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人には聞けないパソコン用語
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椎名さんちのにぎやかな週末
メーラーデーモン(MAILER DAEMON)
 たくさんのメールの中には、英語の表題で、ワケがわからない怖そうなメールがまじっていることがありますよね。気になるのが「MAILER DAEMON」(メーラーデーモン)。デーモンて悪魔のこと? いや、悪魔ってスペルはDEMONだし……、とはいえ、悪魔の語源になった異教徒の守護神とかで、結局同じことらしいのですが。しかも、自分が送信したメールが引用されてるのに、英語のメール……ということで、これはウイルスか、ヤバイものじゃないか? ってドキドキします。
 大丈夫。これは、送信先のメールアドレスに該当するものがなくて、「受取人尋ねあたらず」ということで、自動で戻されたものなのです。この仕事をしているプログラムがメーラーデーモンというので、そういう件名で届くんですね。
 「failure notice」という件名で届くこともあります。「Returned mail: User unknown」なども同じようなものです。「User unknown」は宛て先のメールアドレスがまちがっている可能性があります。「Host not found」も同様ですが、@から右側のドメインとよばれる部分のまちがいの可能性が高いですね。「temporarily over quota」は、相手のメールボックスがいっぱいであふれている時。ほかにも、何種類かあります。
 英語の文章の途中に、届かなかったメールアドレスが表示されてます。このメールが戻ってきたということは、相手には何も届いていないということですから、アドレスを確認して、正しいアドレスに送り直してくださいね。
 さて、注意しないといけないのは、ウイルスメールが、メーラーデーモンや、Error Mailなどといった件名で偽装して届いた時です。アンチウイルスソフトや、プロバイダのウイルス対策サービスを使っている場合は、よほどでなければ、すり抜けてきませんが、どちらにしても、こういったメールに添付フォルダがある時は、送りそこねたメールかウイルスのどちらかですから、開かないで削除しちゃいましょう。

(文・波多野絵理 絵・工藤六助)
人には聞けないパソコン用語

メーラーデーモンは自動的に返信されるものなので、このメールに返信しないようにしましょう。
利用しているメールアドレスによっては、エラーメールの表示や記載内容が若干異なる場合があります。くわしくは、お使いのメールのプロバイダのサイトなどでご確認ください。

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