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人には聞けないパソコン用語
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椎名さんちのにぎやかな週末
タイムシフト(time-shift)
 タイムシフトっていうのは、会社の交代勤務時間のことではなくて(そっちはシフトタイムですか)、テレビパソコンや、HDDレコーダーなどで利用できる便利な機能のことなんですよ。放送中のテレビ番組を、ビデオテープを巻き戻すみたいにさかのぼって(シフトして=移動や変更して)再生する機能のことです。録画してる最中の番組を頭から再生したり、録画していなくても、設定した分だけ、今見ている番組の以前の部分を見ることができるんです。
 メーカーによっては、「スリップ再生」「追っかけ再生」とも言うみたいです。ただ、追っかけ再生は、タイムシフトでさかのぼった映像をキュルキュルと早送り再生して、リアムタイムの放送に追いつく視聴のことだけを言う場合もありますから、ちょっとややこしいんですけど。

 これって、テレビパソコンや、HDDレコーダーがハードディスクに録画するからこそ可能になったことなんですね。いままでのビデオデッキでは、テープを巻き戻すだけで時間がかかるし、録画しながら再生するなんて不可能でした。ところが、ハードディスクは読み書きが高速なので、録画と再生を同時に行なうことができるんです。タイムシフトモードにしておくと、見ている番組は、設定した時間分だけ、録画ボタンを押さなくても、一時的にハードディスクに保存されてますから、これを使って戻したところから録画することもできるんです。この録画を「さかのぼり録画」っていいます。ますますヤヤコシイですね(笑)。

 ちょっと席を離れる時は一時停止しておいて、戻ったらとぎれることなく続きを見る。予約録画中の番組の途中で帰宅しても、録画の終了を待たずに最初から見はじめる。見たくない部分は飛ばしたり、見たいところだけ選んで録画することも簡単です。たくさん番組を録画しているテレビ好きな人ほど、マスターしたい機能ですよね。タイムシフトを上手に使って、時間を節約してくださいね。

(文・波多野絵理 絵・工藤六助)
人には聞けないパソコン用語
タイムシフトモードに設定してあるテレビパソコンでのみ使える機能です。(タイムシフトモードの使い方は椎名さんちの本文をご参照ください)

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