パソコンを使っていると、エクスプローラという単語を見かけることがあります。だけど、具体的に意識したことはあんまりないですよね。辞書で調べたら、「探検家」とか「詳しく調べる」って意味。実は、Windowsのファイルやフォルダを管理するツールのことなんです。
パソコンの中には、最初からついてるハードディスクや、DVDドライブ、ファイルやフォルダがたくさんありますね。それから追加して接続したメディアや外部機器も。デスクトップにはアイコンがたくさん並んでいるし、コントロールパネルも同様です。そういったものからデータを読み込んだり、ファイルをコピーしたり削除したりといった作業をするには、全体が見えてないと困ります。そこで一覧表示して、ファイルやフォルダを作ったり削除したり、移動やコピーをできるようにしているのが、エクスプローラの大きな仕事です。
ディスクのフォルダを枝分かれしたツリーのような形で表示することもできます。ファイルの名前やサイズ、最終更新日などからファイルを検索する機能もあります。並べて探して、管理するために、なくてはならないものなのです。作業そのものはクリックやドロップして簡単にできますから、あまり意識されない黒子みたいなツールですが、とっても働きもののウインドウズ探検隊ッ♪なんですね。
そうそう、エクスプローラっていうと、インターネットを見るのに使うIE(Internet Explore)のことだと思っている人もいますが、IEは、ブラウザというWebページを閲覧するためのアプリケーションソフト。インターネットからHTMLファイルや画像ファイル、音楽ファイルなどをダウンロードし、レイアウトを解析して表示・再生するので、エクスプローラとは別ものです。
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1995年に発売されたOS Windows 95ではじめてお目見えしたツールです。それ以前のOS、Windows 3.1で、ファイルマネージャと呼ばれていたものを補強・拡張したものです。マネージャーが前身だと聞くと、なんとなくやってることとつながってきますね。
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