ハードディスク
ハードディスクとはWindowsやアプリケーションなどのソフトウェアや、作成したデータを磁気的に記録して、読み出すための装置です。
ハードディスク使用上の注意
領域の確保とフォーマット
FAT32ファイルシステムの利用
セカンドハードディスクを使う
ハードディスクのメンテナンス
ハードディスク使用上の注意
ハードディスクは、非常に精密に作られています。特に、データの読み書き中(アクセスランプの点灯中)には、少しの衝撃が故障の原因になる場合がありますので注意してください。
ハードディスクが故障すると、大切なデータが一瞬にして使えなくなってしまうことがあります。特に、自分で作成したデータなどは、再セットアップしても元どおりにはできません。大切なデータは、フロッピーディスクやCD-R、CD-RWなどの、ハードディスク以外の媒体に定期的にバックアップ(コピー)をとっておくことをおすすめします。
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領域の確保とフォーマット
ハードディスクの領域を削除した場合などには、ハードディスクの領域の確保とフォーマットが必要です。
Windows XP/Windows 2000の場合
ここでは、ハードディスクの拡張パーティションの作成と論理ドライブの作成について説明します。プライマリパーティションの作成方法などについては、「ディスクの管理」のヘルプをご覧ください。
次の手順を行う
Windows XPの場合
「スタート」ボタン→「コントロール パネル」→「パフォーマンスとメンテナンス」→「管理ツール」をクリックする
Windows 2000の場合
「スタート」ボタン→「設定」→「コントロール パネル」をクリックし、「管理ツール」アイコンをダブルクリックする
「管理ツール」ウィンドウが表示されます。
「コンピュータの管理」アイコンをダブルクリックする
「コンピュータの管理」ウィンドウが表示されます。
画面左側にあるコンソール ツリーの中の「ディスクの管理」をクリックする
表示された画面で、ハードディスクの容量や領域、ファイルシステムを確認してください。
画面右下に表示されている「未割り当て」を選んで右クリックする
ハードディスクに未割り当ての部分がない場合は表示されません。すでに使用しているドライブのパーティションの削除などについては、「コンピュータの管理」のヘルプをご覧ください。
表示されたメニューから次の項目をクリックする
Windows XPの場合
「新しいパーティション」
Windows 2000の場合
「パーティションの作成」
「新しいパーティション ウィザード」ウィンドウまたは「パーティションの作成ウィザード」ウィンドウが表示されます。
「次へ」ボタンをクリックする
「拡張パーティション」の
をクリックして
にし、「次へ」ボタンをクリックする
拡張パーティションとして使用できる最小サイズと最大サイズが表示されます。
作成する拡張パーティションのサイズを入力して「次へ」ボタンをクリックする
「完了」ボタンをクリックする
指定されたサイズのパーティションが作成されます。
ハードディスクの未割り当て領域がなくなるまで手順4〜9をくりかえし、すべての領域を割り当ててください。割り当てられた領域は、「ディスクの管理」ウィンドウでは「空き領域」と表示されます。続いてフォーマットを行います。
画面右下に表示されている「空き領域」を選んで右クリックする
すでに使用しているドライブをフォーマットすると、そのドライブに保存していたデータがすべて消えてしまいます。フォーマットする際は、十分注意してください。
表示されたメニューから次の項目をクリックする
Windows XPの場合
「新しい論理ドライブ」
Windows 2000の場合
「論理ドライブの作成」
「新しいパーティション ウィザード」ウィンドウまたは「パーティションの作成ウィザード」ウィンドウが表示されます。
「次へ」ボタンをクリックする
「次へ」ボタンをクリックする
論理ドライブとして使用できる最小サイズと最大サイズが表示されます。
作成する論理ドライブのサイズを入力し、「次へ」ボタンをクリックする
表示されたドライブ文字の割り当てを確認して「次へ」ボタンをクリックする
「パーティションのフォーマット」が表示されます。
フォーマットの設定を確認して「次へ」ボタンをクリックする
必要に応じてフォーマットの設定を変更してください。
フォーマットがはじまります。
「完了」ボタンをクリックする
複数のドライブをフォーマットしたい場合は、手順10〜17をくりかえしてください。
Windows 2000の場合、新たにパーティションの作成を行った後、「コンピュータの管理」ウィンドウを閉じると「ワトソン博士」のエラーメッセージが表示される場合がありますが、新たなパーティションは使用できます。
「パーティションの作成ウィザード」の項目を入力し、「完了」ボタンをクリックすると、新しいパーティションの作成後、「ボリュームは開かれているか、または使用中です。要求を完了できません。」というようなメッセージが表示される場合があります。この場合は、以下の手順でパーティションの初期化を行ってください。
新たに作成したパーティションを右クリックし、「フォーマット」をクリックする
項目を設定し、「OK」ボタンをクリックする
「OK」ボタンをクリックする
Windows Me/Windows 98の場合
◆領域の確保
「MS-DOSプロンプト」ウィンドウでFDISKと入力し【Enter】を押す
「大容量ディスクのサポートを使用可能にしますか(Y/N)」と表示されたら「Y」を選んで【Enter】を押す
「FDISKオプション」ウィンドウが表示されます。
FAT32ファイルシステムで領域を作成します。より効率よく大容量ハードディスクを利用することができます。
FAT32について詳しくは、「
FAT32ファイルシステムの利用
」をご覧ください。
Nを入力した場合は、FAT16ファイルシステムで領域を作成します。
最大2Gバイトまでの容量をひとつのドライブとして扱えます。
【1】を入力し、【Enter】を押す
領域を作成する画面が表示されます。
【2】を入力し、【Enter】を押す
「領域のサイズをMバイトか全体に対する割合(%)で入力してください.拡張MS-DOS領域を作ります」と表示されます。
確保される領域は入力した領域サイズより大きくなる場合があります。たとえば、FAT16で2,047Mバイトを取得しようとすると、2,052Mバイトなどの値になり、FAT16で取得できない場合があります。このような場合は、2,045Mバイトなど、2,047Mバイトより小さい値で入力してください。
【Enter】を押す
「拡張MS-DOS領域を作成しました.」と表示されます。
【Esc】を押す
「論理ドライブのサイズをMバイトか全体に対する割合(%)で入力してください」と表示されます。
サイズを入力して【Enter】を押す
「論理MS-DOSドライブを作成しました.ドライブ名は変更または追加されました」と表示されます。
拡張MS-DOS領域がなくなるまで手順7を繰り返し、すべての拡張MS-DOS領域を論理ドライブに割り当てる
「拡張MS-DOS領域の使用可能な領域はすべて論理ドライブに割り当てられています」と表示されます。
【Esc】を3回押す
「C:¥WINDOWS>」の表示に戻ります。
「EXIT」と入力し、【Enter】を押す
Windowsの画面に戻ります。
Windowsを再起動する
◆フォーマット
領域を確保したら、続いてハードディスクをフォーマットします。
すでに使用されているドライブをフォーマットすると、そのドライブに保存されていたデータがすべて消えてしまいます。フォーマットする際は、十分注意してください。
「マイコンピュータ」アイコンをダブルクリックする
新たに領域を確保したドライブをクリックする
「ファイル」メニューの「フォーマット」をクリックする
「フォーマット」ウィンドウが表示されます。
「通常のフォーマット」をクリックする
「開始」ボタンをクリックする
確認の画面が表示されます。
「OK」ボタンをクリックする
フォーマットがはじまります。
しばらくすると、フォーマットが終了してフォーマットの結果の画面が表示されます。
「閉じる」ボタンをクリックする
スキャンディスクの実行のメッセージとヘルプが表示されます。
スキャンディスクについて
「パソコンのメンテナンスと管理」の「ハードディスクのメンテナンス」の「
その他のメンテナンス
」
「OK」ボタンをクリックする
「フォーマット」の画面をクリックする
「閉じる」ボタンをクリックする
ヘルプの内容にしたがって、スキャンディスクを実行する
複数のドライブをフォーマットする場合は、手順2〜11の操作を繰り返してください。
Windows NT 4.0の場合
◆領域の確保とフォーマット
ディスクアドミニストレータによって、ハードディスクのパーティションと拡張パーティションの論理ドライブの作成、ボリュームのフォーマット、ボリュームラベル付けを行います。
プライマリパーティションの作成方法やドライブ文字の割り当てなどについては、ディスクアドミニストレータのヘルプをご覧ください。
「スタート」ボタン→「プログラム」→「管理ツール(共通)」→「ディスクアドミニストレータ」をクリックする
ディスクアドミニストレータが起動します。
ディスクの空き領域をクリックする
「パーティション」メニューの「拡張パーティションの作成」をクリックする
拡張パーティションとして使用できる最小サイズと最大サイズが表示されます。
作成する拡張パーティションのサイズを入力し、「OK」ボタンをクリックする
指定されたサイズのパーティションが作成されます。
確認メッセージが表示された場合は「はい」ボタンをクリックする
確保される領域は入力した領域サイズよりも大きくなる場合があります。たとえば、FAT16で2,047Mバイトを取得しようとすると、2,052Mバイトなどの値になり、FAT16で取得できない場合があります。このような場合は、2,047Mバイトより小さい値で入力してください。
作成する拡張パーティションの空き領域をクリックする
「パーティション」メニューの「作成」をクリックする
論理ドライブとして使用できる最小サイズと最大サイズが表示されます。
作成する論理ドライブのサイズを入力し、「OK」ボタンをクリックする
ドライブ文字が割り当てられ、「未フォーマット」と表示されます。
「パーティション」メニューの「今すぐ変更を反映」をクリックする
「ディスク構成を変更しました。変更結果を保存しますか?」というメッセージが表示されます。
「はい」ボタンをクリックする
新しいシステム修復ディスクを作成するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
「OK」ボタンをクリックする
新しく作成したパーティションをクリックする
「ツール」メニューの「フォーマット」をクリックする
「フォーマット」ウィンドウが表示されます。
ファイルシステムを選択してボリュームラベルを入力したら、「開始」ボタンをクリックする
ディスクのすべてのデータが消去されることを警告するメッセージが表示されます。
「OK」ボタンをクリックする
「フォーマットが完了しました。」というメッセージが表示されます。
「OK」ボタンをクリックする
「閉じる」ボタンをクリックする
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FAT32ファイルシステムの利用
FAT32を利用するには、「FDISK」コマンドを使用してFAT32ファイルシステムで領域を作成します。
また、Windows 98では「ドライブコンバータ(FAT32)」を利用することで、FAT16のドライブをFAT32に変換することもできます。
「ドライブコンバータ(FAT32)」について詳しくは、Windowsのヘルプをご覧ください。
「FDISK」コマンドでFAT32の領域を作成する
「MS-DOSプロンプト」画面でFDISKと入力し【Enter】を押す
【Y】を押して【Enter】を押す
領域を作成する
512Mバイト以上の領域を作成すると、その領域にはFAT32が適用されます。作成した領域が512Mバイトよりも小さい場合には自動的にFAT16が適用されます。
「FDISK」を終了し、Windowsを再起動する
作成したドライブをフォーマットする
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セカンドハードディスクを使う
添付または別売のセカンドハードディスクを取り付けると、ハードディスクの容量を増やすことができます。
セカンドハードディスクの領域の確保とフォーマット
セカンドハードディスクを使用する場合は、領域の確保とフォーマットを行う必要があります。以下の手順で領域の確保とフォーマットを行ってください。
◆Windows XP/Windows 2000の場合
「領域の確保とフォーマット」の「
Windows XP/Windows 2000の場合
」の手順で領域の確保とフォーマットを行ってください。
◆Windows Me/Windows 98の場合
「領域の確保とフォーマット」の「
Windows Me/Windows 98の場合
」の「領域の確保」の手順1〜2を行う
【5】を入力し、【Enter】を押す
領域を確保するハードディスクを選択して【Esc】を押す
「領域の確保とフォーマット」の「
Windows Me/Windows 98の場合
」の「領域の確保」の手順3〜11を行う
「領域の確保とフォーマット」の「
Windows Me/Windows 98の場合
」の「フォーマット」の手順にしたがってフォーマットを行う
◆Windows NT 4.0の場合
「領域の確保とフォーマット」の「
Windows NT 4.0の場合
」の手順で領域の確保とフォーマットを行ってください。
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ハードディスクのメンテナンス
本機には、ハードディスクの障害を検出したり、アクセス速度を保つためのメンテナンスソフトが組み込まれています。
ハードディスクに障害や断片化があった場合、可能な範囲で修復することができます。
ハードディスクのメンテナンスについて
「パソコンのメンテナンスと管理」の「
ハードディスクのメンテナンス
」
StandbyDiskを利用する(StandbyDiskモデルのみ)
StandbyDiskに対応したセカンドハードディスクをお使いの場合は、StandbyDiskを利用することができます。StandbyDiskは2台のハードディスクのうち、一方のハードディスクをバックアップ元とし、もう一方のハードディスクを待機ディスクとして使用することで、稼動中のハードディスクに障害が起きた場合に、待機ディスクからシステムを起動しシステムを復旧することができるアプリケーションです。
StandbyDiskについて詳しくは、「パソコンのメンテナンスと管理」の「ハードディスクのメンテナンス」の「
システムの復旧(StandbyDiskモデルのみ)
」をご覧ください。
StandbyDisk Soloを利用する(StandbyDisk Soloモデルのみ)
StandbyDisk Soloは、ハードティスク内にある第1パーティションの約半分をバックアップ先(以降待機領域)として使用します。稼動中のシステムに障害が起きた際、待機領域からシステムを起動しシステムを復旧することが可能です。
StandbyDisk Soloについて詳しくは、「パソコンのメンテナンスと管理」の「ハードディスクのメンテナンス」の「
待機領域からの起動方法(StandbyDisk Soloモデルのみ)
」をご覧ください。
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