概要

Bluetooth機能について

Bluetooth^® ワイヤレステクノロジーモデルのBluetooth（ワイヤレステクノロジー）機能は、Bluetoothワイヤレステクノロジーを搭載した機器とデータ通信を行うBluetooth Special Interest Group(SIG)が策定した世界標準の通信規格です。

IEEE802.11a/b/g規格やIEEE802.11n規格の無線LAN（ワイヤレスLAN）と異なり、比較的近い距離（Personal Area Network：PAN（パン））で手軽に機器を接続するときに使います。

Bluetooth機能でできること

次のような、Bluetooth機器とワイヤレスで接続することができます。

• マウスやキーボード
• プリンタ
• ヘッドセット

最大で7台のBluetooth機器を同時に接続できます。

接続できる機器

本機のBluetooth機能は、Ver.1.1以降のいずれかの規格に対応した機器と接続できます。ただし、接続する機器が、Bluetoothプロファイルに対応している必要があります。また、使用する機器やソフトによっては接続できないことがあります。機器をご購入する前に製造元や販売店に確認してください。
対応しているBluetoothプロファイルについては、下記のリンクよりお使いのモデルの「仕様一覧」をご覧ください。

http://121ware.com/e-manual/m/nx/ac/201105/bios/v1/mst/index.html

Ver.2.1＋EDR規格に対応した機器と接続すると、次の機能が使えます。

• シンプルペアリング機能
  パスキー（PINコード）を入力することなく機器同士をペアリングすることができます。

また、次の機能が強化されています。

• 省電力機能
  Ver.2.0＋EDRよりも省電力が強化され、マウスやキーボードなどのバッテリライフの延長に効果があります。
  
  
• ペアリング機能
  第三者の介入によって情報が傍受される可能性を排除する防御機能が搭載されています。

Ver.2.0＋EDR規格に対応した機器と接続すると、次の機能が使えます。

• Enhanced Data Rate機能
  従来の規格の約3倍（理論上）の速度で通信を行えます。

Ver.1.2以降の規格に対応した機器と接続すると、次の機能が使えます。

• Advanced Frequency Hopping機能
  無線LAN（IEEE802.11b/g/n）など、他の2.4GHz帯域を利用する無線機器が利用している周波数を避けて干渉の可能性を低減させます。
  

  回避できる周波数帯域が確保できない場合は、この機能の効果が得られないことがあります。 2.4GHz帯域の中でも無線LAN（IEEE802.11n）はより強い干渉を受ける場合があります。

• Fast Connect機能
  この機能に対応した機器と接続する場合、接続を確立するのに必要な時間が、対応していない機器に比べて大幅に速くなります。

通信距離と速度

◆通信できる距離

Bluetooth^® ワイヤレステクノロジーモデルでは、相手の機器間と見通しで約10mの範囲まで通信できます。ただし、10m以内でもデータ通信タイミングを必要とする音楽データ通信などは音とびが発生する場合があります。

◆通信速度

Ver.2.1＋EDR規格、およびVer.2.0＋EDR規格による理論的な値をもとにした最大の通信速度（非同期）は約2.1Mbpsです。
通信相手がVer.1.1、およびVer.1.2対応機器の場合、最大の通信速度（非同期）は約723Kbpsです。