エンディングノートには次のようなことを一覧にしておくといいでしょう。
- パソコン、タブレット、スマートフォン、携帯電話の機種と契約
- プロバイダーの契約
- メールアドレス
- ネット銀行、ネット証券の口座
- 電子書籍、新聞、メルマガ、動画配信サービス、ゲームサイト、ゲームアプリの契約、アカウント
- 写真や動画の場所やそこにアクセスする方法
- 登録しているSNS
パソコンお役立ち講座パソコンを快適にお使いいただくために
まあ、誰でも他の人に見られたくないものはあるにゃ。
書きためた小説があるんですけど、まだ人に見せる段階ではないんだにゃ。
小説? 読みたい、読みたいにゃー!
いやいや、まあ、そういうこともあるから、亡くなった後に家族に見てほしいものと誰にも見られたくないものはキチンと分けておかなきゃいけないんだにゃー。
家族に見てほしいものって?
家族に知らせたいものだにゃ。まず、プロバイダーの契約やメールアドレス。ネット銀行やネット証券の口座や、電話やネット回線の通信契約の一覧表だね。それから、電子書籍、新聞、メルマガ、動画配信サービス、ゲームサイト、ゲームアプリの契約があるときは、そのアカウントや契約内容を書いておくにゃ。
エンディングノートにも携帯電話とパソコンのことを書くページがあったけど、1ページだけだから、そんなにいろいろ書けないにゃ。
エンディングノートに紙を追加すればいいにゃ。
こういうサービスのパスワードは別のとこに書いておくのよね。
そう。それから、いちばん大切なのは、パソコンやスマホのパスワードを他の紙に書いておくことだにゃ。これがないとなにも見られない。銀行の暗証番号みたいに、エンディングノートとは別のとこに置いとかなきゃね。
それだけ?
写真や動画がどこにあるかも伝えたいけど、これは、まず、パソコンの中を整理しないとにゃー。どうやって見ればいいかも書いておかないとわからないにゃー。
それからSNSもね。
最近は、Facebook(フェイスブック)で訃報を聞くことが多いにゃー。親しい人は電話が多いけど、同窓会関係はSNSかメールね。
そう。SNSは訃報を伝えるときによく使われるにゃ。どのSNSでどういうアカウントを使ってたかがわかると連絡を回しやすいよね。
それから、その後のSNSをどうするか。亡くなったあと、そのままにしておく人と、閉鎖しちゃう人もいる。
うーん。迷いますわね。
FacebookやInstagram(インスタグラム)には、「追悼アカウント」っていうのがあるにゃ。生前に頼んだ管理者に連絡してもらって「追悼アカウント」にしてもらったり、削除してもらったりできるんだにゃ。Gmail(ジーメール)やGoogleフォトで使うGoogleアカウントには、「無効化管理ツール」というのがあって、登録した何か月かの間(3か月~18か月)にアクセスがないと本人に確認メールを何度か送ったあと、アカウントを削除して、登録しておいた何人かにメールを送ってくれるんだにゃ。
それは安心だにゃ。
ホットケーキできたにゃ。
すてきー!
じゃあ、みんなでみっちりしながら、ホットケーキ食べるにゃー。
エンディングノートにいろいろ書いたから安心だにゃー。
そうだにゃー。
ここがポイントだにゃ
きょうのまとめ
学校でローマ字を習ったばかり。パソコンにも興味津々の小学3年生。ポテトサラダが大好き。
ポテトくんのパパ。ロボットの研究所に勤めている。メカにくわしいが、パソコンはなぜか苦手。
ポテトくんのママ。不動産会社に勤めている。メールにもショッピングにもパソコンを使いこなす。
ポテトくんのおじいちゃん。カメラが大好きだが、会社を退職してからパソコンをはじめる。
ポテトくんのおばあちゃん。絵を描くのが好き。得意料理はコロッケとバーニャカウダー。
ポテトくんのいとこ。実家は南の方だが、道里家に下宿して大学に通っている。小説家志望。
パパの研究所で開発中のロボット。商品化テストのため道里家で修行中。クリームパンが好き。