●しくみ
無線LANとは、電波でデータの送受信を行う通信網のことです。そもそも、LANとは家庭や会社などの空間にあるパソコンやプリンターをつないで、データをやり取りできるようにしたネットワークを指します。かつてはケーブルで機器同士をつなぐのが一般的でしたが、ケーブルの代わりに電波を使う技術が生み出され、それを無線LANと呼ぶようになりました。
●どれくらいの距離まで届くの?
無線LANの電波を発生させる装置を置く場所に左右されますが、一般的な広さの家庭であれば、家のどこにいても無線LANの接続が可能です。
コンクリートの壁などの障壁があると電波が届きにくくなりますので、ご家庭で利用する際は、置く場所に気をつけてください。
次々と新しい単語が登場する、無線通信業界。テレビや広告などで見て、名前は知っているけれども、それぞれがどういう意味なのか知らないという方も多いのでは?そこで今回は、なかなか聞けない無線通信の種類を解説します。
●3G、4G(スリージー、フォージー)
3Gや4Gで使われている「G」とは、英語の「Generation(世代)」の頭文字をとったものです。つまり、3Gは「第3世代」、4Gは「第4世代」の通信規格という意味です。
○Gという単語を見たら、○の数字が大きいほどスピードが速いと考えてください。
●LTE(エルティーイー)
LTEとは、携帯電話の通信規格のひとつで、第3世代の通信規格(3G)をさらに高速化させたものです。
実は、前述の4Gはさまざまな通信規格を総称した呼び名。LTEはそのうちの一種です。
LTEのすごさは、その通信速度。家庭向けのインターネット回線に劣らない性能なので、外で動画をサクサク楽しみたい方にお勧めです。
●Wi-Fi(ワイファイ)
駅やお店などで目にすることが増えてきた「Wi-Fi」という単語。「3G、4G、LTE」などと同じようにインターネット通信に使いますが、3者との決定的な違いは、その通信距離。「3G、4G、LTE」は、遠くにある基地局と通信しますが、Wi-Fiは数メートル〜数十メートル圏内にある無線ルーターと通信します。
そのため、Wi-Fiを使用するには近くに無線ルーターがある必要があります。使える場所は限定されてしまいますが、Wi-Fiの特徴は安定した高速性。最大数百Mbps対応の規格も出てきており、快適にインターネットが楽しめます。
●WiMAX(ワイマックス)
WiMAXとは、より広いエリアで高速通信ができる、新しい通信規格のことです。WiMAXを使うには専用の通信機器が必要ですが、その機器さえ持っていればWi-Fiよりも高速な通信が可能です。 また、通信機器はコンパクトなため、外へ持ち歩くこともできます。外にいても、家と同じようにインターネットを楽しむことができます。
●WiMAX2+(ワイマックスツープラス)
WiMAX2+とは、前述のWiMAXをさらにパワーアップさせたサービスのことです。通信速度がより速くなり、これまで以上に快適にインターネットを使えるようになりました。
フリーWi-Fiでもっと快適に
●フリーWi-Fiを使ってみよう
最近、公共交通機関やお店などで「フリーWi-Fi」が増えてきています。「フリーWi-Fi」とはその名の通り、「自由に無料で使えるWi-Fi」のこと。日本で生活する私たちだけでなく、日本に旅行に来る外国人観光客にも親切なサービスです。このサービスを使えば、自宅の外でもインターネットを楽しむことができます。
●フリーWi-Fiがある場所
どこでもフリーWi-Fiが使えるというわけではありません。使える場所は、まだ一部の駅やお店などに限られています。
では、自分がいる場所の近くでフリーWi-Fiを見つけたいときは、どうすればいいでしょうか。フリーWi-Fiを設置しているお店の多くは、外から見える場所にステッカーなどが貼ってありますが、それを探して歩き回るのは大変ですよね。以下のサイトを使えば、フリーWi-Fiが使えるお店を調べることができます。
●フリーW-Fiを安全に使うために
フリーWi-Fiはとても便利なサービスですが、その反面危険もはらんでいます。ここではフリーWi-Fiを安全にお使いいただくための注意事項をご説明します。
・大事な情報はやり取りしない
フリーWi-Fiを使って、IDやパスワードをやり取りすると、それらを見ず知らずの人に読み取られてしまう危険性があります。フリーWi-Fiを使うときは「誰かに見られる可能性がある」ということを念頭に置きましょう。
・知らないフリーWi-Fiには接続しない
「Free」や「Public」といった名前のフリーWi-Fiへの安易な接続はお勧めできません。パソコンへ不正にアクセスされたり、コンピュータウィルスに感染してしまう恐れがあります。セキュリティの甘いフリーWi-Fiは誰でも利用できるため、それを悪用しようとする人も大勢います。
以下の情報も参考になさってください。