[2018022516]
指紋認証機能とはパスワード入力の代わりに、内蔵指紋センサ(ライン型)を使用して指紋による認証を行うシステムです。
本機では、NASCAと連携して、Windowsのセキュリティを強化することができます。
メモ 指紋を読み取る際の指を引く方向は、本機を横向きに持った状態で、上方向または下方向のどちらも可能です。
参照
- 指紋センサ(ライン型)について
『指紋センサ(ライン型) ユーザーズガイド』
- NASCAについて
「アプリケーションディスク」の「NASCA」フォルダの「NASCA User's Guide.chm」
指紋によるBIOS認証
本機起動時のBIOS認証を行うように設定した場合に、BIOSパスワード(スーパバイザパスワード/ユーザパスワード)の入力の代わりに、指紋認証によって認証を行うことができます。
指紋によるBIOS認証を使用するためには、次の設定を行う必要があります。
- BIOSセットアップユーティリティで、本機起動時のBIOS認証を行うように設定する
- NASCAで、BIOS認証のBIOSパスワード入力を指紋認証で代用するための設定をする
チェック BIOSセットアップユーティリティ起動時に要求されるBIOSパスワードの入力を指紋認証で代用することはできません。
設定方法
続けて、NASCAでBIOS認証のBIOSパスワード入力を、指紋認証で代用するための設定をしてください。
チェック 本機起動時のBIOS認証のために登録できる指紋の数は15です。
参照
「NASCA」の設定について
「アプリケーションディスク」の「NASCA」フォルダの「NASCA User's Guide.chm」
認証方法
- 本機の電源を入れる
- 次の認証画面が表示されたら、登録済みの指紋を読み取らせる

チェック
- 指紋を登録した指を負傷したなどの理由で、指紋認証が行えない場合は【Esc】または画面回転ボタンを押してください。パスワード入力画面に切り替わるので設定したBIOSパスワードを入力してください。
- 指紋の照合失敗や指紋の読み取りが約40秒以上なかった回数が、合計で3回に達した場合もパスワード入力画面に切り替わります。
設定の解除方法
起動時の指紋認証の設定を解除する場合は、NASCAでBIOS認証のBIOSパスワード入力を指紋認証で代用する設定を解除してください。
チェック 本機を再セットアップしても、指紋認証によるBIOS認証のBIOSパスワード入力の代用は無効になりません。
メモ BIOSセットアップユーティリティで、BIOS認証そのものを無効にした場合は、指紋認証も行われなくなります。
参照
「NASCA」の設定について
「アプリケーションディスク」の「NASCA」フォルダの「NASCA User's Guide.chm」