セキュリティチップ機能のバックアップ

[2008040501]

セキュリティチップ機能のバックアップに関する注意

セキュリティチップやSSDの故障による修理後など、セキュリティチップ機能を故障前の状態に復元するためには、あらかじめ必要なデータ、ファイルのバックアップと情報の確認が必要です。

アーカイブファイル、バックアップファイルなどに関する注意

セキュリティチップのバックアップを実行することにより、「アーカイブファイル」「バックアップファイル」「復元用トークン」などのファイルが作成されます。これらのファイルは、ハードウェアの故障やSSDの故障などが発生した場合にセキュリティチップに格納されているユーザーキーや証明書などの復旧に利用します。そのため、これらのファイルを暗号化した場合、緊急時の復元ができなくなりますので、暗号化しないでください。

なお、バックアップファイルや復元用トークンなどのファイルは、バックアップ用のデータですので、サーバやリムーバブルメディアへの保存を強く推奨します。

下記のファイル名やフォルダ名は、詳細設定初期化を行った場合の初期設定の値です。
お使いの環境やSecurity Platformの初期化の方法によって内容が異なる場合がありますので、下記のファイルの詳細に関しては、オンラインヘルプをご覧ください。

参照 バックアップについて
Infineon Security Platform 設定ツールのオンラインヘルプ

復元に必要な情報とファイル

セキュリティチップ機能の復元には、次の情報とファイルが必要になります。

セキュリティチップの内容の復元に必要な情報・ファイル

ユーザー環境の復元に必要な情報・ファイル

電子メールの保護機能を使用している場合、SSD故障時に受信済みの自分あての暗号メールも復号できる環境に復元するには、電子メールソフトのデータのバックアップも必要になります。

チェック

復元に必要な情報の確認とファイルのバックアップ

ここでは、セキュリティチップ機能の復元に必要な情報の確認とファイルのバックアップを行います。

設定、作成済みの情報、ファイルの確認

◆Infineon Security Platform 初期化ウィザードで設定済み、または作成済みのファイル

「復元に必要な情報とファイル」で説明した情報・ファイルのうち、次のものは、Infineon Security Platform 初期化ウィザードで設定済み、または作成済みのものです。
チェック

◆設定により自動で作成されるファイル

次のファイルはInfineon Security Platform 初期化ウィザードまたはInfineon Security Platform 設定ツールで設定した内容に従って自動的に作成されます。
チェック 自動で作成する設定にしていない場合は、Infineon Security Platform 設定ツールで設定を変更し、自動的に作成するように設定することをおすすめします。

◆Infineon Security Platform 設定ツールで作成するファイル

次のファイルはInfineon Security Platform 設定ツールで作成します。
参照 PSD バックアップ アーカイブの作成
Infineon Security Platform 設定ツールのオンラインヘルプ

お使いの電子メールソフトのデータのバックアップ

◆メールデータのバックアップ

お使いの電子メールソフトのメールデータやアドレス帳のバックアップを行ってください。

メモ データのバックアップについては、電子メールソフトに添付のマニュアルなどをご覧ください。