セキュリティチップ ユーティリティの使い方
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セキュリティチップ ユーティリティの起動
セキュリティチップ ユーティリティを使うと、ファイルとフォルダの暗号化(EFS)機能、Personal Secure Drive(PSD)機能のほか、ユーザーの管理や暗号キー、証明書の発行や移行、復元などができます。
セキュリティチップ ユーティリティには、管理者特権がある状態と管理者特権のない状態があり、それぞれ次の手順で起動します。
●管理者特権のある状態で起動する場合
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- 管理者特権のある状態でセキュリティチップ ユーティリティを起動するには、Windowsに管理者(Administrator)権限を持つユーザーでログオンしてください。標準ユーザーのアカウントでは、管理者特権のある状態でセキュリティチップ ユーティリティを起動することはできません。
- 手順の途中で「ユーザー アカウント制御」画面が表示された場合は、画面の表示を確認し操作してください。
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- 通知領域から起動する場合
- タスクバーの通知領域の
を右クリックし、表示されたメニューから「
Security Platformを管理する」をクリック
「Infineon Security Platform 設定ツール」ウィンドウが表示されます。
「Infineon Security Platform 設定ツール」の左側に「管理者: 」と表示されます。
- 「スタート」メニューから起動する場合
- 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」をクリック
- 「Infineon Security Platform ソリューション」→「Security Platform の管理」を右クリック
- 表示されたメニューから「
管理者として実行」をクリック
「Infineon Security Platform 設定ツール」ウィンドウが表示されます。
「Infineon Security Platform 設定ツール」の左側に「管理者: 」と表示されます。

●管理者特権のない状態で起動する場合
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管理者特権のない状態でセキュリティチップ ユーティリティを起動した場合、設定可能な項目が制限されます。 |
- 「スタート」メニューから起動する場合
- 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」をクリック
- 「Infineon Security Platform ソリューション」→「Security Platform の管理」をクリック
「Infineon Security Platform 設定ツール」ウィンドウが表示されます。
- 通知領域から起動する場合
- タスクバーの通知領域の
を右クリックし、表示されたメニューから「Security Platform を管理する」をクリック
「Infineon Security Platform 設定ツール」ウィンドウが表示されます。
- 「コントロール パネル」から起動する場合
- 「スタート」ボタン→「コントロール パネル」をクリック
- 「セキュリティ」をクリックし、「Infineon Security Platform」をクリック
「Infineon Security Platform 設定ツール」ウィンドウが表示されます。
タブの機能、パスワードリセット
■タブの機能
「Infineon Security Platform 設定ツール」ウィンドウ右下の「ヘルプ」ボタンをクリックすると、表示されているタブごとに設定できる機能や、関連した機能について説明しているオンラインヘルプが起動します。
それぞれのタブにあるボタンや機能について詳しくは、オンラインヘルプをご覧ください。
- 「全般」タブ
セキュリティチップの状態や、Infineon Security Platform 設定ツールのバージョンや設定内容を確認することができます。
- 「ユーザー設定」タブ
基本ユーザーのパスワード変更や、Security Platformの機能を設定できます。
- 「バックアップ」タブ
自動システムバックアップの設定や、システムバックアップからの復元、ユーザーごとの手動バックアップと復元を行うことができます。
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管理者特権のない状態では、現在のユーザーの手動バックアップと復元のみ利用可能です。 |
- 「移行」タブ
Infineon Security Platform 設定ツールで設定した暗号キーや証明書を、他のセキュリティチップ搭載コンピュータでも利用できるように移行や認証を行うことができます。
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- 管理者特権のない状態では、Security Platformの情報の保存と移行の承認は行えません。
- 暗号キーや証明書の移行ができるのは、Windows Vista Businessをインストールしたコンピュータ同士のみです。
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- 「パスワードリセット」タブ
各ユーザーのパスワードリセットトークンの作成や、パスワードのリセットを行うことができます。
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管理者特権のない状態では、現在のユーザーに対しての、パスワードリセットの有効化とパスワードリセットのみ行えます。 |
- 「アドバンス」タブ
Infineon Security Platform 設定ツールの所有者パスワードの変更や、各機能の設定の変更ができます。また、セキュリティポリシーの設定を変更することができます。
セキュリティポリシーを設定することで、利用可能な機能や設定を制限できます。
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「アドバンス」タブは管理者特権がある場合のみ表示されます。管理者特権のない状態では設定できません。 |
■パスワードのリセット
基本ユーザー パスワードを忘れてしまった場合、次の手順で基本ユーザー パスワードをリセットすることができます。
ここでは、管理者に「Administrator」、一般ユーザーに「User1」がセットアップされている場合を例として説明します。
- 「Administrator」としてログオンする
- 管理者特権のある状態で「Infineon Security Platform 設定ツール」を起動する
- 「パスワードリセット」タブをクリックし、「基本ユーザーパスワードのリセット」-「管理タスク」にある「準備」ボタンをクリック
「Infineon Security Platformパスワードリセットウィザード」が起動します。
- パスワードをリセットするユーザーを選択する
「User1」を選択します。
- 「次へ」ボタンをクリック
- 「リセットトークンの場所」欄にファイルを指定し、「パスワード」欄にこのファイルへのパスワードを入力する
- 「次へ」ボタンをクリック
リセット承認コードとチェックサムが表示されます。
- リセット承認コードおよびチェックサムをメモする、または「ファイルに保存」ボタンでファイルに保存する
デフォルト名は「SPPwdResetCode.xml」となります。
- 「次へ」ボタンをクリック
- 「完了」ボタンをクリック
ウィザードが終了します。
- 「閉じる」ボタンをクリック
- Windowsをログオフする
以上で管理者の作業は終了です。
続いてパスワードをリセットするユーザー「User1」が作業を行います。
- 「User1」でWindowsにログオンする
- 「Infineon Security Platform 設定ツール」を起動する
- 「パスワードリセット」タブをクリックし、「基本ユーザーパスワードのリセット」-「ユーザータスク」にある「リセット」ボタンをクリック
「Infineon Security Platformパスワードリセットウィザード」が起動します。
- 「ファイルを参照するか、あるいは個人シークレットを入力してください」欄にファイルを指定し、「ファイルを参照するか、リセット承認コードを直接入力してください」欄に管理者から渡されたコードを直接入力する、または、「ファイルから取得」をクリックして、手順8で管理者が作成したファイルを指定して入力する
- 「次へ」ボタンをクリック
- 新しいパスワードを「パスワード」欄と「パスワードの確認入力」欄に入力し、「次へ」ボタンをクリック
「設定を確認してください」と表示されます。
- 「次へ」ボタンをクリック
基本ユーザーパスワードがリセットされます。
- 「完了」ボタンをクリック
ウィザードが終了します。
- 「閉じる」ボタンをクリック
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管理者ユーザーのパスワードリセット機能はサポートしておりません。 |