赤外線通信機能
オールインワンノート(Aシリーズ/Dシリーズ(Windows NT 4.0を除く))のみ
赤外線通信とは、パソコンとパソコンの間をケーブルで接続せずに赤外線でデータの交換を行う通信方法です。本機では、IrDA規格に準拠した、通信速度4Mbpsまでの赤外線通信ができます。
赤外線通信を行うための準備
機器の配置について
赤外線通信を行う
赤外線通信を行うための準備
本機は購入時の状態では赤外線通信機能を利用できる状態になっていません。本機で赤外線通信機能を利用するには準備が必要です。以下の手順にしたがって設定を行ってください。
内蔵指紋センサモデルでは、BIOSセットアップユーティリティの「セキュリティ(Security )」メニューで「セキュリティモード(Security Mode)」の設定を、「パスワード(Password)」にしてから、以下の手順を行ってください。
内蔵指紋センサモデルでは、以下の設定を行うと、指紋認証の機能は自動的に利用できなくなります。赤外線通信機能と指紋認証機能を同時に利用することはできません。
BIOSセットアップユーティリティを起動する
BIOSセットアップユーティリティについて
『
活用ガイド PDF編
』PART4の「BIOSセットアップユーティリティの使い方」
「詳細(Advanced)」メニューで「周辺機器設定(I/O Device Configuration)」の「赤外線ポート(Infrared port)」を選択する
「自動(Auto)」を選択する
「赤外線ポート(Infrared port)」を「自動(Auto)」に設定すると、「モード(Mode)」が表示されます。「モード(Mode)」の設定値が「FIR」になっていることを確認してください。
【F10】を押す
「セットアップ確認」ウィンドウが表示されます。
「はい(Yes)」が選択されていることを確認して【Enter】を押す
バージョンの競合を確認する画面や「システム設定の変更」ウィンドウが表示された場合は、「はい」ボタンをクリックしてください。Windowsが再起動し、赤外線通信をするための準備が完了します。
赤外線モニタを使う(Windows 98のみ)
Windows 98には、赤外線通信の設定や監視を行う「赤外線モニタ」というプログラムがあります。必要に応じて設定を行ってください。
赤外線モニタの起動は、「スタート」ボタン→「設定」→「コントロール パネル」をクリックし、「赤外線モニタ」アイコンをダブルクリックして起動します。
「赤外線モニタ」の使い方については、「赤外線モニタ」のヘルプをご覧ください。
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機器の配置について
機器の配置のしかた
赤外線通信を行うときは、本機の赤外線通信ポートと通信相手機器の赤外線通信ポートが真正面に向き合うようにし、約1m以内の距離に配置してください。
機器を配置するときの注意
赤外線通信ポートは、汚したり傷つけたりしないでください。
通信する互いの機器の間に赤外光を遮るような物を置かないでください。
互いの機器を接触させないでください。
通信相手の赤外線が本機の赤外線通信ポートまで届かない場合や、通信相手機器の通信可能距離が本機よりも短い(本機の場合は約1m以内)場合は、通信相手の機器が本機の通信可能範囲にあっても通信できないことがあります。このような場合は、互いの赤外線通信ポートを真正面で向き合わせて、できる限り近くに置いてください。このとき、互いの機器が接触しないようにしてください。
◆次のような場合は通信可能距離が短くなってしまうことがあります
直射日光や蛍光灯の直下
互いの機器が正しく向き合っていない
他の赤外線通信機器やノイズを発生する機器の近くにある
本機の赤外線通信ポートの指向性(約15度程度)の範囲を越えている
◆次のような場合はうまく通信できないことがあります
通信相手機器がIrDA規格に準拠していない場合
異なる機器と接続した場合(相手の機器の性能に依存するため)
異なる機器との通信には、互いの機器間の通信に対応したソフトが必要です。
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赤外線通信を行う
赤外線通信を行うには、次の方法があります。
ワイヤレスリンク(Windows XP/Windows Me/Windows 2000)
赤外線転送(Windows 98)
ケーブル接続(Windows Me/Windows 98)
「ケーブル接続」「赤外線転送」を同時に使用することはできません。
ワイヤレスリンク(Windows XP/Windows Me/Windows 2000)
「ワイヤレスリンク」とは、赤外線通信が可能な2台のパソコン間でファイルの転送を行う機能です。
ワイヤレスリンクを使ったファイルの転送には次の方法があります。
◆「ワイヤレスリンク」ウィンドウを使う
画面右下の通知領域(タスクトレイ)にある
をダブルクリックする
「ワイヤレスリンク」ウィンドウが表示されます。
デスクトップに表示される「ファイルを別のコンピュータに送信」アイコン、または「ワイヤレスリンク」アイコンをダブルクリックしてウィンドウを開くこともできます。
送信するファイルを選択し、「送信」ボタンをクリックする
◆「送る」コマンドを使う
デスクトップやエクスプローラ、マイコンピュータなどで、送信するファイルを表示させる
送信するファイルを右クリックする
表示されたメニューから「送る」をクリックし、サブメニューから送り先をクリックする
Windows XPの場合
「近くのコンピュータ」
Windows Meの場合
「赤外線の受信者側」
Windows 2000の場合
「赤外線受信者」
◆ドラッグ&ドロップを使う
デスクトップやエクスプローラ、マイコンピュータなどで送信するファイルを表示させる
送信するファイルをデスクトップの「ファイルを別のコンピュータに送信」アイコン、または「ワイヤレスリンク」アイコンへドラッグ&ドロップする
画面右下の通知領域(タスクトレイ)やデスクトップにアイコンが表示されていない場合は、赤外線通信を行う相手の機器が通信範囲内に正しく配置されているか確認してください。
ワイヤレスリンクの使い方について詳しくは、「スタート」ボタン→「ヘルプとサポート」または「ヘルプ」をクリックすると表示されるWindowsのヘルプをご覧ください。
赤外線転送(Windows 98)
「赤外線転送」とは、Windows 98が起動している2台のパソコン間で、ファイルの転送を行う機能です。
「赤外線転送」を使ったファイルの転送には、次のような方法があります。
エクスプローラで送信するファイルを右クリックし、表示されたメニューから「送る」→「赤外線の受信側」をクリックする
エクスプローラで送信するファイルを選択し、「マイコンピュータ」ウィンドウにある「赤外線の受信側」にファイルをドラッグ&ドロップする
「マイ コンピュータ」ウィンドウにある「範囲内にある利用可能なデバイス」で送信先のパソコンを選択し、「ファイルの送信」ボタンをクリックして送信するファイルを選択する
ケーブル接続(Windows Me/Windows 98)
「ケーブル接続」とは、赤外線や通信ケーブルで他のコンピュータのネットワークや共有フォルダにアクセスする機能です。
ケーブル接続について詳しくは、「スタート」ボタン→「ヘルプ」をクリックして、ヘルプをご覧ください。
「ケーブル接続」で赤外線通信を行う場合は、「使用するポート」として仮想赤外線COMポートを指定してください。仮想赤外線COMポートは、「赤外線モニタ」の「オプション」タブで「アプリケーションでサポートしているポート」の部分に表示されています。
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