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グラナドス:スペイン舞曲集 2. オリエンタル Op.37-2
♪ショパンを想わせる繊細で美しいピアノ小品
音楽を聴く

グラナドスはアルベニスと並ぶ、スペインの国民的作曲家です。
スペイン音楽の基礎を作り、後のファリャなどの先達となりました。
スペインのショパン、スペインのグリーグとも呼ばれ、
共演したカザルスはグラナドスを「私たちのシューベルト」と評したそうです。
それ程に彼の音楽は叙情的で美しく、旋律にも親しみやすさがありました。

作曲の上ではスペインの民俗音楽を基盤とした面がある一方、
ショパンやシューマンのような、ロマン派的な側面をも持ち、
また同時代のドビュッシーなど、印象派の影響も見受けられます。

グラナドスは1867年7月27日、スペインのレリダに生まれました。
バルセロナでスペイン民族音楽の先駆者ペドレルから作曲を学び、
20歳でフランス人のパトロンによって、パリでピアノを学びました。
1883年にピアノの賞を受けた後、1889年にバルセロナに帰郷。
独奏会を催して絶賛を受け、音楽家としての足場を作りました。
そして1892年に発表した三つのスペイン舞曲によって真価が確立したのです。

1898年、オペラ「マリア・デル・カルメン」が初演。
1901年にはグラナドス・アカデミーを設立し、ピアノを教えました。
この組織は後に、アリシア・デ・ラローチャらのピアニストを生んでいます。

1911年発表の組曲「ゴイェスカス」は3年後の1914年にオペラ化され、
1916年にはニューヨークのメトロポリタン歌劇場で初演されました。
これに立ち会った帰りの船がドイツ軍に撃沈され、
グラナドスとその妻はそのまま帰らぬ人となったのでした。

グラナドスの代表作「スペイン舞曲集」の第2曲「オリエンタル」は、
最も知られる第5曲「アンダルーサ」の情熱的なムードとは対極的な、
繊細でショパンを想わせるトリルも印象的な珠玉の小品です。

オリエンタルとは15世紀までスペインを支配したイスラムのことです。
スペイン舞曲集は各曲にタイトルがつけられていますが、
これは出版社によるもので、グラナドス自身は関与していません。
しかしどれもわかりやすく曲の内容を示して秀逸です。

「オリエンタル」には東洋風の音階による旋律部分があり、
おそらくそれをイメージして、このタイトルがつけられたと考えられます。


「2012年08月27日クラシック名曲サウンドライブラリーより」

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