「Security」メニュー

「設定内容」欄の反転部分は初期値です。 また、「設定内容」に表示した順番は実際と異なる場合があります。

設定項目設定内容説明
Supervisor Password

スーパバイザパスワードの設定状態を表示します。工場出荷時は「Not Installed」です。

「Set Supervisor Password」でスーパバイザパスワードを設定した場合、「Installed」が表示されます。

Power-On Password

パワーオンパスワードの設定状態を表示します。工場出荷時は「Not Installed」です。

「Set Power-On Password」でパワーオンパスワードを設定した場合、「Installed」が表示されます。

Set Supervisor Password(パスワード)スーパバイザパスワードの設定、変更をおこないます。設定した場合、BIOSセットアップユーティリティ起動時にスーパバイザパスワードの入力が求められます。
Set Power-On Password※1(パスワード)パワーオンパスワードの設定、変更をおこないます。設定した場合、BIOSセットアップユーティリティ起動時およびシステム起動時にパスワード入力を求められます。
Hard Disk Password

内蔵ストレージのパスワードの設定をします。

設定については「Hard Disk Password」をご覧ください。

Password PoliciesBIOSパスワードに関する設定をします。
設定については「Password Policies」をご覧ください。
Secure Roll Back PreventionYes
No
「No」に設定すると、BIOSを古いバージョンへ戻すことができます。
Windows UEFI Firmware UpdateEnabled
Disabled
「Disabled」に設定すると、UEFIのファームウェアの更新を実行しません。
TCG Feature Setup

セキュリティチップ機能の設定をします。

設定については「TCG Feature Setup」をご覧ください。

System Event Log

システムイベントログの確認や消去をします。

詳しくは、「System Event Log」をご覧ください。

Secure Boot

Secure Boot機能の設定をします。

詳しくは、「Secure Boot」をご覧ください。

Cover Tamper DetectedEnabled
Disabled

本項目は、本機ではサポートしておりません。

本項目は変更しないでください。

Configuration Change DetectionEnabled
Disabled
「Enabled」に設定すると、機器の構成を変更後、起動時にその変更内容を表示します。変更内容を表示しないようにするには、BIOSセットアップユーティリティで【F10】を押して本機を再起動します。

スーパバイザパスワード、パワーオンパスワードの設定

「Set Supervisor Password」または「Set Power-On Password」にカーソルを合わせて【Enter】を押すと表示される設定画面で設定します。

  1. 「Set Supervisor Password」または「Set Power-On Password」にカーソルを合わせ、【Enter】を押す
  2. 「Enter New Password」欄に、パスワードを入力し、【Enter】を押す
  3. 「Confirm New Password」欄に、確認のために同じパスワードを入力し、【Enter】を押す
  4. 「Yes」にカーソルを合わせ【Enter】を押すか、「Yes」をクリックする
  5. 【Enter】を押すか、「Continue」をクリックする

    パワーオンパスワードを設定した場合、本機の起動時に設定したスーパバイザパスワードかパワーオンパスワードを入力する必要があります。

以上でスーパーバイザパスワードまたはパワーオンパスワードが設定されます。

設定したスーパーバイザパスワードまたはパワーオンパスワードを変更する場合は、下記の手順でおこなってください。

  1. 「Set Supervisor Password」または「Set Power-On Password」にカーソルを合わせ、【Enter】を押す
  2. 「Enter Old Password」欄に、現在のパスワードを入力し、【Enter】を押す
  3. 「Enter New Password」欄に、新しいパスワードを入力し、【Enter】を押す
  4. 「Confirm New Password」欄に、確認のために同じパスワードを入力し、【Enter】を押す
  5. 「Yes」にカーソルを合わせ【Enter】を押すか、「Yes」をクリックする
  6. 【Enter】を押すか、「Continue」をクリックする

    パワーオンパスワードは「Enter Old Password」にスーパバイザパスワードを入力しても変更が可能です。

スーパバイザパスワード、パワーオンパスワードの解除

「Set Supervisor Password」または「Set Power-On Password」にカーソルを合わせて【Enter】を押すと表示される設定画面で、スーパーバイザパスワードまたはパワーオンパスワードを解除します。

  1. 「Set Supervisor Password」または「Set Power-On Password」にカーソルを合わせ、【Enter】を押す
  2. 「Enter Old Password」欄に、現在のパスワードを入力し、【Enter】を押す
  3. 「Enter New Password」欄に、何も入力しないで、【Enter】を押す
  4. 「Confirm New Password」欄に、何も入力しないで、【Enter】を押す
  5. 「Yes」にカーソルを合わせ【Enter】を押すか、「Yes」をクリックする
  6. 【Enter】を押すか、「Continue」をクリックする
  • パスワードは半角128文字以内で、「¥」は使用できません。大文字と小文字は区別されます。
  • スーパバイザパスワードとパワーオンパスワードの両方を設定した状態で、パワーオンパスワードを入力してBIOSセットアップユーティリティを起動した場合、パスワードを解除することはできません。
  • スーパバイザパスワードとパワーオンパスワードの両方を設定した状態で、パワーオンパスワードを入力してBIOSセットアップユーティリティを起動した場合、設定可能な項目が制限されます。BIOSセットアップユーティリティを終了する場合は、【Esc】を押した後、表示される画面に従って本機を再起動してください。
  • スーパバイザパスワード、パワーオンパスワードを設定する場合は、パスワードやパスワードの解除方法を忘れたときのために、事前にこの「「Security」メニュー」を印刷しておくことをおすすめします。
  • 無断でパスワードが解除されることを防ぐために、筐体ロック/盗難防止用ロックを使用することをおすすめします。
  • ご購入元、またはNECに本機の修理を依頼される際は、設定したパスワードは解除、および無効にしておいてください。
  • パスワードを3度間違えると、入力ができなくなります。一旦電源を切ってから、正しいパスワードを入力してください。

NECのお問い合わせ先について→「困ったら見る」-「NECのサービス&サポート」-「NECのサポート窓口一覧

Hard Disk Password

ハードディスクパスワードの設定を変更する場合は、本機の電源が切れている状態からBIOSセットアップユーティリティを起動し、設定をおこなってください。

設定項目設定内容説明
M.2 Drive 1 PasswordDisabled
Single Password
Dual Password (Admin+User)

M.2 NVMe PortまたはPCI Expressに接続された内蔵ストレージのパスワードを設定します。内蔵ストレージのパスワードを設定すると電源を入れたときに内蔵ストレージのパスワードの入力が必要になります。

「Single Password」を選ぶと1つのパスワードを設定します。「Dual Password (Admin+User)」を選ぶと2つのパスワードを設定します。

内蔵ストレージが接続されていない場合は、設定項目が表示されません。

M.2 Drive 2 PasswordDisabled
Single Password
Dual Password (Admin+User)
PCIe Drive 1 PasswordDisabled
Single Password
Dual Password (Admin+User)
Require HDP on System BootAuto
Power On
No

起動時や再起動時にハードディスクパスワードの入力を必要とするかどうかを設定します。

「Auto」に設定すると、電源が切れている状態から本体を起動する場合や、休止状態または再起動から復帰する場合に、ハードディスクパスワードの入力が必要になります。

「Power On」に設定すると、電源オフの状態から本体を起動する場合に、ハードディスクパスワードの入力が必要になります。

「No」に設定すると、ハードディスクパスワードの入力を必要としません。

Block SID AuthenticationEnabled
Disabled
「Disabled」に設定すると、次回の起動時に限り、SID 認証をブロックしません。
Security Erase HDD Data
 Erase M.2 Drive 1 Data(パスワード)

内蔵ストレージのセキュリティ機能でM.2 NVMe PortまたはPCI Expressに接続されている内蔵ストレージのデータとパスワードを消去します。

実行時にはハードディスクパスワードが求められます。あらかじめハードディスクパスワードを設定しておいてください。

内蔵ストレージが接続されていない場合は、表示されません。詳しくは、「Security Erase HDD Data」をご覧ください。

消去したデータを復旧することは出来ませんので、実行時には十分ご注意下さい。

 Erase M.2 Drive 2 Data(パスワード)
 Erase PCIe Drive 1 Data(パスワード)

ハードディスクパスワードの設定

設定するパスワードの項目(「M.2 Drive 1 Password」など)に合わせて【Enter】を押すと表示される設定画面で設定します。

ハードディスクパスワードを設定した場合、「Require HDP on System Boot」を「No」以外に設定時のみ、本機の起動時に設定したハードディスクパスワードを入力する必要があります。

ハードディスクパスワードの解除

ハードディスクパスワードを解除するパスワードの項目(「M.2 Drive 1 Password」など)にカーソルを合わせ【Enter】を押すと表示される設定画面でおこないます。

「Dual Password (Admin+User)」が設定されている場合、パスワードを解除するには、ハードディスクマスタパスワードを解除してください。ハードディスクマスタパスワードを解除すると、ハードディスクユーザパスワードも解除されます。ハードディスクユーザパスワードのみを解除することはできません。

Security Erase HDD Data

接続されている内蔵ストレージのデータとハードディスクパスワードを消去します。

  • 消去したデータを復旧することは出来ません。実行時には十分ご注意下さい。
  • 実行中は電源を切らないでください。
  • 実行時にはハードディスクマスタパスワードが求められます。あらかじめハードディスクパスワードを設定しておいてください。
  • OSが入っている内蔵ストレージのデータを消去した場合、再度Windowsを使用するためには、本機を再セットアップする必要があります。
  • UEFI起動可能な周辺機器を取り外してから操作してください。

再セットアップについて→「再セットアップする

  1. 電源を入れる
  2. 表示されたメッセージを確認し、ハードディスクパスワードを入力し、「Yes」を選択して、【Enter】を押す

    「Dual Password (Admin+User)」を設定している場合は、ハードディスクマスタパスワードを入力してください。

  3. すぐに【F2】を数回押す

    BIOSセットアップユーティリティが表示されます。

  4. 「Security」メニューの「Hard Disk Password」を選択し、【Enter】を押す
  5. 「Security Erase HDD Data」を選択し、【Enter】を押す
  6. 消去する内蔵ストレージを選択し、【Enter】を押す
  7. 表示されたメッセージを確認し、「Yes」を選択して、【Enter】を押す
  8. ハードディスクパスワードを入力し、【Enter】を押す

    「Dual Password (Admin+User)」を 設定している場合は、ハードディスクマスタパスワードを入力してください。

  9. 「Yes」にカーソルを合わせ【Enter】を押すか、「Yes」をクリックする

    内蔵ストレージのデータの消去が始まります。

  10. 「System will reset to make changes take effect.」と表示されたら、【Enter】を押すか、「Continue」をクリックする 

    本機が自動的に再起動します。以降は、表示された画面に従って操作してください。

以上で、Security Erase HDD Dataの手順は完了です。

Password Policies

設定項目設定内容説明
BIOS Password At Sysetm BootYes
No
電源が切れている状態および休止状態から起動するときに、パスワードの入力を必要とするかどうかを設定します。
BIOS Password At RebootYes
No

再起動時にパスワードの入力を必要とするかどうかを設定します。

「No」に設定すると、再起動時はパスワードの入力は不要です。

BIOS Password At Boot Device List※1Yes
No
「Yes」に設定すると、【F12】で「Startup Device Menu」を表示させる場合に、スーパバイザパスワードの入力が必要になります。
Require SVP when FlashingYes
No
「Yes」に設定すると、BIOSアップデート時にスーパバイザパスワードが必要です。
POP Changeable by User※2Yes
No

パワーオンパスワードの変更権限を設定します。

「No」に設定すると、パワーオンパスワードでBIOSセットアップユーティリティを起動した場合、パワーオンパスワードが変更できません。

Password Count Exceeded ErrorEnabled
Disabled
「Disabled」に設定すると、起動時にスーパバイザパスワードを一定数間違えた場合、エラーメッセージを表示しません。

TCG Feature Setup

設定項目設定内容説明
TCG Security Device StateTCGセキュリティデバイスの状態を表示します。
 Security Chip 2.0Enabled
Disabled
セキュリティチップ機能の有効/無効を設定します。
 Clear TCG Security Feature※1Yes
No
「Yes」に設定すると、次回起動時にセキュリティチップを初期化します。
 Physical Presence for Clear※2Enabled
Disabled

セキュリティチップの初期化をする場合に、確認メッセージを表示するかを設定します。

「Enabled」に設定した場合、初期化を要求されたときに確認メッセージが表示されます。

System Event Log

設定項目設定内容説明
View System Event Log本項目にカーソルを合わせて【Enter】を押すと、システムのイベントログが表示されます。
Clear System Event Log本項目にカーソルを合わせて【Enter】を押すと、警告メッセージが表示されます。「Yes」を選択して【Enter】を押すと、システムのイベントログが消去されます。

Secure Boot

設定項目設定内容説明
System ModeSystem Modeの状態が表示されます。
Secure BootEnabled
Disabled
Secure Boot機能の有効/無効を設定します。通常は「Enabled」に設定してください。
Restore Factory Keys本項目にカーソルを合わせて【Enter】を押し、表示される画面にしたがって操作すると、工場出荷時のKeyがインストールされ、「Deployed Mode」になります。
Reset Platform to Setup Mode※1本項目にカーソルを合わせて【Enter】を押し、表示される画面にしたがって操作すると、インストールされているKeyをクリアし、「Setup Mode」にします。
Enter Audit Mode※2本項目にカーソルを合わせて【Enter】を押し、表示される画面にしたがって操作すると、インストールされているPlatform Key (PK)をクリアし、「Audit Mode」にします。
Enter Deployed Mode※3本項目にカーソルを合わせて【Enter】を押し、表示される画面にしたがって操作すると、「Deployed Mode」になります。
Exit Deployed Mode※4本項目にカーソルを合わせて【Enter】を押し、表示される画面にしたがって操作すると、「User Mode」になります。
Allow Microsoft 3rd Party UEFI CAEnabled
Disabled

「Disabled」に設定すると、Microsoft3rd Party UEFI CAが無効になります。

Key Management

Secure BootのKeyデータベースの操作をおこなう項目です。知識のない方は操作しないでください。

設定については、「Key Management」をご覧ください。

Key Management

Secure BootのKeyデータベースの操作をおこなう項目です。Secure BootのKeyデータベースの操作をおこなう必要のない方は、操作しないでください。

設定項目設定内容説明
Platform Key (PK)EnterSecure BootのKeyデータベースの操作をおこないます。
Key Exchange Keys (KEK)
Authorized Signatures (db)
Forbidden Signatures (dbx)