無線LANの設定を行う

使用するユーティリティの切り替え
Windows XP標準のユーティリティを使う
Broadcom ワイヤレスユーティリティを使う

本機の無線LAN（IEEE802.11n Draft 2.0、IEEE802.11a/b/g）でWindows XP標準のユーティリティでサポートしていない認証機能（LEAPなど）をご利用になる場合は、Broadcom ワイヤレスユーティリティを使用してください。
セキュリティ設定や周辺の無線環境によっては、接続までに時間がかかる場合や、通信速度が低下する場合があります。
工場出荷時の状態では、接続先にあわせて5GHzか2.4GHzが自動的に選択されます。
ネットワーク上でファイルやフォルダを共有する場合は、アクセス権を設定してください。

使用するユーティリティの切り替え

本機では、Windows XP標準のユーティリティとBroadcom ワイヤレスユーティリティが使用できます。使用するユーティリティの切り替えは、次の手順で行います。

工場出荷時の状態では、Broadcom ワイヤレスユーティリティはインストールされていません。

●Windows XP標準のユーティリティを使用する場合

「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「Broadcom Wireless」→「Broadcom ワイヤレスユーティリティ」をクリック
「Broadcom ワイヤレスユーティリティ」が表示されます。

「ワイヤレスネットワーク」タブをクリック
「このツールでワイヤレスネットワークを管理する」のチェックを外す
「OK」ボタンをクリック

●Broadcom ワイヤレスユーティリティを使用する場合

「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「Broadcom Wireless」→「Broadcom ワイヤレスユーティリティ」をクリック
「Broadcom ワイヤレスユーティリティ」が表示されます。

「ワイヤレスネットワーク」タブをクリック
「このツールでワイヤレスネットワークを管理する」にチェックを付ける
「OK」ボタンをクリック

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Windows XP標準のユーティリティを使う

無線LANの設定をする

接続する機器によって、設定手順が異なります。お使いの環境にあわせて設定を行ってください。

●ネットワーク名（SSID）を通知するアクセスポイントに接続する場合

無線LAN機能がオンになっていることを確認する
無線LAN機能がオフになっている場合は、「無線LAN機能のオン／オフ」をご覧になり、無線LAN機能をオンにしてください。

「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「通信」→「ネットワーク接続」をクリック
「ネットワーク接続」ウィンドウが表示されます。

「ワイヤレスネットワーク接続」を右クリックして、「プロパティ」をクリック
「ワイヤレスネットワーク接続のプロパティ」ウィンドウが表示されます。

「ワイヤレスネットワーク」タブをクリック
「Windows でワイヤレスネットワークの設定を構成する」にチェックが付いていることを確認してください。

「利用可能なネットワーク」欄から「ワイヤレスネットワークの表示」ボタンをクリック
「ワイヤレスネットワーク接続」が表示されます。

ワイヤレスネットワークの選択の一覧から、接続する無線LANアクセスポイントを選択し、「接続」ボタンをクリック

選択したアクセスポイントに間違いがないか、SSID（ネットワーク名）を確認してください。
ワイヤレスネットワークの選択の一覧に接続するSSIDが表示されない場合は、「ネットワークの一覧を最新の情報に更新」ボタンをクリックしてください。
それでもネットワーク名が表示されない場合は、アクセスポイントがネットワーク名を通知しない設定になっている場合があります。アクセスポイントの設定を確認し、「SSID（ネットワーク名）を通知しないアクセスポイントに接続する場合、またはコンピュータ同士（adhoc）で接続する場合」の手順で設定を行ってください。

ネットワークキー（暗号キー）の設定をする
データの暗号化を行う場合、本機のネットワークキー（暗号キー）を、通信を行うアクセスポイント（親機）のネットワークキー（暗号キー）と同じに設定します。

WEPの場合
キーの長さが長い（ビット数が大きい）ほど、通信内容の解読がされにくくなり、安全性が高くなります。

入力形式	長さ	キーに使用する文字	説明
ASCIIテキスト	64bit	半角英数字で5文字	相手の機器が64bit暗号キーに対応している場合に使えます。64bitのうち40bitをユーザーが指定し、24bitはシステムが設定します。
16進数	64bit	16進数（0～9、A～Fの半角英数字で10桁）
ASCIIテキスト	128bit	半角英数字で13文字	相手の機器が128bit暗号キーに対応している場合に使えます。128bitのうち104bitをユーザーが指定し、24bitはシステムが設定します。
16進数	128bit	16進数（0～9、A～Fの半角英数字で26桁）

ASCII入力の場合、アルファベットの大文字と小文字は区別されます。16進数入力の場合、アルファベットの大文字と小文字は区別されません。

WPA-PSK（TKIP、AES）またはWPA2-PSK（AES）の場合
8文字以上63文字以下の半角英数字を、キーワードとして入力できます。
入力されたキーワードを元にして、一定時間ごとにキー自体が自動更新されるため、WEPよりも安全性が高くなります。

WPA-PSKやWPA2-PSKによる暗号化を使用するには、接続する相手の機器も同じセキュリティ機能に対応している必要があります。
WPA2-PSK選択時、ネットワークキーの入力欄がグレーアウトし、ネットワークキーが入力できない場合があります。その場合は、一度、ネットワーク認証で「WPA-PSK」を選択し、再度「WPA2-PSK」を選択してください。

「接続」ボタンをクリック
「ワイヤレスネットワークの選択」欄の接続したネットワーク名（SSID）に「接続」が表示されます。
しばらくすると、画面右下の通知領域に「ワイヤレスネットワーク接続に接続しました」と表示されます。

●SSID（ネットワーク名）を通知しないアクセスポイントに接続する場合、またはコンピュータ同士（adhoc）で接続する場合

無線LAN機能がオンになっていることを確認する
無線LAN機能がオフになっている場合は、「無線LAN機能のオン／オフ」をご覧になり、無線LAN機能をオンにしてください。

「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「通信」→「ネットワーク接続」をクリック
「ネットワーク接続」ウィンドウが表示されます。

「ワイヤレスネットワーク接続」を右クリックして、「プロパティ」をクリック
「ワイヤレスネットワーク接続のプロパティ」ウィンドウが表示されます。

「ワイヤレスネットワーク」タブをクリック
「Windows でワイヤレスネットワークの設定を構成する」にチェックが付いていることを確認してください。

「優先ネットワーク」欄の「追加」ボタンをクリック
「ワイヤレスネットワークのプロパティ」ウィンドウが表示されます。

「ネットワーク名」欄に、SSID（ネットワーク名）を入力する

ネットワーク名を通知しないアクセスポイント（親機）と接続する場合
接続するアクセスポイントのSSIDを入力してください。

コンピュータ同士（adhoc）で接続する場合
- 本機と通信するコンピュータのSSIDを同じに設定してください。
- 「これは、コンピュータ相互（adhoc）のネットワークで、ワイヤレスアクセスポイントを使用しない」にチェックを付けてください。

通信を行うには、本機と通信を行う機器（アクセスポイントやコンピュータ）に同じSSIDが設定されている必要があります。

セキュリティの設定を行う
アクセスポイントなど接続先のセキュリティ方式や設定にあわせて、「ネットワーク認証」と「データの暗号化」の設定をします。

	WEPの場合	WPA-PSKの場合	WPA2-PSKの場合
ネットワーク認証	オープンシステム共有キー	WPA WPA-PSK	WPA2 WPA2-PSK
データの暗号化	WEP	TKIP、AES	AES

セキュリティは必ず設定することを推奨します。セキュリティの設定を行わない場合は、「本機の無線LAN機能について」の「無線LAN製品ご使用時におけるセキュリティに関するご注意」の内容をご確認のうえ、手順9に進んでください。
WPA（WPA-PSKを除く）および認証機能（IEEE802.1X）を使用した接続を行う場合は、各項目の設定内容を接続するネットワーク管理者にお問い合わせください。
コンピュータ同士（adhoc）接続の場合は、WPA（WPA-PSKを含む）および認証機能（IEEE802.1X）は使用できません。

WEPの場合
キーの長さが長い（ビット数が大きい）ほど、通信内容の解読がされにくくなり、安全性が高くなります。

入力形式	長さ	キーに使用する文字	説明
ASCIIテキスト	64bit	半角英数字で5文字	相手の機器が64bit暗号キーに対応している場合に使えます。64bitのうち40bitをユーザーが指定し、24bitはシステムが設定します。
16進数	64bit	16進数（0～9、A～Fの半角英数字で10桁）
ASCIIテキスト	128bit	半角英数字で13文字	相手の機器が128bit暗号キーに対応している場合に使えます。128bitのうち104bitをユーザーが指定し、24bitはシステムが設定します。
16進数	128bit	16進数（0～9、A～Fの半角英数字で26桁）

ASCII入力の場合、アルファベットの大文字と小文字は区別されます。16進数入力の場合、アルファベットの大文字と小文字は区別されません。

WPA-PSKやWPA2-PSKによる暗号化を使用するには、接続する相手の機器も同じセキュリティ機能に対応している必要があります。
WPA2-PSK選択時、ネットワークキーの入力欄がグレーアウトし、ネットワークキーが入力できない場合があります。その場合は、一度、ネットワーク認証で「WPA-PSK」を選択し、再度「WPA2-PSK」を選択してください。

「OK」ボタンをクリック
「利用可能なネットワーク」欄から「ワイヤレスネットワークの表示」ボタンをクリック
「ワイヤレスネットワークの接続」が表示されます。

ワイヤレスネットワークの選択の一覧から、設定した接続先を選択し、「接続」ボタンをクリック
「ワイヤレスネットワークの選択」欄の接続したネットワーク名（SSID）に「接続」が表示されます。
しばらくすると、画面右下の通知領域に「ワイヤレスネットワーク接続に接続しました」と表示されます。

接続の確認

画面右下の通知領域にあるをクリックすると、「ワイヤレスネットワーク接続の状態」ウィンドウの「シグナルの強さ」で信号の受信状態を確認できます。
また、接続しているアクセスポイント（親機）や相手のコンピュータは、「ワイヤレスネットワーク接続の状態」ウィンドウで「プロパティ」ボタンをクリックして表示される「ワイヤレスネットワーク接続のプロパティ」ウィンドウの、「ワイヤレスネットワーク」タブにある「優先ネットワーク」にまたはで表示されます。

無線LAN機能を停止する

一時的に無線LAN機能のみを使用しないようにするには、「ワイヤレスネットワーク接続の状態」ウィンドウで「無効にする」ボタンをクリックしてください。

無線LAN機能のオン／オフ
「無線LAN機能のオン／オフ」

無線LANの設定について

Windows標準の無線LAN機能の詳細については、Windowsのヘルプ（ヘルプとサポートセンター）をご覧ください。

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Broadcom ワイヤレスユーティリティを使う

Windows XP標準ユーティリティでサポートしていない認証機能（LEAPなど）をご利用になる場合は、Broadcom ワイヤレスユーティリティを使用して、無線LANの設定や接続状態の確認、無線LAN機能のオン／オフを行います。

Broadcom ワイヤレスユーティリティがインストールされていない場合は、「Broadcom ワイヤレスユーティリティの追加（インストール）」をご覧になり、インストールを行ってください。
本文中に記載の「Broadcom ワイヤレスユーティリティのアイコン（例：）」は表示されるアイコンの一例です。実際に表示されるアイコンは、接続している通信規格や使用している機能など、通信の状態により異なります。
本機では、Broadcom ワイヤレスユーティリティの「Windowsドメインへのログオン設定」-「Windowsドメインにログオンする前に認証」機能は利用できません。他のアプリケーションと一部のファイルで競合が発生し、Windowsが起動できなくなる場合があります。
Broadcom ワイヤレスユーティリティにて、無線LANをオフにした場合、スタンバイから復帰すると「802.11 ネットワークアダプタの無線がオフになっています。ワイヤレスネットワークユーティリティの無線コントロールを使用してオンにしてください。」というメッセージが表示されることがありますが、動作には問題ありません。「OK」ボタンをクリックして、メッセージを閉じてください。