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近頃気になるパソコン用語


今月のテーマ

ショートカットキー キーボードですばやく操作!


ぼくはモカ。近頃、気になるパソコン用語を、ニャニャニャっとわかりやすく説明するよ!

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ショートカットキーイメージ

今月のテーマは「ショートカットキー」です。
「ショートカット」というのは、英語で近道のこと。「ショートカットキー」は、マウスでメニューを選ぶ操作を、キーボードを使って手っ取り早く近道する方法のことです。

たとえば、フォルダの中にあるファイルを全部選びたいときはどうしますか?
フォルダのウィンドウをいっぱいいっぱいにひろげて、マウスで長方形で囲むようにドラッグして選びますか?
もっとカンタンな方法があるんです。
キーボードの「Ctrl」(コントロール)キーを押しながら「A」キーを押せばいいんです。
「Ctrl」キーを押して、押したまま、指をはなさないで「A」キーを押すというのがポイントです。

これは、フォルダのウィンドウの「編集」メニューの「すべて選択」を選んだのと同じことなんです。「編集」メニューの「すべて選択」を選んでも、同じように、そのフォルダに入っているファイルが全部選ばれます。

メニューイメージ

フォルダのウィンドウの「編集」メニューを見てください。「すべて選択」の右側に「Ctrl+A」と書いてありますね。
これは、「Ctrl」キーを押しながら「A」キーを押せば、この「すべて選択」を選ぶのと同じことができるという意味なんです。

この「すべて選択」は、フォルダのウィンドウだけではなく、ブラウザ(Internet Explorerなど)やワープロソフト(Wordなど)や表計算ソフト(Excelなど)の「編集」メニューにもあります。フォルダのウィンドウと同じように、「Ctrl」キーを押しながら「A」キーを押しても、文章を全部選んだり、表計算のセルを全部選んだりすることができます。
Word 2007、Excel 2007では、「ホーム」タブ→「編集」グループ→「選択」に「すべて選択」がありますが、同じように、「Ctrl」キーを押しながら「A」キーを押すと「すべて選択」ができます。

これが、「ショートカットキー」です。
「ショートカットキー」は、ソフトのよく使う機能を、2つか3つのキーを同時に押すことによって使えるようにしたものです。
多くのソフトで共通して使えるものが多いので、ひとつおぼえるといろんなところで役に立ちます。

モカイメージ

コピーショートカットイメージ

「すべて選択」以外にも、「コピー」「切り取り」「貼り付け」といったショートカットキーもあります。
「コピー&ペースト」はご存じですか?
ワープロソフトなどに入力した文章を「コピー」して、別の場所に「貼り付け」ることです。
略して「コピペ」ということもあります。
一度入力した文章をもう一度入力したいときは、最初に入力した文章を選んで、「Ctrl」キーを押しながら「C」キーを押して、コピー先で「Ctrl」キーを押しながら「V」キーを押せばいいんです。

これは、「編集」メニューの「コピー」のかわりに、「Ctrl」キーを押しながら「C」キーを押したり、「編集」メニューの「貼り付け」のかわりに、「Ctrl」キーを押しながら「V」キーを押すってことです。
(Word 2007やExcel 2007でマウスで操作するときは、「ホーム」タブの「コピー」アイコンと「貼り付け」アイコンをクリックします。)

ねっ。カンタンでしょ。
えっ、そんなのおぼえられない?
「C」はコピーの「C」、「V」はすぐ隣のキーっておぼえるみたいだニャ。
それでも忘れてしまったときは、「編集」メニューを見れば、「Ctrl+C」「Ctrl+V」って書いてあるニャ。

ホームページに書いてあることを、友だちにメールしたいときや(もちろん、著作権や個人情報の保護のことは、考慮してくださいね)、最初はメールに書いたんだけど、ワープロソフトにコピーしたくなったりとか、いろんなときに役に立ちます。

これまでに出てきたのは、つぎの3つ。

Ctrl+A………すべて選択(全部選ぶ)
Ctrl+C………コピー(選んだ範囲をパソコンにおぼえさせる)
Ctrl+V………貼り付け(パソコンにおぼえさせたものを貼り付ける)

ほかに、こんなショートカットキーもあります。

Ctrl+X………カット(選んだ範囲を削除してパソコンにおぼえさせる)
Ctrl+Z………操作の取り消し(直前の操作を行う前の状態にもどす)
Ctrl+S………保存

ぼくがおすすめなのは、
「Ctrl+S」(保存)ですね。
ワープロソフトや表計算ソフトで書類を作っているときは、いざというときに備えて、ときどき書類を保存しておいたほうがいいってことは知ってますよね。その保存を、「Ctrl」キーを押しながら「S」キーを押すだけで保存できてしまうのが、このショートカットキーです。

もっとたくさんおぼえたい人は、こんなページを見てください。

マスターのひとこと

ショートカットキーは、「Ctrl」キーとの組み合わせばかりじゃないんですよ。
わたしのオススメは、「Alt+Tab」。ウィンドウをたくさん開いているとき、かくれているウィンドウを掘り出せます。
「Alt」キーを押したまま、「Tab」キーを押すと、今、開いているウィンドウの一覧が表示されます。「Tab」キーからはすぐに指をはなしてください。「Alt」キーから指をはなすと、いちばん上から2番目にあったウィンドウがいちばん上になります。
「Alt」キーを押しながら、「Tab」キーを何回か押すと、その回数分下のウィンドウがいちばん上になります。

ショートカットキーイメージ

Windows Vista®のWindows Aero®(ウィンドウズ エアロ)を有効にしていれば、「Windows+Tab」というショートカットキーも使えます。こちらは、起動しているソフトのウィンドウが立体的に表示されて、「Tab」キーを押すたびにクルクルと切り替わります。いちばん上にしたいウィンドウが手前に来たときに「Windows」キーから指をはなします。

Windows Aero®イメージ

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