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■特長
 (1)ESMPRO/Netvisor Ver5.0(Windows(R)98/Windows NT(R)版)の特長は以下の通りです。

  1.SNMPによるネットワーク管理システム
   ネットワーク管理プロトコルSNMPをサポートすることで、マルチベンダ環境の機器を総合的に
   管理できます。
   各管理対象は属性情報の登録、内容表示、内容変更に伴う情報更新が可能です。
   また、SNMPの機能を活用するために、MIB情報を直接操作することができます。

  2.ネットワーク機器の自動検出
      自動発見機能により、ネットワーク上のホストを自動的に画面上にビジュアル表示が可能です。
   テキストファイルに記述した内容にしたがってマップを作成することもできます。
   また、機器の種別を自動認識し、機器に応じたアイコンを表示しますので、導入時の初期設定
      工数を削減できます。
      TCP/IPをサポートするマシン、NetWareのサーバ、NTドメイン、およびDMIエージェントを自動
      発見できます。

  3.IPXプロトコルのサポート
   Netwareサーバの自動発見、手動による属性情報等の設定が可能となります。
   同時に、IPX上のSNMPエージェントとも通信が可能となり、IPX上のSNMPエージェントをサポー
      トしている機器の管理を行えます。

  4.ネットワークの障害管理
   指定した管理対象に障害発見ルールを適用することで、障害発生時にはいち早く発見できます。
    また、障害発生箇所も、管理画面マップのアイコン色(障害レベルによって5段階の色分が可能
      や、メッセージウィンドウの表示で限定できます。

      現在以下6種類の監視ルールを提供しています。
        ・アップダウンチェック
         PING(ICMP-ECHO)機能を用いて、監視対象機器との通信可能か否かをチェックし、通信不
          能状態を発見します。
        ・SNMPチェック
         監視対象機器のSNMPエージェント機能の動作をチェックします。PING機能の使えないNet
          Wareサーバの死活監視に有効です。
        ・インタフェースダウン
         ルータなどのネットワークインタフェースのダウンを発見します。
        ・インタフェース負荷
         ルータなどのネットワークインタフェースの負荷がしきい値を越えないかを監視します。
    ・しきい値チェック
     任意の値に対してしきい値チェックを行います。
     ・ICMP出力エラーパケット
      ネットワークの不健康状態を示すICMPエラーバケットを検出、報告を行います。また、
     オンラインヘルプで状況の対処方法を明示します。

   収集した情報をログとして保存やファイル出力、表示が可能です。
   また、ログ情報に基づき、過去に発生したイベント情報に関して、その詳細履歴を表示するこ
      とができます。


  5.ネットワークの性能管理
   SNMPエージェント機能を持つ構成要素から、MIB情報を収集することにより、インタフェー
      ス別に入出力パケット数などのトラフィック情報を得ることができます。
      ロギング機能によりデータの蓄積が可能です。(ロギングデータは古いものから自動削除可能)
   RMONモニタ(別途必要)と組み合わせることにより、Ethernetセグメントの負荷情報、不正パッ
      ト情報を収集可能です。
   これらの機能で収集したデータを各種グラフにより表示することが可能です。グラフはプリン
      タに出力する事ができます。

  6.ネットワークの機密管理
   ネットワーク上の機器・資源に対しての不正アクセス対策を施せます。
   RMONーMIB対応モニタリング装置からの情報に基づき、不正アクセスに対して以下の検出を行い
      ます。
    ・登録されていないアドレスを持つ機器の検出
    ・不正なIPアドレスとMACアドレスの組み合わせの検出
     (RMONーMIB対応モニタリング装置の機能に依存)

    7.マネージャ間通信
      複数のマネージャが相互に通信しあうことにより、大規模なネットワークを分散管理、階層管
      理できます。
   リモートマネージャのマップの遠隔操作や、障害通知の受信、管理対象機器の情報収集などが
      可能です。
      ISDNを経由したリモート監視も可能です。

  8.分散管理
    SNMP管理ツールは、大規模ネットワークを1台のマネージャで集中管理すると、Pollingと呼ば
      れる管理データベースへのアクセス方式のため、回線上に管理パケットが多発し、トラフィッ
      ク性能を低下させてしまいます。
   これを回避するために、Netvisorでは、「コミュニティ間通信機能」を使用し、監視センタと
      各ネットワークセグメントとの効果的な分散管理システムを可能にします。

  9.Webブラウザからのアクセス機能
   マップ情報、プロパティ情報、アラート情報をリモートのWWWブラウザで表示することが可能
      です。

  10.OpenView連携
   OpenView連携により、ESMPRO/Netvisorで発見した障害をリモートのOpenViewに通知すること
    ができます。

  11.状態監視、ログ管理
   ・管理期間のスケジューリング
   ・状態監視でのポーリング順序の最適化
   ・アプリケーション層のトラフィック情報を収集可能
  ┌───────────────────────────────────────┐
 │注意:Webブラウザからのアクセス機能は、                                       │
  │                                                                              │
  │      サーバ側:Windows NT 4.0 ServerのIIS 2.0/3.0                            │
  │      クライアント側:Internet Explorer 3.02/4.0、Netscape Navigator 3.0/4.0  │
  │                                                                              │
 │ での動作を確認しています。                                                  │
  └───────────────────────────────────────┘

 (2)今回の強化機能は次の通りです。
  1.導入ウィザード
   ESMPRO/Netvisorの導入を初心者でもスムーズに行えるように導入ウィザードを追加しました。

  2.レポート管理
   ネットワークのデータ量をロギングし、性能レポートを自動作成できます。LANやWANのトラ
   フィックレポートが可能。WEBブラウザから閲覧できます。

  3.自動発見の操作改善
   一度に数ホップ先のネットワークルータを登録したり、複数のネットワーク上のTCP/IPホス
   トを一度に発見できるようになりました

  4.一括機能登録強化
   管理機器のIPアドレスを記述することで一括登録できるようにしました。

  5.IPアドレス管理
   マップ単位でIPアドレスの一元管理ができるようにしました。未使用のIPアドレスが画面表示
      されるため一目で分かるようになり、その場で管理機器の登録が可能です。

  6.簡単バックアップ
   エクスプローラ等でデータをコピーすることでバックアップできるようにしました。

  ┌──────────────────────────────────────────┐




 │注意:管理可能台数はメモリや運用形態などにより増減しますが、64MBメモリ、            │
  │                                                                                    │
 │ Pentium(300MHz)のWindows NTマシンで1000台程度の                                   │
 └──────────────────────────────────────────┘
  ┌──────────────────────────────────────────┐
  │注意:ESMPRO/Netvisor Ver5.0 と ESMPRO/ServerManager Ver3.1/Ver3.2 の共存は可能です │
  └──────────────────────────────────────────┘

■商品構成
┌───────┬───────────────┬────────────────────┐
│型名         │品名                          │パッケージ内容                          │
├───────┼───────────────┼────────────────────┤
│PS-NX9202-33 │ESMPRO/Netvisor Ver5.0        │マニュアル:無し(オンラインマニュアル) │
│              │(Windows(R)98/Windows NT(R)版)│(マニュアルは別途購入)                 │
│              │                             │添付媒体:3.5'FD×1枚                  │
└───────┴───────────────┴────────────────────┘

■注意事項

●Netvisorがサポートする(管理できる)エージェント

 (1)TCP/IPをサポートしている機器
   自動発見により、ネットワークマップ上に自動的に表示することが可能。また、ICMPによる
     アップ・ダウンチェックにより、死活管理が可能。

  (2)TCP/IP上のSNMPをサポートしている機器
   (1)に加えて、実装されているMIBの値を収集することが可能。

  (3)IPXをサポートしている機器
   NetWareサーバを自動発見することが可能。

  (4)IPX上のSNMPをサポートしている機器
   (3)に加えて、実装されているMIBの値を収集することが可能。

  (5)TCP/IPもIPXもサポートしていない機器
   画面上のアイコンとして登録し、管理者や設置場所などの構成情報を設定・表示することが可能。
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