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もう、ほとんど意識しないで使っている方もいるのではないでしょうか。パソコンと周辺機器を接続するケーブルというと、いまは、ほとんどがこのUSB接続になりましたね。あなたの手元のマウスやキーボードなども、ほとんどがUSB接続でパソコンとつなげられているんですよ。 USBは、データを転送する規格のひとつです。当初は、あまり大きなデータを転送する予定ではなかったため、初期のUSB 1.1という規格は、最高で12Mbpsという低速転送でした。しかし、ケーブルをつなげばすぐ使えるという使いやすさと、ほかの規格の開発が遅れたため、USB接続が大普及。そこで、高速でデータ転送ができるUSB 2.0(最大転送速度480Mbps)が開発され、いまでは、ほとんどの機器がUSB 2.0の規格になっています。 この規格には最初から、ハードディスクなどを、フロッピーディスクやMOドライブのような外部接続ドライブ(リムーバブルドライブ)として認識するための仕様が入っています。そのため、専用のドライバをインストールしなくても、USBコネクタにケーブルや機器を差し込むだけで、すぐにUSBメモリとして使うことができるのです。 もうひとつの特徴として、この接続では、データをやりとりするだけでなく、小さな電力をパソコンから使うことができます。そのため、電気で駆動するファンや、ちょっとした発熱の仕組みを動かすことができるのです。それを応用して、USB接続のパソコン用手元ライトや、夏用のミニ扇風機、冬に重宝な暖房グッズなど、さまざまなアイデア商品が開発されて販売されています。面白いものや癒し系グッズなんかもたくさんありますよ。 ハブという分岐装置を使って、たくさん接続することもできます。たくさんつなぐと、電力が足りなくなることもありますが、そういう時は、コンセントに接続して外部電源を使えるセルフパワーという種類のハブを使ってくださいね。 ちなみに、パソコン本体から電気をもらうのはバスパワー、電池やバッテリパックを使うのはバッテリパワーといいます。 とくに、ノートパソコンは、コンセントのない場所で使うことも多いですよね。そういった時には、ちょっとしたコンセント代わりに、気軽に使える便利な接続なんですね。
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