Windowsには、標準でお絵かきソフト「ペイント」が入っています。この「ペイント」を使って、写真の加工や簡単なお絵かきを楽しむことができます。Windows 7になり、「ペイント」はさらなる進化をとげました。使いやすくなり、機能も充実したので表現の幅も広がります。今回は、Windows 7のペイントの特長や、ペイントを使った写真の加工や、簡単なイラストの描き方などをご紹介します(Windows XPやWindows Vistaでも写真の加工やお絵かきはお楽しみいただけます)。
Windows 7のペイントでは、操作のインターフェイスが大きく変わりました。Office 2007や2010と同じリボン形式のメニューとなっています。また、使えるブラシの種類と描画ツールが大幅に増えました。
Windows 7のペイントはメニューがリボン形式で並んでいます。よく使う操作ボタンが「ペイント」 メニューと 「ホーム」 、「表示」のタブにまとめられているので、従来よりも少ない操作ステップで操作できます。
※ウインドウの幅が狭いとメニューの一部が隠れて操作しづらいことがあるので、ウインドウ幅を広くして操作すると便利です。
従来は、ブラシの種類が「鉛筆」「ブラシ」「エアブラシ」の3種類だけでしたが、Windows 7では種類が豊富になりました。油彩ブラシや水彩ブラシでは、筆で描いたような質感を楽しむことができ、ペンタブレットの筆圧にも対応しています。
描画ツールも「矢印」「星形」「フキダシ」「ハートマーク」などが追加されました。
図形を描くと、周りに点線が表示されているので、大きさを変えたり、移動したりも簡単にできます。
写真の拡大、縮小表示が簡単に
Windows 7のペイントには「ズームスライダー」がつきました。スライドをドラッグすると表示を拡大、縮小できます。拡大して細かい加工作業をしていても、スライダーを使って倍率を下げると、全体の表示をすぐに確認できます。