. 増設の準備
    • メモリ容量を確認する
    • メモリスロットを確認する
    • このパソコンで使えるメモリ
  2. 増設メモリ(別売)を購入
  3. 増設メモリの取り付け
    • メモリを取り扱うときのご注意
    • メモリを取り外す
    • メモリを取り付ける
  4. メモリ容量を確認
    • 増やしたメモリ容量を確認する

メモリ容量を確認する

次の手順でお使いのモデルのメモリ容量を確認できます。メモリをどれぐらい増やせるかの参考にしてください。

  1. 設定」を表示する
  2. 「システム」をクリックする
  3. 「バージョン情報」をクリックする

    表示された画面の「実装 RAM」を確認してください。

メモリ容量は実際より少なく表示される場合がありますが、故障ではありません。

メモリスロットを確認する

このパソコンのメモリスロットについて

このパソコンには、メモリを差し込むスロット(コネクタ)が、2つ用意されています。

メモリスロットへの取り付けについて

ここでは、ご購入時にスロットに8Gバイトのメモリが2枚取り付けられている場合を例として、増設メモリをメモリスロットへ取り付ける手順を説明します。

例:メモリを32Gバイト(最大)に増やす場合

まず、ご購入時にスロットに取り付けられていた8Gバイトのメモリ2枚を取り外して、いったんスロットを空にします。次に空になった各スロットに16Gバイトの増設メモリを取り付けます。

このパソコンはデュアルチャネルに対応しています。デュアルチャネルとは、同容量の2枚のメモリに同時にアクセスすることで、メモリのデータ転送性能を高速化する技術のことです。

  • デュアルチャネルメモリの性能を最大限に引き出すために、増設時は、2つのスロットが同容量になるように増設することをおすすめします。スロットごとに異なる容量のメモリを搭載しても動作しますが、一部のソフトでは十分な性能が出ない場合があります。

このパソコンで使えるメモリ

次のタイプの増設メモリ(別売)をおすすめします。

型名メモリ仕様容量
PC-AC-ME082CDIMM(DDR4)、PC4-2560016Gバイト
  • ここでご紹介したタイプ以外の増設メモリには、このパソコンで使えないものがあります。ご購入前に確認してください。
  • NECでは市販の増設メモリに関する動作保証やサポートはおこなっていません。販売元にお問い合わせください。

メモリを取り扱うときのご注意

メモリを取り外す

イラストは実際の製品と異なることがあります。

  1. 本体のサイドカバーを外す
  2. メモリスロットの位置を確認する

  3. メモリスロットの両側のフックを外側に開き、メモリを引き抜く

    • フックを開きすぎて破損しないように気を付けてください。
    • メモリはゆっくりと垂直に引き抜いてください。
  4. サイドカバーを取り付ける

メモリを取り付ける

メモリを差し込むときは、強い力が必要になることがありますので指をぶつけたり、切ったりしないように、注意して作業してください。

イラストは実際の製品と異なることがあります。

  1. 本体のサイドカバーを外す
  2. メモリスロットの位置を確認する
  3. メモリスロットの両側のフックを外側に開く

  4. メモリとメモリスロットのミゾを合わせる

    メモリの端子部分の切り欠き(ア)とメモリスロットのミゾの区切れ目を合わせ、垂直に軽く差し込んでください。

    • メモリの端子部分の切り欠きとメモリスロットのミゾの区切れ目が合っていないと差し込むことができません。無理に取り付けようとすると、メモリスロットやメモリが破損する原因になりますので注意してください。
    • メモリの金属端子部分には手を触れないでください。接触不良など、故障の原因になります。
  5. メモリをメモリスロットに奥まで差し込む

    そのまま垂直方向に力を加え押し込んでください。

    しっかり差し込んでおかないと、故障の原因になります。

  6. メモリがメモリスロットにロックされたことを確認する

    正しくロックされている場合は、メモリスロット両側のフックがメモリの切り欠き(イ)にかかっています。フックがかかっていない場合には、指でフックを切り欠きに引っかけてください。

    指でロックさせる場合には、強い力は不要です。うまくロックできないときは、無理に押し込まずに、メモリを差しなおしてください。

  7. サイドカバーを取り付ける

増やしたメモリ容量を確認する

パソコンの電源を入れ、メモリを増やす前に確認したときと同様の手順で、メモリ容量を確認できます。

メモリ容量を確認する→「メモリ容量を確認する

表示されたメモリ容量が増えていなかった場合

次のことを確認してください。

  • 正しく取り付けられているか?
  • このパソコンで使えるメモリを取り付けているか?

メモリを増設した場合、初期化のため、電源を入れてからディスプレイの画面が表示されるまで時間がかかることがあります。

実際に利用できるメモリ容量は、取り付けたメモリの総容量より少ない値になります。