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その11「パスワード覚えきれません…」
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その11 パスワード覚えきれません

     

パスワードを色々変えると忘れて分からなくなってしまうので、どのWebサービスでも、同じものを使っていました。先日、同じパスワードを使っていたために、「アカウントを乗っ取られた」というのをニュースで見てびっくり。あわててパスワードを変更しようと思いましたが、でも色々変えるとパスワードが覚えられないし…やっぱり、パスワードって同じじゃダメですか?

パスワード管理のヒント

パスワードの使い回しはやめましょう

複数のWebサービスで同じパスワードを使っていると、IDとパスワードの組み合わせがどこかのサービスで漏れてしまった場合、他のサービスに流用されてしまう可能性があります。アカウント乗っ取りも、流出したIDとパスワードを使ってログインされたものと考えられます。
被害を最小限にするためにも、Webサービスごとに異なるパスワードを使うようにしましょう。

パスワードの使い回しはやめましょう

パスワード管理ソフトを使う

とはいえ、たくさんのパスワードを覚えていることは難しいかと思います。そんなときに便利なのがパスワード管理ソフトです。
パスワード管理ソフトを使うと、利用しているサービスのIDとパスワードの組み合わせを一括管理でき、パスワードが暗号化されて保存されます。各サービスにも、登録された情報から簡単にアクセスすることができます。また、パスワード管理ソフトによっては、自動でセキュリティに強いパスワードを作ってくれるものもあります。

そのほかの管理方法

パスワード管理ソフトなど、新しいソフトを使うことに抵抗感がある方は、パソコンではなく、手帳などにパスワードを記載しておくようにしましょう。ネットワークを使って情報を狙ってくる犯人からは、パソコンより手帳などの方が情報は流出しにくくなります。
ただ、紛失などの危険性がありますので、パスワードの最後の文字を常に同じにし、その文字だけはメモしないなどの工夫が必要です(たとえば必ず最後に「!」や「#」をつけると決めておくなど)。
さらに、手帳をなくして、ログインできなくなった!ということがないように、手帳以外にも記載するなどしておきましょう。

セキュリティに強いパスワードとは

あなたのパスワードは大丈夫?

パスワードは8文字以上、英数、大文字、小文字、記号を混在させるとよいとされています。
マイクロソフト社のWebサイトで、パスワードの安全性をチェックできますので、パスワードを作成するときの参考にしてみてください。

セキュリティに強いパスワードとは

強いパスワード作りのヒント

パスワードを作るときは次のような点に注意しましよう


<悪い例>
・辞書に掲載されているような英単語など
・「12345」や「9999」など連続した数字や繰り返しの数字
・個人情報や名前や誕生日など

<たとえばこんな風に作る>
・8文字以上で、記号や数字、大文字、小文字などを混在させる
・子音だけを残す(例:こんにちは(KONNICHIWA⇒KNNCHW)
・アルファベットを一部記号に変える(例:121ware⇒I2Iw@r&)


関連豆知識

セキュリティ対策に役立つ情報をお届けします。

偽セキュリティソフトに注意

最近、偽の警告画面やセキュリティソフトの購入画面などを表示させ、クレジット番号などをだまし取る「偽セキュリティソフト」被害が発生しています。「ウイルスに感染しています」などのメッセージにあわてて対応して、被害にあうことが多いので、偽セキュリティソフトの存在を知って、日頃から注意しておきましょう。

アップデートを忘れずに

ウイルスや偽セキュリティソフトなどは、Webサイトにアクセスした際に、パソコンの脆弱性を狙って侵入してきます。そのため、パソコンは常に最新の状態にするように心がけましょう。

セキュリティ対策ソフトを使って常に最新に

セキュリティ対策ソフトは、ウイルスを検出したり、詐欺サイトをチェックするのに有効ですので、必ず使うようにしましょう。また、セキュリティ対策ソフトによっては、有効期限があったり、お試し版で利用できる日数にかぎりがあるものもあります。利用しているセキュリティ対策ソフトが有効期限切れになっていないか確認しましょう。
また、セキュリティ対策ソフトが最新になっていないと、新しいウイルスや詐欺サイトなどに対応できません。セキュリティ対策ソフトは常に最新にしておくようにしましょう。

クリックしてお金を請求されたら…

Webサイトで「今なら無料」などのボタンをクリックして、急に料金を請求する画面が表示されても、お金を支払ったり、メールなどで問い合わせをすることはやめましょう。
これも詐欺の手口で、「ワンクリック詐欺」と呼ばれています。

不測の事態に備えて「バックアップをとろう」

セキュリティ対策にどんなに注意していても、不測の事態が起こることもあります。そんなときに困らないように、日頃からバックアップをとるように心がけましょう。

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