無線LANの設定と接続

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ネットワーク上でファイルやフォルダを共有する場合は、アクセス権を設定してください。
 
  • セキュリティ設定や周囲の無線環境によっては、接続までに時間がかかる場合や、通信速度が低下する場合があります。
  • 工場出荷時の状態では、接続先にあわせて5GHzか2.4GHzが自動的に選択されます。「ワイヤレスLANの設定」で使用する周波数を設定できます。
  • Windows標準の無線LAN機能でサポートしていない認証機能(LEAPなど)をご利用になる場合は、Atheros Client Utilityをインストールする必要があります。
 

使用するユーティリティの切り替え

本機では、Windows標準の無線LAN機能とAtheros Client Utilityが使用できます。使用するユーティリティの切り替えは、次の手順で行います。

 
工場出荷時の状態では、Atheros Client Utilityはインストールされていません。

●Windows標準の無線LAN機能を使用する場合

  1. 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「Atheros」→「Atheros Client Utility」をクリック
    「Atheros Client Utility」が表示されます。

  2. 「オプション」→「クライアント ソフトウェアの選択」をクリック
  3. 「Windows」を選択し、「OK」ボタンをクリック
  4. 「クライアント ソフトウェア選択...成功しました!!」と表示されたら、「OK」ボタンをクリック
  5. Windowsを再起動する

●Atheros Client Utilityを使用する場合

  1. 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「Atheros」→「Atheros Client Utility」をクリック
    「Atheros Client Utility」が表示されます。

  2. 「オプション」→「クライアント ソフトウェアの選択」をクリック
  3. 「Atheros クライアント ユーティリティ」を選択し、「OK」ボタンをクリック
  4. 「クライアント ソフトウェア選択...成功しました!!」と表示されたら、「OK」ボタンをクリック
  5. Windowsを再起動する

Windows標準の無線LAN機能を使う

Windows XPでは、Windows標準の無線LAN機能を使い、無線LANの設定や接続の確認、無線LAN機能のオン/オフが行えます。

無線LANの設定をする

接続する機器によって、設定手順が異なります。お使いの環境にあわせて設定を行ってください。

●ネットワーク名(SSID)を通知する無線LANアクセスポイントに接続する場合
  1. 無線LAN機能がオンになっていることを確認する
    無線LAN機能がオフになっている場合は、「無線LAN機能のオン/オフ」をご覧になり、無線LAN機能をオンにしてください。
     

  2. 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「通信」→「ネットワーク接続」をクリック
    「ネットワーク接続」ウィンドウが表示されます。

  3. 「ワイヤレス ネットワーク接続」を右クリックして、「プロパティ」をクリック
    「ワイヤレス ネットワーク接続のプロパティ」ウィンドウが表示されます。

  4. 「ワイヤレス ネットワーク」タブをクリック
    「Windowsでワイヤレス ネットワークの設定を構成する」にチェックが付いていることを確認してください。

  5. 「利用可能なネットワーク」欄から「ワイヤレス ネットワークの表示」ボタンをクリック
    「ワイヤレス ネットワークの選択」が表示されます。

  6. 「ワイヤレス ネットワークの選択」の一覧から、接続する無線LANアクセスポイントを選択し、「接続」ボタンをクリック
     
    • 選択した無線LANアクセスポイントに間違いがないか、ネットワーク名(SSID)を確認してください。
    • 「ワイヤレス ネットワークの選択」の一覧に接続するネットワーク名(SSID)が表示されない場合は、「ネットワークの一覧を最新の情報に更新」をクリックしてください。 それでもネットワーク名(SSID)が表示されない場合は、無線LANアクセスポイントがネットワーク名(SSID)を通知しない設定になっている場合があります。無線LANアクセスポイントの設定を確認し、「ネットワーク名(SSID)を通知しない無線LANアクセスポイントに接続する場合」の手順で設定を行ってください。

  7. ネットワーク キー(暗号キー)の設定をする
    データの暗号化を行う場合、本機のネットワーク キー(暗号キー)を、通信を行う無線LANアクセスポイントのネットワーク キー(暗号キー)と同じに設定します。

  8. 「接続」ボタンをクリック
    「ワイヤレス ネットワークの選択」の一覧の接続したネットワーク名(SSID)に「接続」が表示されます。
    しばらくすると、タスク バーの通知領域に「ワイヤレス ネットワーク接続に接続しました」と表示されます。
ネットワーク名(SSID)を通知しない無線LANアクセスポイントに接続する場合
  1. 無線LAN機能がオンになっていることを確認する
    無線LAN機能がオフになっている場合は、「無線LAN機能のオン/オフ」をご覧になり、無線LAN機能をオンにしてください。
     

  2. 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「通信」→「ネットワーク接続」をクリック
    「ネットワーク接続」ウィンドウが表示されます。

  3. 「ワイヤレス ネットワーク接続」を右クリックして、「プロパティ」をクリック
    「ワイヤレス ネットワーク接続のプロパティ」ウィンドウが表示されます。

  4. 「ワイヤレス ネットワーク」タブをクリック
    「Windowsでワイヤレス ネットワークの設定を構成する」にチェックが付いていることを確認してください。

  5. 「優先ネットワーク」欄の「追加」ボタンをクリック
    「ワイヤレス ネットワークのプロパティ」ウィンドウが表示されます。

  6. 「ネットワーク名(SSID)」欄に、ネットワーク名(SSID)を入力する

  7. セキュリティの設定を行う
    無線LANアクセスポイントなど接続先のセキュリティ方式や設定にあわせて、「ネットワーク認証」と「データの暗号化」の設定をします。
    セキュリティと暗号化の種類については、「セキュリティとデータの暗号化について」をご覧ください。

  8. ネットワーク キー(暗号キー)の設定をする
    データの暗号化を行う場合、本機のネットワーク キー(暗号キー)を、通信を行う無線LANアクセスポイントのネットワーク キー(暗号キー)と同じ設定にします。

  9. 「OK」ボタンをクリック
  10. 「OK」ボタンをクリック
  11. 「ネットワーク接続」ウィンドウの「ワイヤレス ネットワーク接続」を右クリックし、表示されたメニューから「利用できるワイヤレス ネットワークの表示」をクリック
    「ワイヤレス ネットワークの選択」が表示されます。

  12. 「ワイヤレス ネットワークの選択」の一覧から、設定した接続先を選択し、「接続」ボタンをクリック
    「ワイヤレス ネットワークの選択」欄の接続したネットワーク名(SSID)に「接続」が表示されます。
    しばらくすると、タスク バーの通知領域に「ワイヤレス ネットワーク接続に接続しました」と表示されます。
コンピュータ同士で接続(アドホック通信)する場合
 
本機では、IEEE802.11n(2.4/5GHz)モードでのアドホック接続はサポートしていません。

接続の確認

タスク バーの通知領域にあるonlineをクリックすると、「ワイヤレス ネットワーク接続の状態」ウィンドウの 「シグナルの強さ」で信号の受信状態シグナルの強さを確認できます。

また、接続している無線LANアクセスポイントや相手のコンピュータは、「ワイヤレス ネットワーク接続の状態」ウィンドウで「プロパティ」ボタンをクリックして表示される「ワイヤレス ネットワーク接続のプロパティ」ウィンドウの、「ワイヤレス ネットワーク」タブにある「優先ネットワーク」にアクセスポイントまたは相手のパソコンで表示されます。

 
表示されるアイコンは、接続しているネットワークや接続状況により変化します。

無線LANの設定について

Windows標準の無線LAN機能の詳細については、Windowsのヘルプをご覧ください。

Atheros Client Utilityを使う

Windows標準の無線LAN機能でサポートしていない認証機能(LEAPなど)をご利用になる場合は、Atheros Client Utilityを使用して、無線LANの設定や接続状態の確認、無線LAN機能のオン/オフを行います。

 
  • Atheros Client Utilityがインストールされていない場合は、「Atheros Client Utilityのインストール」をご覧になり、インストールを行ってください。
  • 本文中に記載の「Atheros Client Utilityのアイコン(例:Atheros Client Utilityアイコン)」は表示されるアイコンの一例です。実際に表示されるアイコンは、接続している通信規格や使用している機能など、通信の状態により異なります。
  • 複数のユーザーでお使いの場合、各ユーザーでプロファイルを作成する必要があります。

無線LANの設定をする

無線LAN機能を使う前に、次の手順で無線LANの設定を行う必要があります。

 
接続先の無線LANアクセスポイントまたはコンピュータの設定が完了している必要があります。
  1. 無線LAN機能がオンになっていることを確認する
    無線LAN機能がオフになっている場合は、「無線LAN機能のオン/オフ」をご覧になり、無線LAN機能をオンにしてください。
     

  2. 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「Atheros」→「Atheros Client Utility」をクリック
    「Atheros Client Utility」が表示されます。

  3. 「プロファイル管理」タブをクリック
     
    • コンピュータ同士(アドホック)で接続する場合、または無線LANアクセスポイントがネットワーク名(SSID)を通知しない設定になっている場合は、「新規」ボタンをクリックし、表示された画面でプロファイル名とネットワーク名(SSID)を設定して手順8に進んでください。
    • ここで入力したネットワーク名(SSID)が接続相手に表示されます。ネットワーク名(SSID)は接続相手も同じものを入力してください。

  4. 「スキャン」ボタンをクリック
    到達可能なネットワークの一覧が表示されます。

  5. 接続するネットワーク名(SSID)を選択する
     
    • 無線LANアクセスポイントがネットワーク名(SSID)を通知しない設定になっている場合は、ネットワーク名(SSID)は表示されません。
    • セキュリティを高めるためには、ネットワーク名(SSID)を通知しない設定にすることをおすすめします。

  6. 「アクティブ化」ボタンをクリック
    「プロファイル管理」ウィンドウが表示されます。

  7. プロファイル名を入力し、ネットワーク名(SSID)を確認する
  8. 「詳細設定」タブの「ネットワークの種類」欄でアクセス方式を選択する

  9. 「セキュリティ」タブで使用する暗号化方式を選択する
     
    セキュリティは必ず設定することを推奨します。セキュリティの設定を行わない場合は、「無線LAN製品ご使用時におけるセキュリティに関するご注意」の内容を確認したうえで、「なし」を選択し手順11へ進んでください。

  10. 「設定」をクリックし、暗号キーを入力して「OK]ボタンをクリック
    ワイヤレス通信のデータを暗号化するための暗号キーを入力します。
    ワイヤレス通信を行う機器(無線LANアクセスポイントや他のコンピュータ)と同じ暗号キーを設定してください。
     
    暗号キーを設定する際は、次の点に注意してください。
    • 辞書に載っている単語は、なるべく使わない。
    • 無意味な英数字と記号を組み合わせる。
    • WEPを使用する場合は、暗号キーを定期的に変更する。
    • WPA-PSKを使用する場合は、暗号キーをできる限り長く設定する。
    セキュリティと暗号化の種類については、「セキュリティとデータの暗号化について」をご覧ください。

  11. 「OK」ボタンをクリック
    しばらくすると、ネットワークに接続し、画面右下の通知領域のアイコンが変化します。

以上で無線LANの設定は完了です。

設定が正しく行われていると、以降は本機の起動時に自動的にネットワークに接続されます。
ここで設定した内容は、「Atheros Client Utility」で「プロファイル管理」タブをクリックして表示される一覧にプロファイルとして保存されます。

 
設定内容を変更したい場合は、「Atheros Client Utility」の「プロファイル管理」タブの一覧で、設定内容を変更したいプロファイルを選択して「変更」ボタンをクリックし、表示される「プロファイル管理」ウィンドウで行います。設定変更後は「OK」ボタンをクリックしてください。新しい設定内容でプロファイルを保存します。

接続の確認

「Atheros クライアント ユーティリティ」ウィンドウの状態で確認できます。

 
接続が完了していない状態で、メインウィンドウなどに「接続しています」と表示される場合があります。

セキュリティとデータの暗号化について

セキュリティと暗号化の方式は、無線LANアクセスポイントや接続する機器同士で設定をあわせる必要があります。
本機の無線LAN機能で設定できる、セキュリティと暗号化の方式は次の通りです。

◆選択できるセキュリティと暗号化の方式

 
  • セキュリティは設定することを強く推奨します。セキュリティの設定を行わない場合は、「無線LAN製品ご使用時におけるセキュリティに関するご注意」の内容をご確認の上、使用してください。
  • WPA2(WPA2-PSKを除く)、WPA(WPA-PSKを除く)、および認証機能(IEEE802.1X)を使用した接続を行う場合は、各項目の設定内容をネットワークの管理者にお問い合わせください。

◆ネットワーク セキュリティ キー

データの暗号化を行う場合、ネットワーク セキュリティ キーを設定します。
ネットワーク セキュリティ キーは、通信を行う無線LANアクセスポイントや相手のコンピュータと同じ設定にします。

暗号化の方式と、ネットワーク セキュリティ キーとして使用できる文字種と文字数は以下の通りです。

 
WPA-PSKやWPA2-PSKによる暗号化を使用するには、接続する相手の機器も同じセキュリティ機能に対応している必要があります。