Personal Secure Drive(PSD)機能

[2007040403]

Personal Secure Drive(PSD)機能とは、SSDの一部に暗号化された仮想ドライブを作成して重要なデータを保護する機能のことです。ファイルやフォルダをPersonal Secure Driveに保存すると、自動的にデータが暗号化されます。
Personal Secure Driveは、Infineon Security Platform 設定ツールで認証されたユーザーが使用する場合、データの暗号化と復号化が自動的に行われるので、暗号化や復号化を意識することなく利用できます。
また、Personal Secure Driveは作成したユーザー以外には、ドライブ自体が見えなくなるため、第三者にアクセスされることがありません。

Personal Secure Drive(PSD)機能は、保護したいファイルやフォルダをPersonal Secure Driveとして設定したドライブに移動、またはコピーすることで、自動的に暗号化され、パスワードを入力していないユーザーからはアクセスできなくなります。

 
  • Personal Secure Drive機能を利用する設定にしていない場合は、Infineon Security Platform 設定ツールの「ユーザー設定」タブで、「Security Platform の機能」の「設定」ボタンをクリックし、Personal Secure Driveの設定を行ってください。設定方法については、「Security Platform ユーザーの初期化」を参照してください。
  • Personal Secure Driveを利用する設定にした場合は、Infineon Security Platform 設定ツールの「バックアップ」タブから手動バックアップを行い、PSD バックアップ イメージ ファイルを作成することをおすすめします。設定を行っただけではPSD バックアップ イメージ ファイルが作成されないため、復元時にPersonal Secure Driveが復元されません。
  • Guestアカウントでログオンしている場合、Personal Secure Driveの作成はできません。

Personal Secure Drive のロード

Personal Secure Drive(PSD)をロードする方法は、必要なときにロードする方法とログオン時にロードする方法があります。
次にそれぞれのロード方法を説明します。

◆必要なときにロードする

次の手順に従って、PSDをロードします。

  1. タスク バーの通知領域の通知領域をクリック
  2. セキュリティチップ ユーティリティ アイコン を右クリックし、表示されたメニューから「Personal Secure Drive」→「ロードする」をクリック
    「Infineon Security Platform ユーザー認証」画面が表示されます。

  3. 「基本ユーザーパスワード」欄にパスワードを入力して、「OK」ボタンをクリック
    PSDがロードされます。

◆ログオン時にロードする

  1. タスク バーの通知領域の通知領域をクリック
  2. セキュリティチップ ユーティリティ アイコン を右クリックし、表示されたメニューから「Personal Secure Drive」→「ログオン時にロードする」を選択
    次回ログオン時にPSDがロードされます。
 
ログオンからPSDをロードするまでの手順は次の通りです。
  1. ログオンする
  2. 「Personal Secure Drive」画面が表示された場合は、「OK」ボタンをクリック
    「Infineon Security Platform ユーザー認証」画面が表示されます。

  3. 「基本ユーザーパスワード」欄にパスワードを入力して、「OK」ボタンをクリック
    PSDがロードされます。