アンサーモードで回線接続 |
A |
アンサーモードで回線に接続し、通信状態になる。自動応答にしていない状態で、応答する場合に使用する。 |
コマンドの再実行 |
A/ |
直前に実行したコマンドを再実行する。このコマンドの前には「AT」は付けない。また、最後の も付けない。 |
ダイヤルの実行 |
D |
指定された電話番号にダイヤルし、接続する。
P |
パルスダイヤル(ダイヤル回線)。 |
T |
トーンダイヤル(プッシュ回線)。 |
W |
第2ダイヤルトーンを検出する
(DDXなどのダイヤルトーンを検出する)。
|
@ |
5秒間の無音時間を検出する。検出できない場合は「NO ANSWER」を返す。 |
, |
S8レジスタで指定された時間、ダイヤルを待つ。構内交換機、ゼロ発信などでダイヤルを待つ場合に使用する。 |
0〜9、*、# |
相手の電話番号をダイヤルする。ダイヤル番号を見やすくするために、スペース、「-」、「( )」、「[ ]」などが使用できる。なお、「*」、「#」はトーンダイヤルのみ使用できる。 |
; |
ダイヤル後コマンドモードに戻る。 |
! |
0.5秒間、回線をオンフック(回線断)する。 |
S=n |
&Znで登録した電話番号にダイヤルする。 |
L |
最後にかけたダイヤルにリダイヤルする。 |
|
コマンドエコー有無の設定☆ |
E |
DTE(パソコン側)から送られたコマンドのエコー(文字をそのまま送り返す)の有無を指定する。
E0 |
コマンドモード時DTEから入力したコマンド文字をDTEに返さない。 |
E1 |
コマンドモード時DTEから入力したコマンド文字をDTEに返す(初期値)。 |
|
回線の接続/切断 |
H |
H0 |
回線を切断(オンフック)する。 |
H1 |
回線を接続(オフフック)する。 |
|
識別コード表示 |
I |
モデムの識別コードを表示する。
I0 |
デフォルトスピード、コントローラF/Wバージョンの表示。 |
I3 |
I0と同じ。 |
|
モニタースピーカの動作設定☆ |
M |
内部モニタースピーカのON/OFFのタイミングを指定する。
M0 |
スピーカを常にOFFにする。 |
M1 |
キャリアを検出するまでONにする(初期値)。 |
M2 |
スピーカを常にONにする。 |
M3 |
ダイヤル終了からキャリア検出までONにする。 |
|
自動モードの設定☆
|
N
|
相手モデムとの通信速度決定の方法を指定する。
N0 |
相手モデムとの通信速度決定を自動で行わない。 |
N1 |
相手モデムとの通信速度決定を自動で行う。(初期値) |
|
オンラインモードに戻る |
O |
オンラインモード中にエスケープコマンド(+++)によってコマンドモードになったときに、再びオンラインモードに戻るために使用する。
O0 |
オンラインモードに戻る。 |
O1 |
トレーニングを再度実行して、オンラインモードに戻る。 |
O3 |
ネゴシエーション後にオンラインモードに戻る。 |
|
パルス回線(ダイヤル回線)モードの設定☆ |
P |
ダイヤルをパルスで行うモードに設定する。 |
リザルトコードの設定☆ |
Q |
リザルトコードをDTE(パソコン側)に返すか、返さないかのモードを指定する。
Q0 |
リザルトコードをパソコンに返す(初期値)。 |
Q1 |
リザルトコードをパソコンに返さない。 |
|
Sレジスタの読み出し |
Sr? |
Sレジスタの内容を読み出す。ATS0? でS0レジスタの内容を読み出す。 |
Sレジスタの設定
|
Sr=n
|
Sレジスタを設定する。
ATSr=n でrに設定したいレジスタの番号、nにレジスタの値を10進数で設定する。 |
ATS2=43 でS2レジスタに43(10進数)を設定する。 |
|
トーン回線(プッシュ回線)モードの設定☆ |
T |
ダイヤルをトーンで行うモードに設定する。 |
リザルトコードタイプの設定☆ |
V |
ATコマンドのリザルトコードの形式を指定する。
V0 |
リザルトコードを数字表示に設定する。 |
V1 |
リザルトコードを文字表示に設定する(初期値)。 |
|
接続リザルトコード拡張(エラー訂正)の設定 |
W |
モデム接続時のリザルトコードの拡張方法を指定する。
W0 |
接続時にDTEスピードのみを返す。(例 CONNECT 19200)
|
W1 |
接続時にエラー訂正プロトコル、DTEスピードの順に返す。 |
W2 |
接続時にエラー訂正プロトコル、DCEスピードの順に返す。 |
|
接続時のリザルトコードの設定☆ |
X |
モデム接続時のリザルトコードの拡張方法を指定する。
X0 |
拡張リザルトコード表示なし。ダイヤルトーン・話中音検出なし。 |
X1 |
拡張リザルトコード表示あり。ダイヤルトーン・話中音検出なし。 |
X2 |
拡張リザルトコード表示あり。ダイヤルトーン検出あり。話中音検出なし。 |
X3 |
拡張リザルトコード表示あり。ダイヤルトーン検出なし。話中音検出あり。 |
X4 |
拡張リザルトコード表示あり。ダイヤルトーン・話中音検出あり。 |
|
ブレーク信号の動作指定 |
Y |
ブレーク信号に関する動作を指定する。
Y0 |
ブレーク信号を受信しても、回線を切断しない。 |
|
モデムの初期化 |
Z |
モデムを不揮発性メモリの保存内容で初期化する。
Z0 |
不揮発性メモリのプロファイル0の保存内容で初期化する。 |
Z1 |
不揮発性メモリのプロファイル1の保存内容で初期化する。 |
※プロファイル0と1は同じプロファイルです。
|
キャリア検出信号(CD)の動作☆ |
&C |
CD信号(DCD)の動作を指定する。
&C0 |
CD信号を常にONにする。 |
&C1 |
CD信号はキャリアが検出されるとONになる(初期値)。 |
|
データ端末レディ☆ |
&D |
DTR信号がONからOFFに変化した場合の動作を指定する。
&D0 |
DTR信号は無視し、常にONとして扱う。 |
&D1 |
DTR信号がOFFになると、コマンドモードになる。 |
&D2 |
DTR信号がOFFになると、回線を切断しコマンドモードになる(初期値)。 |
&D3 |
DTR信号がOFFになると、回線を切断し初期化される(ATZコマンド実行状態になる)。 |
|
パラメータの初期化 |
&F |
各種パラメータを工場出荷時の設定に戻す。
|
ガードトーンの設定☆ |
&G |
モデムのガードトーンの有無を指定する。
&G0 |
ガードトーンなし(初期値)。 |
&G1 |
550Hzのガードトーンあり。 |
&G2 |
1800Hzのガードトーンあり。 |
|
DTEのフロー制御☆ |
&K |
DTE(パソコン側)のフロー制御(RTS/CTS,XON/XOFF)を指定する。
&K0 |
フロー制御しない。 |
&K3 |
RTS/CTSフロー制御をする(初期値)。 |
&K4 |
XON/XOFFフロー制御をする。 |
|
通信モードの設定 |
&M |
通信モードを指定する(&Qの一部コマンドと同様)。
|
ダイヤルパルススピードの設定☆ |
&P |
ダイヤルパルスのスピードを指定する。
&P1 |
ダイヤルパルスを10PPSにする(初期値)。 |
&P2 |
ダイヤルパルスを20PPSにする。 |
|
通信モードの設定☆ |
&Q |
通信モードを指定する。
&Q0 |
ダイレクト非同期モードで接続する。 |
&Q5 |
エラー訂正プロトコルで接続する(初期値)。 |
&Q6 |
ダイレクト非同期モードで接続する。 |
&Q8 |
MNPエラー訂正プロトコルで接続する。 |
&Q9 |
V.42またはMNPエラー訂正プロトコルで接続する。 |
|
データセットレディ(DSR)の制御☆ |
&S |
DSR信号の動作を指定する。
&S0 |
DSR信号は常にON(初期値)。 |
&S1 |
DSR信号が回線接続中にONになる。 |
|
モデムの設定状況の表示 |
&V |
コマンドおよびSレジスタの設定状況を表示する。 |
パラメータの書き込み |
&W |
現在の設定されている状態を、不揮発性メモリに書き込む。
&W0 |
不揮発性メモリのプロファイル0に書き込む。 |
※この値は、電源をオンしたとき、またはATZnコマンドで初期化したときに使われる。各々のコマンドを参照。
|
プロファイルの設定 |
&Y |
電源立ち上げ時のプロファイル読み込みを設定する。
|
電話番号の保存 |
&Z |
ATDS=(n)コマンドでダイヤルする場合の電話番号を指定する。
&Zn=XXXXXXX
n=0-3,XXXXは電話番号(40桁以下)
(例)
AT&Z2=03-1234-5678
ダイヤル番号バッファ2に指定の番号を保存する。
※電話番号として使用できるのは、ATDコマンドの電話番号のうち「;」「S=n」以外のコマンド。
|
データ圧縮の指定☆ |
%C |
データ圧縮の方法を指定する。
%C0 |
データ圧縮をしない。 |
%C1 |
V.42bis/MNP5のデータ圧縮を行う。 |
|
リトレーニング等の自動再実行☆ |
%E |
回線の状態を監視して、状態が変化した場合や悪い場合に、トレーニングシーケンスの再実行(リトレーニング)、回線速度を変更するかどうかの指定をする。
%E0 |
リトレーニングを自動で再実行しない。 |
%E2 |
リトレーニングを自動で再実行する。 |
※データエラーが多い場合のリトライ動作を指定するものではない。
|
最大ブロックサイズの設定 |
\A |
MNPで接続するときのブロックサイズを設定する。
\A0 |
最大ブロックサイズ64。 |
\A1 |
最大ブロックサイズ128。 |
\A2 |
最大ブロックサイズ192。 |
\A3 |
最大ブロックサイズ256。 |
|
ブレーク信号を送信 |
\B |
n×100msのブレーク信号を送信する。n=1〜9 |
ブレーク信号の動作 |
\K |
ブレーク信号を受けたときの動作を指定する。
・オンラインモード(V.42/ノーマルモード)時にパソコンからブレーク信号を受けた。
n=0 |
コマンドモードになる。相手モデムにはブレークを送らない。 |
n=1 |
データバッファを空にして、相手モデムにブレークを送る。 |
n=2 |
\K0と同じ。 |
n=3 |
バッファのデータより優先して相手モデムにブレークを送る。 |
n=4 |
\K0と同じ。 |
n=5 |
バッファのデータを送った後で、相手モデムにブレークを送る。 |
・オンラインコマンドモード時にパソコンから\Bコマンドによるブレークを受けた。
n=0 |
データバッファを空にして、相手モデムにブレークを送る。 |
n=1 |
\K0と同じ。 |
n=2 |
バッファのデータより優先して相手モデムにブレークを送る。 |
n=3 |
\K2と同じ。 |
n=4 |
バッファのデータを送った後で、相手モデムにブレークを送る。 |
n=5 |
\K4と同じ。 |
・オンラインモード(V.42/ノーマルモード)時に相手モデムからブレークを受けた。
n=0 |
データバッファを空にして、パソコンにブレークを送る。 |
n=1 |
\K0と同じ。 |
n=2 |
バッファのデータより優先してパソコンにブレークを送る。 |
n=3 |
\K2と同じ。 |
n=4 |
バッファのデータを送った後で、パソコンにブレークを送る。 |
n=5 |
\K4と同じ。 |
|
通信モードの設定☆ |
\N |
エラー訂正プロトコルの動作を設定する。
\N0 |
ノーマルモードで通信する。V.42、MNPは使用しない。 |
\N1 |
ダイレクトモードで通信する。 |
\N2 |
MNPモードで接続する。
相手モデムがMNPモードでない場合は接続しない。
|
\N3 |
V.42、MNPモードで接続する(初期値)。
相手モデムがV.42、MNPでない場合は、ノーマルモードで接続する。
|
\N4 |
V.42モードで接続できる。
相手モデムがV.42でない場合は、接続しない。
|
\N5 |
\N3と同じ。 |
\N7 |
\N3と同じ。 |
※V.42、MNPの場合は、V.42-MNPの順に相手モデムとの接続を試す。
&M、&Qコマンドも参照。
|
DTEのフロー制御☆ |
\Q |
DTE(パソコン側)のフロー制御(RTS/CTS,XON/XOFF)を指定する。
\Q0 |
フロー制御をしない。 |
\Q1 |
XON/XOFFフロー制御をする。 |
\Q3 |
RTS/CTSフロー制御を行う。 |
※&Kコマンドを参照。
|
拡張リザルトコードの指定☆ |
\V |
拡張リザルトコードを指定する。
\V0 |
拡張リザルトコードを使用しない。 |
\V1 |
拡張コードにエラー訂正の表示をする。 |
\V2 |
\V1と同じ。 |
|
V.90のイネーブル/ディセーブルと下り通信速度の設定 |
-V90= |
-V90=0 |
V.90のディセーブル |
-V90=1 |
相手モデムとの通信速度決定を自動で行う(初期値)。 |
-V90=2 |
通信速度を28000bpsに設定する。 |
-V90=3 |
通信速度を29333bpsに設定する。 |
-V90=4 |
通信速度を30666bpsに設定する。 |
-V90=5 |
通信速度を32000bpsに設定する。 |
-V90=6 |
通信速度を33333bpsに設定する。 |
-V90=7 |
通信速度を34666bpsに設定する。 |
-V90=8 |
通信速度を36000bpsに設定する。 |
-V90=9 |
通信速度を37333bpsに設定する。 |
-V90=10 |
通信速度を38666bpsに設定する。 |
-V90=11 |
通信速度を40000bpsに設定する。 |
-V90=12 |
通信速度を41333bpsに設定する。 |
-V90=13 |
通信速度を42666bpsに設定する。 |
-V90=14 |
通信速度を44000bpsに設定する。 |
-V90=15 |
通信速度を45333bpsに設定する。 |
-V90=16 |
通信速度を46666bpsに設定する。 |
-V90=17 |
通信速度を48000bpsに設定する。 |
-V90=18 |
通信速度を49333bpsに設定する。 |
-V90=19 |
通信速度を50666bpsに設定する。 |
-V90=20 |
通信速度を52000bpsに設定する。 |
-V90=21 |
通信速度を53333bpsに設定する。 |
-V90? |
現在の設定値を表示する。 |
-V90=? |
設定値の範囲(0〜21)を表示する。 |
|
変調方式の指定 |
+MS |
+MS= |
(変調方式)、(自動モード)、(最低スピード)、(最高スピード) |
※2番目以降のパラメータは省略可能(途中の省略は不可)。
相手モデムとの通信方式、手順、スピード等を指定する。
(変調方式):
V21 |
: |
V.21 |
300bpsで接続される。 |
V22 |
: |
V.22 |
1200bpsで接続される。 |
V22B |
: |
V.22bis |
2400/1200bpsで接続される。 |
V32 |
: |
V.32 |
9600/4800bpsで接続される。 |
V32B |
: |
V.32bis |
14400〜4800bpsで接続される。 |
V34 |
: |
V.34 |
33600〜2400bpsで接続される。 |
V90 |
: |
V.90 |
56000〜28000(受信)、33600〜2400(送信)bpsで接続される。 |
(自動モード):接続時の自動ネゴシエーションの指定を行う。
0 |
: |
自動モード(V.8)を使用しない。 |
1 |
: |
自動モード(V.8)を使用する。 |
(最低スピード):
300、600、1200、2400、4800、7200、9600、12000、14400、16800、19200、21600、24000、26400、28000、28800、29333、30666、31200、32000、33333、33600、34666、36000、37333、38666、40000、41333、42666、44000、45333、46666、48000、49333、50666、52000、53333、54666、56000
(最高スピード):
300、600、1200、2400、4800、7200、9600、12000、14400、16800、19200、21600、24000、26400、28000、28800、29333、30666、31200、32000、33333、33600、34666、36000、37333、38666、40000、41333、42666、44000、45333、46666、48000、49333、50666、52000、53333、54666、56000
|
エスケープ |
+++ |
オンラインモードのとき、パソコンから前後1秒間(S12レジスタで設定可能)の時間をあけて、「+++」のコマンドが入力されると、回線を切断することなく、コマンドモードに移る。
「+++」の前後に他の文字が入力されるとエスケープコマンドと判断されないので 等は入力しないこと。
|