パソコンお役立ち講座パソコンを快適にお使いいただくために
読みやすいように、見出しは「スタイル」を登録して、それを使ってるんだにゃ。
ゴシック体やポップ体にして、色や影を付けてるの。
本文は明朝体だから、見出しが目立つでしょ。読みやすくなるし。
フォントがきれいだにゃあ。
ほら。こっちの印刷は、文字のフチがギザギザしてる。
このプリンターには、明朝体のフォントしか入っていないから。
フォントがプリンターに入ってるんですか?
この頃は、プリンターに入っていたのよ。速く印刷できるように。ビットマップフォントだから大きさも変えられなかったんだにゃ。
たしかに、全部同じ大きさだにゃ。
同じ大きさだけじゃないにゃ。倍角にも縦倍角にも4倍角にもできるにゃ。
倍角って?
倍角は幅が2倍で、縦倍角は高さが2倍、4倍角は縦も横も2倍よ。
この3つを駆使して見出しを作ってたにゃ。
網掛けや強調文字もあるし、アンダーラインは15種類もあるにゃ。
網掛け?
網掛けは、文字の背景に点々の網をかける機能だにゃ。
蛍光ペンで文字の背景に色を塗るようなことかしら。
このプリンターはモノクロだから色で塗るのは無理ね。
強調文字っていうのは?
重ねて2度印刷して文字を濃くするんだにゃ。
あったわねえ。そういう機能。
未来のワープロでは、見出しを目立たせたいときにはどうするの?
そうねえ。まず、いろんな書体や太さのフォントがあるから、そのフォントを選ぶでしょ。
下線をつけたり太字にしたり、文字が映えるような図形や写真を下に置いたり。
文字を半透明にすることもあるにゃ。
もっとありますよ。
「文字の効果と体裁」っていう機能があって、文字の輪郭に色をつけたり、グラデーションにしたりできます。
文字に影をつけて立体感を出したり、地面に反射してるようにしたり、影を伸ばしたり、まわりに光彩をつけて光で輝いてるようにしたりもできるにゃ。
うらやましいにゃあ。
それはやりすぎだにゃ。かえって読みにくくなっちゃうにゃ。
そうかにゃあ?
今、聞いてて、わたし、わかったにゃ。
どうしたの? 急に。
それは、たしかにすごい機能かもしれない。
でも、わたしは文章そのもので勝負したいの。そのためには、そんなたくさんの機能は足かせでしかないわ。
この時代の機能で充分なのよ。
なんだか、かっこいいです!
昔はよかったにゃあ。
ワープロソフトでは、ワープロしかできなかったから。
仕事もはかどるわよ。
そうなの?