CPU、メモリ、ハードディスクなど、パソコンの各パーツを連携させているものがマザーボードです。
マザーボードの中で重要なのが、チップセットと呼ばれる電子部品。チップセットは、マザーボードにつながれた各パーツ間のデータをどのように制御するのかといった情報が入っています。もうひとつ重要なのが、BIOS(Basic Input/Output System)を組み込んだチップです。BIOSはパソコンが起動するための命令が入っていて、パソコンを立ち上げるための重要な役割を担っています。
パソコンは電気がなければ動きません。コンセントから取り入れた電気を、各部品に供給する装置が「電源ユニット」です。ノートパソコンではACアダプターとして電源ユニットが外に出ています。
交流電気を直流に変換する役割や、電気の変動を抑え、部品に安定して電気を供給する役割があります。例えるなら心臓ですね。
電気を流して働くパソコンは、「熱」を発します。人が高熱を出したときに冷却材を使って熱を下げるのと同じように、パソコンも熱を下げる必要があります。特にCPUは高熱を発し、温度が高くなりすぎると誤作動や故障を引き起こします。そのため、CPUには専用のヒートシンクと冷却ファンを組み合わせたものが普及しています。
冷却方法には空気の流れで冷やす(空冷式)ほか、水を使った冷却方式(水冷式)があります。
パソコンが熱くなったら
● パソコンが熱くなったら
パソコンが熱くなる状態が続くと、動作が不安定になりパソコンが故障する原因にもなります。パソコンが熱くなった場合の対処方法はこちら。● 冷却ファンのほこりを掃除しよう
冷却ファンのある通風孔の部分は、パソコンの中でもほこりのたまりやすい場所です。ほこりをためたままにすると、内部の温度が上がる可能性があります。通風孔の掃除の仕方はこちら。