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みんな当たり前のように使っているから、いまさら聞くのはハズカシイ……。パソコンにはそういう単語がいっぱいあるよね。そんなパソコン用語の中から、今回は「テンプレート」っていう言葉を、七海がこっそり調べてみました。 おじいちゃんと年賀状ソフトを使っているときに、一番便利だなぁと思ったのは、テンプレートがたくさんあったこと。テンプレートって、見本みたいなものかなと思ったけど、お手本にするだけじゃなくて、変更したり、追加したりが簡単にできるから、手軽でいいよね。絵の額縁みたいなものかなぁ。重箱にいれてあると、お節料理に見えるみたいに、ちゃんとした額縁の中に、自分の作品をいれて飾ると、ちょっとした芸術作品みたいに見えるもんね。額縁からいちいち手作りしてたらたいへんだし、大事なのは、内容そのものだから、どんどん使うといいよね。 おじいちゃんは「ひな型」とも言っていたから、辞書でひいてみました。そしたら、ひな型は「ものの形を小さく写し、かたどったもの」って書いてあったよ。お雛さまもそういうものだもんね。もうひとつ「書式」って意味もあって、パパに聞いたら「そうそう。フォームともいうね」って。レイアウトやデザインや、自動的に変更したり計算するとか、いろんな準備がしてあって、必要な情報を選んだり記入するだけで完成する、便利な下地みたいなもののことなんだね。 でね、年賀状ソフトだけじゃなくて、パソコンにはいってるソフトには、たくさんのテンプレートが用意されているものがたくさんあるんだって。お仕事で使うオフィスソフト、たとえば、ワープロソフトの文面やファックス送信票、メールソフトのHTMLメールや住所録、それから、表計算ソフトの計算書、ホームページを作るソフトなんかにもいろんなテンプレートがあるんだね。テンプレートだけを追加することもできるんだよ。 そういった、もともと準備されているテンプレートはたいてい変更できるようになってるよ。自分専用に作り替えて、名前をつけて保存しておくと、次に使うときには、もっと便利だよね。よく使う文書をテンプレートみたいに保存しておいて、日付や宛て先だけ変えて使う人もいるんだって。 そうそう、学校の宿題も、先生はきっとテンプレートで作ってるんじゃないかな。 いっそのこと、生徒も、名前を書き換えるだけになってると、とってもいいのになぁ。
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