Always アップデートエージェント



概要

Always アップデートエージェント は、Windows起動前にウイルスバスターのウイルス検出用パターンファイルのアップデートを行うことができます。
Windows起動前にパターンファイルのアップデートを行うことができるため、従来と比べウイルス感染の危険性をより低減させることができます。

Always アップデートエージェントでは、次の5種類のパターンファイルのアップデートに対応しています。


これら以外の迷惑/詐欺メール判定パターンファイル、セキュリティ診断パターンファイル、各種エンジン及びプログラムは、ウイルスバスターの アップデート機能を使用し、取得する必要があります。

  • Always アップデートエージェントの設定方法とパターンファイルのアップデート方法はこのページを印刷してご覧ください。
  • Always アップデートエージェントを使用するためには、本機に添付しているウイルスバスターをインストールする必要があります。 「ウイルスバスター」を参照してインストールしてください。
  • お使いの機種、およびモデルによってはAlways アップデートエージェントは添付されていない場合があります。
    便利な機能とアプリケーション」をご覧になり確認してください。

◆起動方法


必ず本機の電源が切れている(シャットダウンしている)状態から起動させてください。
休止状態からの復帰時にAlways アップデートエージェントを実行すると、正常にプログラムを実行できなかったり、パターンアップ デートができない場合があります。
  1. 本機の電源を入れる
  2. 「NEC」ロゴの画面で【F11】を押す
  3. 「Phoenix Alwaysを起動するには、F4キーを押してください。」と表示されたら、【F4】を押す


    • 【F11】を押すタイミングが遅いと「Phoenix Alwaysを起動するには、F4キーを押してください。」と表示されません。表示されなかった場合は、いったん電源を入れ直し、【F11】を押すタイミングを変えてください。
    • 初めてAlways アップデートエージェントを起動した場合、使用許諾契約書画面が表示されます。
      契約文書をよく読み、使用許諾契約に同意される場合は「同意する」ボタンをクリックしてください(同意されない場合は、電源スイッチを押し、本機の電源を切ってください)。
    「Always アップデートエージェント」が起動します。

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使用上の注意


Always アップデートエージェントを追加すると起動ディスクの最後尾に500MBのボリュームラベルのないパーティションが作成されます。
(お使いの環境によっては、ボリュームラベルのないパーティションの他に、16MB程度の未割り当て領域も作成される場合があります)
このパーティションは、Always アップデートエージェントの占有領域として使用しますので、この領域にパーティションを作成しないでください。

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設定方法


初めてパターンアップデート機能を利用する場合のみ、次の手順でネットワーク、インターネットの設定を行ってください。

各種設定方法についてはネットワーク管理者にお問い合わせください。
  1. 本機の電源を入れる
  2. 「NEC」ロゴの画面で【F11】を押す
  3. 「Phoenix Alwaysを起動するには、F4キーを押してください。」と表示されたら、【F4】を押す

  4. 「Always アップデートエージェント」が起動します。

  5. ネットワークの設定を行う


  6. 4-1画面左メニューにある「設定」をクリック
    設定画面が表示されます。

    4-2「ネットワークデバイス」をクリック
    ネットワーク設定画面が表示され、本機に搭載されているネットワークデバイスの一覧が表示されます。

    4-3構成したいネットワークデバイスをクリック
    現在のステータスとネットワーク設定画面が表示されます。

    4-4「ネットワーク設定」タブをクリックし、設定を行う
    お使いのネットワーク環境に合わせて、ネットワークの設定を行ってください。

    4-5「ステータス」タブをクリックし、「接続」ボタンをクリック
    ネットワークに接続します。

  7. インターネットの設定を行う


  8. 5-1画面左メニューにある「設定」タブをクリック
    設定画面が表示されます。

    5-2「インターネットの設定」をクリック
    インターネットの設定画面が表示されます。                         
    お使いのインターネット環境に合わせてDNSの設定を行ってください。
    また、ここでプロキシの設定は行えません。プロキシの設定については「パターンファイルのアップデート」をご覧ください。

    5-3「適用」ボタンをクリック
    設定した内容が反映されます。

以上でネットワーク、インターネットの設定は終了です。

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パターンファイルのアップデート


パターンファイルのアップデートを行います。

  1. 画面左メニューにある「パターンアップデート」をクリック

  2. アプリケーション起動画面が表示されます。

    • ウイルスバスターのインストール先フォルダを初期値から変更した場合のみ「インストール先フォルダ」欄にインストールしたフォルダのパス を入力してください。
      また、インストール先フォルダ名は大文字・小文字を区別しますので正しく入力してください。
    • アップデートサーバへの接続にプロキシサーバを使用する場合は、プロキシ情報を入力してください。
  3. 「実行」ボタンをクリック

  4. パターンアップデートが開始されます。

    無線LANデバイスを搭載したモデルでは、パターンアップデートを実行した際に、「接続に失敗しました。」と表示される場合がありますが、 「OK」ボタンをクリックするとパターンアップデートが正常に開始されます。
    アップデート中の画面はコンソール表示(英語)となります。

    <アップデートするパターンファイルが見つかった場合>

    <アップデートするパターンファイルがすべて最新の場合>

  5. 【Enter】を押す

  6. 「Phoenix Always」のメイン画面に戻ります。

  7. 画面右上「電源を切る」ボタンをクリック

  8. 本機の電源が切れます。

以上でパターンファイルのアップデートは終了です。
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削除


Alwaysアップデートエージェント削除方法については、「アプリケーションCD-ROM」内の「\ALWAYSUA\Readme.txt」をご覧ください。
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追加


  • Always アップデートエージェントは、購入後のWindowsのセットアップ直後、あるいは「再セットアップ用DVD-ROM」を使用した標準再セットアップの直後のみ追加することができます。
  • Always アップデートエージェントを追加するとハードディスクの約500MBを占有領域として使用します。
  • Always アップデートエージェントの追加には次の一時作業用フォルダを2つ使用します。
    ここでは一時作業用フォルダのパスを次の例で説明しますので、必要に応じて読み替えてください。

      一時作業用フォルダ1のパスC:\temp\NEC-RESTORE
      一時作業用フォルダ2のパスC:\temp\Install
    一時作業用フォルダのパスに全角文字やスペースが入らないようにしてください。
    また、一時作業用フォルダはAlways アップデートエージェントの追加後は不要になりますので削除してください。

◆Always アップデートエージェント追加前の準備


  1. 「スタート」ボタン→「コントロールパネル」をクリック
  2. 「システムとメンテナンス」をクリックし、「管理ツール」をクリック
  3. 「コンピュータの管理」をダブルクリック
  4. 「コンピュータの管理」画面が表示されたら、「ディスクの管理」をクリック

  5. 「ディスク0」の「NEC-RESTORE」を選択して右クリック
  6. 「ドライブ文字とパスの変更」をクリック
  7. 「追加」ボタンをクリック
  8. 「OK」ボタンをクリック
  9. 「スタート」ボタン→「コンピュータ」をクリックし、NEC-RESTOREのドライブ文字(E:など)を確認する
  10. Cドライブの任意の場所に一時作業用フォルダ1を作成する
  11. 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「ファイル名を指定して実行」をクリック
  12. 「名前」に次のように入力し、「OK」ボタンをクリック


  13. △は半角スペースを意味しています。

    xcopy△/s△/e△/v△/h△<NEC-RESTOREのドライブ文字>:\*.*△<一時作業用フォルダ1のパス>

    NEC-RESTOREのドライブ文字をE、手順10で作成した一時作業用フォルダ1のパスを「C:\temp\NEC-RESTORE」とした場合、次のように入力してください。

    △は半角スペースを意味しています。

      xcopy△/s△/e△/v△/h△E:\*.*△C:\temp\NEC-RESTORE

    ファイルのコピーが始まります。

    ファイルのコピーには数分掛かります。しばらくお待ちください。
    コマンドプロンプトが消えたら、ファイルのコピーは終了です。

  14. 「スタート」ボタン→「コントロールパネル」をクリック
  15. 「システムとメンテナンス」をクリックし、「管理ツール」をクリック
  16. 「コンピュータの管理」をダブルクリック
  17. 「コンピュータの管理」画面が表示されたら、「ディスクの管理」をクリック
  18. 「ディスク0」を右クリックし、「プロパティ」をクリック
  19. 「ボリューム」タブをクリックし、「ボリューム:」欄の(D:)の容量(MB)とNEC-RESTORE(E:など)の容量(MB)をメモなどに控え、「キャンセル」をクリック
  20. 「ディスク0」の「(D:)」を右クリックし、「ボリュームの削除」をクリック
  21. 「シンプル ボリュームの削除」画面で「はい」ボタンをクリック
  22. 「ディスク0」の「NEC-RESTORE(E:)」を右クリックし、「ボリュームの削除」をクリック
  23. 「シンプル ボリュームの削除」画面で「はい」ボタンをクリック
  24. 「ディスク0」の「未割り当て」を右クリックし、「新しいシンプル ボリューム」をクリック
  25. 「新しいシンプル ボリューム ウィザードの開始」画面で、「次へ」ボタンをクリック
  26. 「ボリューム サイズの指定」画面で「シンプル ボリューム サイズ (MB)」に手順18でメモなどに控えた(D:)のサイズ(MB) から500MBをひいたサイズを入力して「次へ」ボタンをクリック


  27. 手順18でメモなどに控えたサイズが14590MBの場合は、14590(MB) - 500(MB) = 14090(MB)を入力してください。
  28. 「ドライブ文字またはパスの割り当て」画面で、「次のドライブ文字を割り当てる:」が選択され、「D」が選択されていることを確認して「次へ」ボタンをクリック
  29. 「パーティションのフォーマット」画面で、「このボリュームを次の設定でフォーマットする」を選択し、以下の設定で「クイック フォーマットする」にチェックを付け、「次へ」ボタンをクリック


  30. ファイルシステムNTFS
    アロケーション ユニット サイズ既定値
    ボリューム ラベル(空白)

    ボリューム ラベルは何も入力しないでください。
  31. 「新しいシンプル ボリューム ウイザードの完了」画面で、「完了」ボタンをクリック
  32. 「ディスク0」の「未割り当て」を右クリックし、「新しいシンプル ボリューム」を選択する
  33. 「新しいシンプル ボリューム ウィザードの開始」画面で、「次へ」ボタンをクリック
  34. 「ボリューム サイズの指定」画面で「シンプル ボリューム サイズ (MB)」に手順18でメモなどに控えたNEC-RESTORE(E:など)のサイズを入力して「次へ」ボタンをクリック
  35. 「ドライブ文字またはパスの割り当て」で「次のドライブ文字を割り当てる:」が選択され、重複しない任意のドライブ文字が選択されていることを確認して「次へ」ボタンをクリック


  36. これ以降、ドライブ文字に「E」が割り振られた場合の手順を説明します。

  37. 「パーティションのフォーマット」画面で「このボリュームを次の設定でフォーマットする」を選択し、以下の設定で「クイック フォーマットする」にチェックを付け、「次へ」ボタンをクリック


  38. ファイルシステムFAT32
    アロケーション ユニット サイズ既定値
    ボリューム ラベルNEC-RESTORE
  39. 「新しいシンプル ボリューム ウイザードの完了」画面で、「完了」ボタンをクリック
  40. 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「ファイル名を指定して実行」をクリック

  41. 「名前」に次のように入力し、「OK」ボタンをクリック


  42. △は半角スペースを意味しています。

    xcopy△/s△/e△/v△/h△<一時作業用フォルダ1のパス>\*.*△<NEC-RESTOREのドライブ文字>:\

    手順10で作成した一時作業用フォルダ1のパスを「C:\temp\NEC-RESTORE」、NEC-RESTOREのドライブ文字をEとした場合、次のように入力してください。

    △は半角スペースを意味しています。

      xcopy△/s△/e△/v△/h△C:\temp\NEC-RESTORE\*.*△E:\

    ファイルのコピーが始まります。

    ファイル上書きの確認メッセージが表示された場合は、【Y】を押してください。
    ファイルのコピーには数分掛かります。しばらくお待ちください。
    コマンドプロンプトが消えたら、ファイルのコピーは終了です。

以上でAlways アップデートエージェント追加前の準備は終了です。
次に「◆Always アップデートエージェントの追加」へ進んでください。

◆Always アップデートエージェントの追加


  1. 「スタート」ボタン→「コンピュータ」をクリック
  2. Cドライブの任意の場所に一時作業用フォルダ2を作成する


  3. フォルダのパスに全角文字やスペースが入らないようにしてください。
  4. DVD/CDドライブに「アプリケーションCD-ROM」をセットする
  5. 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「ファイル名を指定して実行」をクリック
  6. 「名前」に次のように入力し、「OK」ボタンをクリック


  7. △は半角スペースを意味しています。

    xcopy△/s△/e△/v△/h△<DVD/CDドライブ名>:\ALWAYSUA\Install\*.*△<一時作業用フォルダ2のパス>

    DVD/CDドライブをFドライブ、手順2で作成した一時作業用フォルダ2のパスを「C:\temp\Install」とした場合、次のように入力してください。

    △は半角スペースを意味しています。

      xcopy△/s△/e△/v△/h△F:\ALWAYSUA\Install\*.*△C:\temp\Install

  8. 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「ファイル名を指定して実行」をクリック
  9. 「名前」に次のように入力し、「OK」ボタンをクリック


  10. △は半角スペースを意味しています。

    xcopy△<DVD/CDドライブ名>:\COMMAND\EXTRACT.exe△<一時作業用フォルダ2のパス>

    DVD/CDドライブをFドライブ、手順2で作成した一時作業用フォルダ2のパスを「C:\temp\Install」とした場合、次のように入力してください。

    △は半角スペースを意味しています。

      xcopy△F:\COMMAND\EXTRACT.exe△C:\temp\Install

  11. DVD/CDドライブから「アプリケーションCD-ROM」を取り出す
  12. 「スタート」ボタン→「コントロールパネル」をクリック
  13. 「ユーザーアカウント」または「ユーザーアカウントと家族のための安全設定」をクリック
  14. 「ユーザーアカウント」をクリック
  15. 「ユーザーアカウント制御の有効化または無効化」をクリック
  16. 「ユーザーアカウント制御(UAC)を使ってコンピュータの保護に役立たせる」のチェックをはずし、「OK」ボタンをクリック
  17. 「今すぐ再起動する」ボタンをクリック

  18. 自動的に再起動されます。

  19. 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「ファイル名を指定して実行」をクリック
  20. 「名前」に次のように入力し、「OK」ボタンをクリック


  21. △は半角スペースを意味しています。

    <一時作業用フォルダ2のパス>\SyncVolumeLabel△/P=<NEC-RESTOREのドライブ文字>

    手順2で作成した一時作業用フォルダ2のパスを「C:\temp\Install」、NEC-RESTOREのドライブ文字をEとした場合、次のように入力してください。

    △は半角スペースを意味しています。

      C:\temp\Install\SyncVolumeLabel△/P=E

  22. 「スタート」ボタン→「コントロールパネル」をクリック
  23. 「ユーザーアカウント」または「ユーザーアカウントと家族のための安全設定」をクリック
  24. 「ユーザーアカウント」をクリック
  25. 「ユーザーアカウント制御の有効化または無効化」をクリック
  26. 「ユーザーアカウント制御(UAC)を使ってコンピュータの保護に役立たせる」のチェックを付け、「OK」ボタンをクリック
  27. 「今すぐ再起動する」ボタンをクリック

  28. 自動的に再起動されます。

  29. 「スタート」ボタン→「コントロールパネル」をクリック
  30. 「システムとメンテナンス」をクリックし、「管理ツール」をクリック
  31. 「コンピュータの管理」をダブルクリック
  32. 「コンピュータの管理」画面が表示されたら、「ディスクの管理」をクリック

  33. 「ディスク0」の[NEC-RESTORE]を選択して右クリック
  34. 「ドライブ文字とパスの変更」をクリック
  35. 「削除」ボタンをクリック
  36. 「はい」ボタンをクリック
  37. 「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「ファイル名を指定して実行」をクリック
  38. 「名前」に次のように入力し、「OK」ボタンをクリック


  39. △は半角スペースを意味しています。

    <一時作業用フォルダ2のパス>\AUSetup△/INSTCME

    手順2で作成した一時作業用フォルダ2のパスを「C:\temp\Install」とした場合、次のように入力してください。

    △は半角スペースを意味しています。

      C:\temp\Install\AUSetup△/INSTCME

    インストールが開始されます。

    いったんAUSetupを実行したら、処理が終わるまでAUSetupを実行しないでください(AUSetupを二重実行しないでください)。
  40. 「インストールは正常に終了しました。Windowsをシャットダウンしてください。」と表示されたら、【Enter】を押し、本機の電源を切る


  41. 「プログラム互換性アシスタント」画面が表示された場合は、「キャンセル」ボタンをクリックし、画面を閉じてください。
以上でAlways アップデートエージェントの追加は終了です。

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