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いやぁ、ついに地上デジタル放送時代がやってきましたね。いままでの放送電波はVHFとUHFを使ったアナログ放送だったんですが、地上デジタル放送ではデジタルデータとして映像が送られてくるんです。デジタルデータにすることで、使っている電波帯域を節約することができ、空いたところは、別の目的で使うことができるようになりますから、電波の高画質化(ハイビジョン放送)や、たくさんのチャンネルを作ったり、データ放送やワンセグなど携帯電話向け放送など、さまざまな新しい放送サービスが可能になるんです。 ハイビジョンはいまのところ地上デジタルのメリットをもっとも感じられる「見てわかる」恩恵です。迫力ありますよね〜。それに、画角もかわります。アナログの4対3の比率から、16対9のワイドになるんですね。音声も一般的なMP3より音質がよいそうです。データ放送によって、EPG(電子番組表)を確認したり、天気や最新ニュース、番組解説などをいつでもチェックすることもできるのです。 2003年12月からテストとして、東京・名古屋・大阪の三大都市圏の一部で放送が開始され、今年からその他の地域でも順次はじまりました。4月からはケータイ向けのワンセグ放送も開始されましたね。 ただし。いいことばっかりではないんですよ。地上デジタル放送を視聴するには、いままでのテレビだけではダメ。地上デジタル対応のチューナーがあれば、これまでのテレビでも見ることができますが、一家に何台もテレビがある現代、全部をデジタル対応にするには、時間もお金もかかりますね。庶民にとっては、どうするか、ちょっと悩むところです。 そのため、2011年7月24日までは、これまでのアナログ放送と同じ内容のデジタル放送を放送することになっているんだそうです。それが「サイマル放送」です。とはいえ、約5年後にはアナログ放送が終わってしまうわけですから、テレビ好きな人は、それまでになんとかしておかないといけないわけですね。ぼくなんか、つい最近まであと5年くらいで、いまのテレビが使えなくなる……なんて知らなかったですからね。アセリましたよ。 というわけで、新しいテレビを購入する時には、地上デジタル放送対応かどうか、確認することが肝心です。家電量販店などでは、アナログしか見られないテレビには「2011年アナログテレビ放送終了」というシールが貼られたものもあるようです。もちろん、デジタル放送ですから、テレビパソコンって選択肢も多いにあるわけです。自分の視聴スタイルにあった対応を、みなさんも検討してくださいね!
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