より大きな容量のメモリをパソコンの内部に取り付けることで、ソフトを同時に起動したり、大きなデータを扱う際、より高速に処理することができるようになります。
このパソコンでは最大64Gバイトのメモリを搭載可能ですが、PCIデバイスなどのメモリ領域を確保するために、すべての領域を使用することはできません。また、装置構成によってご利用可能なメモリ容量は異なります。
次のタイプの増設メモリ(別売)をおすすめします。
型名 | メモリ仕様 | 容量 |
PC-AC-ME082C | DIMM(DDR4)、PC4-25600 | 16Gバイト |
次の手順でお使いのモデルのメモリ容量を確認できます。メモリをどれぐらい増やせるかの参考にしてください。
表示された画面の「実装 RAM」を確認してください。
メモリ容量は実際より少なく表示される場合がありますが、故障ではありません。
このパソコンには、メモリを差し込むスロット(コネクタ)が、4つ用意されています。
次の図のDIMM2とDIMM4、DIMM1とDIMM3の組み合わせでデュアルチャネルとして動作します。
メモリを取り付ける際のメモリスロットの優先順位はDIMM2→DIMM4→DIMM1→DIMM3です。
ここでは、ご購入時にスロットに8Gバイトのメモリが2枚取り付けられている場合を例として、増設メモリをメモリスロットへ取り付ける手順を説明します。
まず、ご購入時にスロットに取り付けられていた8Gバイトのメモリ2枚を取り外して、いったんスロットを空にします。次に空になった各スロットに16Gバイトの増設メモリを取り付けます。
このパソコンはデュアルチャネルに対応しています。デュアルチャネルとは、同容量の2枚のメモリに同時にアクセスすることで、メモリのデータ転送性能を高速化する技術のことです。
デュアルチャネルメモリの性能を最大限に引き出すために、増設時は、DIMM2とDIMM4、DIMM1とDIMM3に同容量のメモリを取り付けることをおすすめします。スロットごとに異なる容量のメモリを搭載しても動作しますが、一部のソフトでは十分な性能が出ない場合があります。
イラストは実際の製品と異なることがあります。
メモリを差し込むときは、強い力が必要になることがありますので指をぶつけたり、切ったりしないように、注意して作業してください。
イラストは実際の製品と異なることがあります。
メモリの端子部分の切り欠きとメモリスロットのミゾの区切れ目を合わせ、垂直に軽く差し込んでください。
そのまま垂直方向に力を加え押し込んでください。
しっかり差し込んでおかないと、故障の原因になります。
正しくロックされている場合は、メモリスロット両側のフックがメモリの切り欠きにかかっています。フックがかかっていない場合には、指でフックを切り欠きに引っかけてください。
指でロックさせる場合には、強い力は不要です。うまくロックできないときは、無理に押し込まずに、メモリを差しなおしてください。
パソコンの電源を入れ、メモリを増やす前に確認したときと同様の手順で、メモリ容量を確認できます。
メモリ容量を確認する→「メモリ容量を確認する」
次のことを確認してください。
メモリを増設した場合、初期化のため、電源を入れてからディスプレイの画面が表示されるまで時間がかかることがあります。
実際に利用できるメモリ容量は、取り付けたメモリの総容量より少ない値になります。