米沢工場では、現場で働くスタッフがアイデアを出し合って独自に開発した生産補助ツールを活用することで、生産効率の改善や品質向上に取り組んでいます。その中のいくつかをご紹介します。
ネジの締め忘れがないかをチェックするツールで、パソコン底面のネジ穴に合わせてエア吸着の管を取り付け、ネジが吸い込まれた(=正しく締められていない)ときにセンサーが作動し、異常がわかるものです。
透明なシートにキーボードの文字や記号が印字された、キートップ相違検出シート。これを組み立てたキーボードの上に乗せるだけで、キーボードの刻印が正常かどうか一目でわかるようになっています。
部品の入った箱の入庫数は1日で約2,000。梱包された部品を箱から取り出すだけでも一苦労です。この手間を軽減するため、「ヘラクレス君」という段ボール箱の梱包材を抜き取りやすくする治具を開発しました。
パソコンを組み立てる際の膨大な作業手順を「ドライバーを手にとる」「ネジを締める」「ドライバーを置く」というように一つ一つ分解し、一覧にした動作分析表を作成しています。これをもとに、無駄な作業を省いたり、より手順を効率化したりといった改善を進めます。