無線LANの設定と接続
[2017021905]
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ネットワーク上でファイルやフォルダを共有する場合は、アクセス権を設定してください。 |
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- セキュリティ設定や周囲の無線環境によっては、接続までに時間がかかる場合や、通信速度が低下する場合があります。
- 工場出荷時の状態では、接続先にあわせて5GHzか2.4GHzが自動的に選択されます。「ワイヤレスLANの設定」で使用する周波数を設定できます。
- Windows タスク マネージャーの「ネットワーク」タブにある「ワイヤレス ネットワーク接続」のリンク速度が正常に表示されない場合があります。
- WPS(WiFi Protected Setup)に対応した無線LANアクセスポイントと接続する場合、PINの入力や、ルーターのボタンを押すことを要求する画面が表示されることがあります。
これらの操作でも無線LANアクセスポイントと接続できますが、機器の組み合わせによっては接続に失敗することもありますので、その場合はセキュリティ キーを入力して接続を行ってください。
- WPSで接続する場合は、セキュリティが自動的に設定されます。
設定されたセキュリティについては、無線LANアクセスポイントの設定画面かマニュアルなどで確認してください。
- PINは無線LANアクセスポイント本体に記載されています。記載箇所については、無線LANアクセスポイントのマニュアルをご覧ください。
- Windows標準の無線LAN機能でサポートしていない認証機能(LEAPなど)をご利用になる場合は「Atheros接続の設定」をインストールする必要があります。
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無線LANの設定をする
接続する機器によって、設定手順が異なります。お使いの環境にあわせて設定を行ってください。
●ネットワーク名(SSID)を通知する無線LANアクセスポイントに接続する場合
- 無線LAN機能がオンになっていることを確認する
無線LAN機能がオフになっている場合は、「無線LAN機能のオン/オフ」をご覧になり、無線LAN機能をオンにしてください。
- 「スタート」ボタン→「コントロール パネル」をクリック
- 「ネットワークとインターネット」をクリックし、「ネットワークと共有センター」をクリック
- 「ネットワーク設定の変更」欄の「ネットワークに接続」をクリック
ネットワーク名(SSID)の一覧が表示されます。
- 接続する無線LANアクセスポイントのネットワーク名(SSID)をクリック
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- 選択した無線LANアクセスポイントに間違いがないか、ネットワーク名(SSID)を確認してください。
- ネットワーク名(SSID)の一覧に接続するネットワーク名(SSID)が表示されない場合は、
ボタンをクリックしてください。それでもネットワーク名(SSID)が表示されない場合は、無線LANアクセスポイントがネットワーク名(SSID)を通知しない設定になっている場合があります。無線LANアクセスポイントの設定を確認し、「ネットワーク名(SSID)を通知しない無線LANアクセスポイントに接続する場合」の手順で設定を行ってください。
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- 「自動的に接続する」にチェックが付いていることを確認して、「接続」ボタンをクリック
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- 「自動的に接続する」のチェックを外した場合、設定は保存されません。
- 自動的に接続する設定は、後から変更できます。
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- 「セキュリティ キー」の入力を要求する画面が表示された場合は、接続先に設定されているものと同じネットワーク セキュリティ キーを入力して、「OK」ボタンをクリック
これで設定は完了です。
- 無線LAN機能がオンになっていることを確認する
無線LAN機能がオフになっている場合は、「無線LAN機能のオン/オフ」をご覧になり、無線LAN機能をオンにしてください。
- 「スタート」ボタン→「コントロール パネル」をクリック
- 「ネットワークとインターネット」をクリックし、「ネットワークと共有センター」をクリック
- 「ネットワーク設定の変更」欄の「新しい接続またはネットワークのセットアップ」をクリック
- 「ワイヤレス ネットワークに手動で接続します」を選択し、「次へ」ボタンをクリック
ワイヤレスネットワークの情報を入力する画面が表示されます。
- 「ネットワークがブロードキャストを行っていない場合でも接続する」にチェックを付ける
- 接続先の無線LANアクセスポイントにあわせて設定を行う
- 「ネットワーク名」
接続先の無線LANアクセスポイントのネットワーク名(SSID)を入力します。
- 「セキュリティの種類」、「暗号化の種類」
接続先の無線LANアクセスポイントの設定にあわせて選択します。
セキュリティと暗号化の種類については、「セキュリティとデータの暗号化について」をご覧ください。
- 「セキュリティ キー」
接続先の無線LANアクセスポイントに設定されているものと同じネットワーク セキュリティ キーを入力します。
- 「この接続を自動的に開始します」
チェックを付けると、接続先が通信可能範囲にある場合、自動で接続するように設定されます。
- 「次へ」ボタンをクリック
- 「正常に <ネットワーク名(SSID)> を追加しました」と表示されたら、次の手順を行う
- 設定を変更しない場合
手順10に進んでください。
- 設定を変更する場合
「接続の設定を変更します」をクリックし、表示される画面で設定を行ってください。
設定が完了したら「OK」ボタンをクリックし、手順10へ進んでください。
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接続先の無線LANアクセスポイントにWEPキーが設定されており、暗号化キー番号(キーインデックス)が「1」以外に設定されている場合は、ここで設定を変更する必要があります。「接続の設定を変更します」をクリックし、「セキュリティ」タブの「キー インデックス」で設定を行ってください。 |
- 「閉じる」ボタンをクリック
これで設定は完了です。
手順7で「この接続を自動的に開始します」にチェックを付けなかった場合は、「設定済みの接続先に接続する」をご覧になり、手動で接続を行ってください。
●コンピュータ同士で通信(アドホック通信)する場合
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アドホック接続の通信状況が不安定な場合は、一度接続を切断してから電波状況のよい場所にコンピュータを移動させ、再度接続設定を行ってください。 |
- 他のコンピュータに本機を接続する場合
アドホック接続の設定が完了している他のコンピュータと本機を接続する場合は次の手順で行います。
- 無線LAN機能がオンになっていることを確認する
無線LAN機能がオフになっている場合は、「無線LAN機能のオン/オフ」をご覧になり、無線LAN機能をオンにしてください。
- 「スタート」ボタン→「コントロール パネル」をクリック
- 「ネットワークとインターネット」をクリックし、「ネットワークと共有センター」をクリック
- 「ネットワーク設定の変更」欄の「ネットワークに接続」をクリック
ネットワーク名(SSID)の一覧が表示されます。
- 接続先のコンピュータのネットワーク名(SSID)を選択して、「接続」ボタンをクリック
- 「セキュリティ キー」または「パスフレーズ」の入力を要求する画面が表示された場合は、接続先に設定されているものと同じネットワーク セキュリティ キーを入力して、「OK」ボタンをクリック
これで設定は完了です。
- 他のコンピュータが本機に接続できるようにする場合
他のコンピュータが接続できるように本機を設定するには次の手順で行います。
- 無線LAN機能がオンになっていることを確認する
無線LAN機能がオフになっている場合は、「無線LAN機能のオン/オフ」をご覧になり、無線LAN機能をオンにしてください。
- 「スタート」ボタン→「コントロール パネル」をクリック
- 「ネットワークとインターネット」をクリックし、「ネットワークと共有センター」をクリック
- 「ネットワーク設定の変更」欄の「新しい接続またはネットワークのセットアップ」をクリック
- 「ワイヤレス アドホック(コンピューター相互) ネットワークを設定します」を選択し、「次へ」ボタンをクリック
- 「次へ」ボタンをクリック
ワイヤレスネットワークの情報を入力する画面が表示されます。
- 「ネットワーク名」欄にアドホック接続に使用するネットワーク名(SSID)を入力する
- 「セキュリティの種類」を設定する
- 「セキュリティ キー」欄にネットワーク セキュリティ キーを入力する
- 「このネットワークを保存します」にチェックを付けて、「次へ」ボタンをクリック
- 「閉じる」ボタンをクリック
接続設定が保存され、アドホック接続待ちの状態になります。
これで設定は完了です。
設定済みのアドホック接続を接続待ちの状態にする場合は次の手順で行います。
- 無線LAN機能がオンになっていることを確認する
無線LAN機能がオフになっている場合は、「無線LAN機能のオン/オフ」をご覧になり、無線LAN機能をオンにしてください。
- 「スタート」ボタン→「コントロール パネル」をクリック
- 「ネットワークとインターネット」をクリックし、「ネットワークと共有センター」をクリック
- 「ネットワーク設定の変更」欄の「ネットワークに接続」をクリック
- 接続待ち状態にするアドホック接続のネットワーク名(SSID)を選択し、「接続」ボタンをクリック
以上で設定は完了です。
セキュリティと暗号化の方式は、無線LANアクセスポイントや接続する機器同士で設定を合わせる必要があります。
本機の無線LAN機能で設定できる、セキュリティと暗号化の方式は次の通りです。
◆選択できるセキュリティと暗号化の方式
- 無線LANアクセスポイントに接続する場合
セキュリティの種類 |
暗号化の種類 |
認証なし (オープン システム) |
なし、WEP |
共有キー |
WEP |
WPA2 - パーソナル |
TKIP、AES |
WPA - パーソナル |
WPA2 - エンタープライズ |
WPA - エンタープライズ |
802.1X |
WEP |
- コンピュータ同士で通信(アドホック通信)する場合
セキュリティの種類 |
暗号化の種類 |
認証なし (オープン システム) |
なし、WEP |
WPA2 - パーソナル |
AES |
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- セキュリティは設定することを強く推奨します。セキュリティの設定を行わない場合は、「無線LAN製品ご使用時におけるセキュリティに関するご注意」の内容をご確認の上、使用してください。
- WPA2 - エンタープライズ、WPA - エンタープライズ、および認証機能(IEEE802.1X)を使用した接続を行う場合は、各項目の設定内容をネットワークの管理者にお問い合わせください。
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◆ネットワーク セキュリティ キー
データの暗号化を行う場合、ネットワーク セキュリティ キーを設定します。
ネットワーク セキュリティ キーは、通信を行う無線LANアクセスポイントや相手のコンピュータと同じ設定にします。
暗号化の方式と、ネットワーク セキュリティ キーとして使用できる文字種と文字数は以下の通りです。
- WEPの場合
キーの長さが長い(bit数が大きい)ほど、通信内容の解読がされにくくなり、安全性が高くなります。
入力形式 |
長さ |
キーに使用する文字 |
説明 |
ASCIIテキスト |
64bit |
半角英数字で5文字 |
相手の機器が64bit暗号キーに対応している場合に使えます。64bitのうち40bitをユーザーが指定し、24bitはシステムが設定します。 |
16進数 |
16進数(0〜9、A〜Fの半角英数字)で10文字 |
ASCIIテキスト |
128bit |
半角英数字で13文字 |
相手の機器が128bit暗号キーに対応している場合に使えます。128bitのうち104bitをユーザーが指定し、24bitはシステムが設定します。 |
16進数 |
16進数(0〜9、A〜Fの半角英数字)で26文字 |
- WPA - パーソナル(TKIP、AES)またはWPA2 - パーソナル(TKIP、AES)の場合
入力されたネットワーク セキュリティ キーを元にして、一定時間ごとにキー自体が自動更新されるため、WEPよりも安全性が高くなります。
入力形式 |
キーに使用する文字 |
ASCIIテキスト |
半角英数字で8文字以上63文字以下 |
16進数 |
16進数(0〜9、A〜Fの半角英数字)で64文字 |
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WPA - パーソナルやWPA2 - パーソナルによる暗号化を使用するには、接続する相手の機器も同じセキュリティ機能に対応している必要があります。 |
設定済みの接続先に接続するには、次の手順で行います。
- 無線LAN機能がオンになっていることを確認する
無線LAN機能がオフになっている場合は、「無線LAN機能のオン/オフ」をご覧になり、無線LAN機能をオンにしてください。
- タスク バーの通知領域の「ネットワーク」アイコン(
)をクリック
ワイヤレスネットワークと信号状態の一覧が表示されます。
- 接続先をクリックし、「接続」ボタンをクリック
以上で接続は完了です。
接続を切断する
接続中のネットワーク接続を切断するには、次の手順で行います。
- タスク バーの通知領域の「ネットワーク」アイコン(
)をクリック
ワイヤレスネットワークと信号状態の一覧が表示されます。
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表示されるアイコンは、接続しているネットワークや接続状況により変化します。 |
- 切断する接続先をクリックし、「切断」ボタンをクリック
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現在接続中の接続先には「接続」と表示されています。 |
以上で切断は完了です。
接続の確認
接続の状態を確認するには、次の手順で行います。
- タスク バーの通知領域の「ネットワーク」アイコン(
)をクリック
ワイヤレスネットワークと信号状態の一覧が表示されます。
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表示されるアイコンは、接続しているネットワークや接続状況により変化します。 |
- 状態を確認したい接続にマウスカーソルを合わせる
接続の詳細な情報が表示されます。
無線LANの設定について
Windows標準の無線LAN機能の詳細については、Windowsのヘルプをご覧ください。