「そうそう、パパ。昨日、渡したカタログには目を通してくれた?」
「ああ、見たけど……」
「そしたら、これからちょっとお出かけにつきあってくれない? 七海はおじいちゃんたちといい子で映画見て、お留守番していてね」
ママとパパが出かけた先は、家電量販店。たくさんのテレビやパソコンが並んでいます。
「ほら、この画面を見て。キレイでしょう?」
「そりゃ、ハイビジョンがキレイなのは知っているよ。ああ、この大画面テレビを朝から晩まで見られたら……、いうことないなぁ」
「でも、会社に行ってる時間は見られないでしょ」
「そうなんだよね。それにまだ高いし。絵に描いた餅だよなぁ」
「ほしいでしょー?」
「え? ハイビジョンテレビを買うわけにはいかないよ」

 

「いや、あのね、ぼくだって、安いパソコンにしようと思っていろいろ検討しているんだから……なにも、ここで見なくても」
「だから、昨日渡したカタログのにしましょうよ。あ、これよ、これ」
「これかぁ、いいよねー。画面もキレイだし、静かだし、なにしろスペックもバッチリだし。え? これってこのパソコンだよ。これ、買っていいの?」
「あのね、これって、ブルーレイディスクのドライブがついているんでしょう?」
「そうだけど……、でも、ぼくのパソコン、もっと安い予定じゃなかったの……?」
「でも、、パソコンとブルーレイディスクのドライブの両方を買うのはいくらなんでも無理でしょう?」
「あ、わかった! ぼくのパソコンをこれに買い換えて、リビングに置いてみんなで使うつもりかぁ」

 

「そりゃ、そうだけど……。いまのもママと共有だし、自分専用がほしかったんだけどなぁ」
「あなたは新しいパソコンが使えて、私もキレイな映画が見られて、いうことないじゃない?」
「うーん、ママって転んでもタダでは起きない人なんだね……」
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VALUESTAR Gタイプ X は、先進の水冷システムを搭載したパソコンで、デジタルハイビジョン放送も視聴できる高画質液晶TVとしての機能やハイビジョンデータの保存に最適な先進の「ブルーレイディスクドライブ」を選択することができます。
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