広がる!LAVIEパソコンの活用方法パソコンに関するQ&A
AIの活用が進む現在、就職活動においてもその力を借りることで、準備が効率化できます。生成AI「ChatGPT」は、エントリーシートの作成時に欠かせない自己分析をはじめ、自己PRや志望動機などを考える際に役立ちます。また、模擬面接にも対応するなど、幅広く活用可能です。
ChatGPTを十分に機能させるには、「プロンプト」と呼ばれる指示文をいかに使いこなすかがポイントです。目的に合わせて適切なプロンプトを入力することで、質の高い回答を得られます。一方で、個人情報の扱いや回答の正確性など、AIならではの弱点を理解して使うことが重要です。
本記事では、就活におけるAI活用の具体例やプロンプト作成のポイント、注意点について解説します。ChatGPTとLAVIEノートパソコンを就活の頼れるパートナーとして活用しましょう。
目次
ChatGPTは、OpenAIが開発した対話型AIです。2025年11月現在は、最新バージョンの『GPT-5.1』が提供されています。より温かみのある会話スタイルと高度な推論能力を備え、自然な会話や文章の生成・添削・要約など幅広いタスクに対応可能です。
近年は、就活でAIを活用する学生が増加中です。実際に、大手就職ナビサイトの運営企業による調査では「2026年卒の学生のうち、約3人に2人が就職活動でAIを使用している」という結果もありました。生成AIは、質問を重ねることで回答の精度を高められる点が特徴です。就活においては、エントリーシート作成時の自己分析、自己PR・ガクチカ・志望動機の作成および添削、模擬面接の実施など、幅広く活用できます。
ノートパソコンがあれば、場所を選ばずChatGPTを相談相手として利用できるため、効率的に就職活動を進められるでしょう。
ChatGPTから質の高い回答を得るには、プロンプトが重要です。ここでは、効果的なプロンプト作成のポイントを3つ紹介します。
例えば「自己PRを考えて」といった漠然とした指示ではなく、
「私は大学でプログラミングサークルのリーダーを務め、20名のメンバーをまとめてアプリの開発プロジェクトを成功させました。この経験から得たリーダーシップとチームマネジメント力を活かせる自己PRを300字で作成してください」
というように、背景となる情報や目的、文字数などの詳細を明確に伝えましょう。その際は、ChatGPTが理解しやすいように簡潔で理解しやすい言葉を使うことがポイントです。
ChatGPTの回答について「箇条書きで5つ挙げてください」「表形式で比較してください」など、形式を指定することで、求める情報を効率的に得られます。また、回答の具体例をChatGPTに示し、Q&Aを重ねることで、より精度の高いアウトプットが期待できます。
模擬面接の面接官など、ChatGPTに役割を持たせたい場合には「あなたは経験豊富な人事担当者です」「あなたは就活に詳しいキャリアアドバイザーです」など、「どのような立場で回答してもらいたいのか」を明示することで、より適切な視点でのアドバイスが得られます。
ここからは、自己PRや志望動機の作成、模擬面接の実施におけるプロンプトの例を紹介します。プロンプトは、自身の状況に合わせてカスタマイズしてください。
主に履歴書やエントリーシートなどの応募書類作成、面接試験で必要な自己PRのアイデア出しにおいて、ChatGPTは役立ちます。
自己PRを作成するには、まずは自己紹介として基本情報や経験・実績などをChatGPTに伝えます。次に、自己分析の目的を明確にしましょう。例えば「IT企業のシステムエンジニア職に応募するための自己PR」など、具体的に目的を設定します。ChatGPTからのフィードバックを活用し、ご自身のアピールポイントを整理していくことがポイントです。質問を重ねることで、より深く自己分析ができます。
プロンプト例:
あなたは経験豊富なキャリアアドバイザーです。私の自己PRのアイデア出しを手伝ってください。
【私の情報】
- 大学:○○大学 経済学部 経済学科3年
- 学生時代に特に力を入れたこと:力を入れたわけではないが、スポーツのサークルは積極的に参加していた
- 強み:アピールポイントは思いあたらないが、仲間から話しやすいと言われる
- 志望業界:メーカーや商社など。安定した業界が良い
- 志望職種:営業など
- 将来の夢:家族をもち、不足なく落ちついて暮らしたい
上記の情報をもとに、以下を教えてください:
1. 私の強みとして企業にアピールできるポイントを3つ挙げてください
2. 各ポイントについて、具体的なエピソードを引き出すための質問をしてください
3. それらを活かせる職種や仕事内容を提案してください
特に「学生時代に特に力をいれたこと」を具体的に記載すると、ガクチカの作成に役立ちます。では、実際に上記のプロンプトを入力し出力してみましょう。
アピールポイントや具体性を高めるための質問など、効果的なアドバイスが表示されました。
自己PR文の作成やエピソードの深掘りの提案も。
志望動機を作成する際は、志望企業の情報やご自身の学歴・経験・スキルなどの情報をプロンプトに含めます。特に、企業情報を具体的に入力することがポイントです。企業の事業内容・理念・求める人物像などを調べた上でプロンプトに盛り込むことで、説得力のある志望動機が作成できるでしょう。
プロンプト例:
あなたは就活に詳しいキャリアアドバイザーです。以下の情報をもとに、志望動機の素案を400字程度で作成してください。
【志望企業の情報】
- 企業名:株式会社○○
- 事業内容:AIを活用した人事採用ソリューションの開発
- 企業理念:テクノロジーで採用課題を解決する
- 求める人物像:自責思考で主体的に行動できる人
【私の情報】
- 大学院:○○大学 経済学部 経営学科3年
- 研究テーマ:中小企業の採用マーケティング
- 経験:大学3年の夏休みに人材会社の1dayインターン経験あり
- 志望理由:誰かの意思決定をサポートしたい。人材業界はニーズが高い
上記をもとに、志望企業の企業理念と私の経験を結びつけた志望動機を作成してください。その他、改善点があれば指摘してください。
プロンプトを入力して出力すると、志望動機の文章案と改善ポイントが表示されました。
ChatGPTを面接官に見立て、面接対策をすることも可能です。模擬面接のシナリオを生成する際は、志望業界や職種、ご自身の経験を具体化しましょう。また、ChatGPTの音声入力/音声出力機能を使うことで、実際に声に出しながら練習することも可能です。より実践的に面接対策を進められます。
音声入力/音声出力については、LAVIEマニュアル「マイクの設定」「音声の入出力先を変更する」もご参照ください。
プロンプト例:
あなたは大手IT企業の人事担当者です。私の模擬面接官を務めてください。
【面接設定】
- 職種:ITソリューションの法人営業(新卒))
- 面接形式:一次面接
- 面接時間の想定:約10分
【私の情報】
- 大学:○○大学 経営学部3年
- 専攻:マーケティング
- 主な経験:サークルでのサブリーダー、1dayインターンシップ(ITスタートアップ)
- 志望動機:常に進化するITソリューションを提案して法人の課題解決に携わりたい。
模擬面接は以下の流れで進めてください:
1. まず自己紹介を求めてください
2. 私の回答後、それに基づいて3~5つの質問をしてください
3. 各質問への回答後、簡単なフィードバックをください
4. 最後に、面接全体の評価と改善点を教えてください
それでは、面接を始めてください。
プロンプトを入力すると、模擬面接が始まりました。
実際に自己紹介すると、続いて質問が。リアルな面接の流れを体感できます。
ChatGPTを就活で利用する際には、AI特有の弱点に気をつけましょう。以下の注意点を事前に理解し、適切に活用することが重要です。
生成された内容をそのまま使うと、面接で質問を受けた際に答えられなくなる可能性があります。誇張や事実と異なる内容は避け、最終的には自らの言葉で伝えることが大切です。
ChatGPTは、アイデア出しや文章の構成を考える際の「壁打ち相手」として役立ちます。ChatGPTとの「対話」を重ねながら、自分では気づいていなかった強みの発見や忘れていた実績といったあなたの魅力を、応募書類の作成や面接で活かしましょう。
ChatGPTは常に最適な回答を出すとは限りません。そのため、1つの問いに対して複数の提案を受けられるように設定することをおすすめします。
プロンプトの最後に「3つのパターンを提示してください」と加えることで、異なる視点やアプローチの回答を得られます。複数の選択肢からご自身にフィットする内容を選んだり、それぞれの回答から良い部分を組み合わせたりすることで、より質の高いアウトプットが可能です。
ChatGPTはインターネット経由で動作するサービスであるため、情報漏えいのリスクはゼロではありません。氏名・住所・電話番号・メールアドレス・大学名などの個人を特定できる情報は入力しないようにしましょう。プロンプトを作成する際は「○○大学」のように伏せ字を使うことで、個人情報を保護しながらChatGPTを活用できます。
個人情報管理のポイントは、LAVIEマニュアル「個人情報はしっかり管理」もご参照ください。
個人情報はしっかり管理ChatGPTが出力する情報は、必ず見直しましょう。特に、企業情報や事業内容に関する記述は最新の情報でない場合があります。企業の公式サイトや最新のニュースリリースなど一次情報を参照し、ChatGPTが提示した情報が正確かどうかを確認してください。
また、統計データや数値についても出典を確認することが大切です。誤った情報を使ってしまうと、企業研究が不十分だと判断されたり、面接で指摘されたりする可能性があります。
ChatGPTで準備した応募書類や自己分析の結果は、就活仲間と共有することをおすすめします。仲間と協力して模擬面接を行うなど、ChatGPTで作成した自己PRや想定問答をリアルの場で実践してみましょう。また、友人や先輩など客観的な立場の人からのアドバイスは大いに役立ちます。第三者目線でのフィードバックを受けることで、ご自身やChatGPTだけでは気づけなかった改善点を見つけられるかもしれません。
就活仲間とは、ChatGPTの活用法も含めて情報交換することもおすすめです。「効果的なプロンプトの共有」や「どのような場面でChatGPTを使っているか」など、お互いの工夫を共有し学び合うことで、効果的に就活の準備を進められます。
ここでは、就活でChatGPTを使う際によくある2つの質問にお答えします。
エントリーシートや志望動機の作成において、文章の作成を丸投げすることは避けましょう。ChatGPTが生成した文章をそのまま使うと、文章が不自然だったり、オリジナリティに欠けていたりするため、採用担当者に見抜かれる可能性があります。
複数の応募者が似たような表現を使っている場合は、印象が弱くなります。仮に面接に進んだとしても、面接官からの質問に答えられないことも考えられます。
ChatGPTはアドバイザーとして活用し、アイデアや改善点の確認に使う程度に留めることを推奨します。最終的な文章は「自分の言葉で、自分らしさが伝わる」ように作成しましょう。
文法上の誤り、誤字・脱字のチェック、より自然な表現に言い換える提案など、基本的な校正・校閲に利用することも可能です。
ただし、文脈やニュアンスなどの調整や記載情報のファクトチェックは必ず自分で行いましょう。専門用語の使い方や業界特有の表現など、ChatGPTが適切に判断しないままアウトプットする場合もあります。校正・校閲においてChatGPTは補助的なツールとして使い、最終確認はご自身で行なってください。
本記事では、就職活動におけるChatGPTの活用方法について解説しました。エントリーシート作成時に欠かせない自己PRのアイデア出し、志望動機の作成・添削、模擬面接の実施など、ChatGPTは就活のさまざまな場面で確かなサポートツールとなります。
ChatGPTを効果的に活用するには、「具体的かつ詳細なプロンプトの作成」「回答形式の指定」「ChatGPTの役割を明確にすること」が大切です。一方で、すべてをAIに任せるのではなく、「最終的には自分の言葉で伝える」「複数パターンを出力する」「個人情報を入力しない」「自らファクトチェックをする」などの注意点を守りましょう。
LAVIEのノートパソコンがあれば、いつでもどこでもChatGPTを就活の相談相手として活用できます。ChatGPTの適切な活用方法を理解し、就活仲間と情報交換しながら、効率的に就職活動の準備を進めていってください。
