パソコンお役立ち講座パソコンを快適にお使いいただくために
容量っていうのは、ハードディスクやUSBメモリーにどれだけはいるかってことだにゃ。それを、メガバイト(MB)やギガバイト(GB)っていう単位で表すの。ワープロソフトで作ったファイルや写真や動画のファイルの大きさにも使うわね。ハードディスクやUSBメモリーの容量がわかれば、ファイルをどれだけ保存できるかもわかるにゃ。20メガバイトだったら、20メガバイト分のファイルを保存できるにゃ。
メガバイトとギガバイトとテラバイト(TB)があるんだにゃ?
半角の英字や数字1文字が1バイト、漢字1文字が2バイトなの。1キロバイト(KB)は千バイトのこと。1バイトの千倍。1メガバイトはその千倍。つまり、百万バイトってことね。さらに千倍が1ギガバイト。さらに千倍が1テラバイト。
にゃるほろにゃー。
あら、パソコンで脚本を書いているの?
そうなんです。もうすぐ書き終わるところなんだにゃ。
カミナリが近くなってる。悪い予感がするにゃ……。
ねえ。今日って、ママがさっき言ってた、カミナリで脚本が消えちゃった日なんじゃない?
そういうことなの? たいへんっ! その脚本、はやく保存して!
この家にカミナリが落ちるの?
落ちないけど、停電するの。作業中の脚本が全部消えちゃうのよ。すぐに書きかけの脚本を保存してパソコンをオフにしないと、あなたは一生後悔することになるにゃ。
また、ヘンな予言だにゃ。
でも、消えたら困るにゃ。
あ、また光った!
まず、保存して、ソフトを終了しなきゃ。
その脚本、読んでみたいにゃあ。あの後、思い出しながら書き直したんだけど、絶対、最初に書いたもののほうがよかったと思うのよね。
じゃあ、フロッピーにコピーしましょうか?
ここがポイントだにゃ
フロッピーって何?
フロッピーディスクよ。USBメモリーみたいにデータを保存できるの。でも、29年後のわたしたちのうちにはフロッピーを読みこめるパソコンはないにゃ。
あっ、USBメモリー持ってるよ? これ、16ギガバイトしかはいらないけど。
16ギガバイト? フロッピーは、1.2メガバイトよ。16ギガバイトって、フロッピーの一万三千倍じゃない。こんなにちっちゃいのに。
1.2メガバイトじゃ、なんにもはいらないにゃー。
そんなことないにゃ。この脚本だってはいるにゃ。
でも、このパソコン、裏側に差すとこがいっぱいあるのに、USBメモリーを差すとこはないにゃー。あれ? DVDのドライブがある。DVDかCDに入れてもらえばいいにゃ。
これはCD-ROMドライブよ。書き込むことはできないにゃ。
じゃあ、なんのためにあるの?
マルチメディアソフトを見るのよ。おもしろいわよ。
CDは、最初、書き込みができないCD-ROMが発売されて、先に普及したんだにゃ。書き込みができるCD-Rが普及するのは、数年後かにゃ? DVDはもっとずっと先だにゃ。
そんなことより、インターネットの通信回線もはずさないと。
インターネットって何?
インターネットって、大学の研究室なんかで使われてるやつでしょ。国際的な。
このころはまだインターネットは普及していなかったから、「パソコン通信」だにゃ。
保存もできたし電源も落としたし、なんだか、みっちりしちゃうわねえ。
みっちりー。
ビリビリビリー!
まっ暗だーっ!
ポワワーン(消える)
ポワワーン(消える)
あっ、明るくなったにゃ。
未来から来たって言ってた人たち、いなくなったにゃ。
ほんとに停電したわね。
なんだか面白い人たちだったね。
そうだにゃー。
きょうのまとめ
学校でローマ字を習ったばかり。パソコンにも興味津々の小学3年生。ポテトサラダが大好き。
ポテトくんのパパ。ロボットの研究所に勤めている。メカにくわしいが、パソコンはなぜか苦手。
ポテトくんのママ。不動産会社に勤めている。メールにもショッピングにもパソコンを使いこなす。
若き日のパパ。高校3年生。道里家の近所に住んでいる。ママ(メグミさん)とは幼なじみ。
若き日のママ。高校3年生。「ねるこはこねこ」という演劇に感動して脚本を書きはじめる。
パパの研究所で開発中のロボット。商品化テストのため道里家で修行中。クリームパンが好き。