「LAN」は、Local Area Network(ローカル・エリア・ネットワーク)の略です。「ローカル・エリア・ネットワーク」という言葉の通り、通常、家の中などの狭いエリアの中のコンピュータやプリンタなどの機器をつなげます。
たとえばリビングに置いたパソコンで2階の書斎にあるパソコンに保存している住所録を参照する、などということができます。いちいち2階に上がらなくてよくなるので、便利ですよね。
ただ、2階のパソコンをどのようにネットワークにつなげるかが問題になってしまいます。従来「LANケーブル」を利用した有線接続が一般的でした。つまり、LANケーブルにつながる場所にパソコンを置かないと、ネットワークの中に入れないのです。もちろん、ケーブルを長くすればいいことなのですが、階段をLANケーブルが這っている…というのもちょっと格好悪いですね。
そこで、「ワイヤレスLAN」(無線LAN)です。
「ワイヤレスLAN」の技術を使うと、「LANケーブル」を使わずにLANに接続することができるようになり、2階に置いたパソコンもネットワークにつなげることができます。
ただし、ルーターなどの機器を「ワイヤレスLAN」に対応した機器に変えたり、セキュリティ対策を行う必要がありますので、注意してくださいね。
バックアップとは、「データの複製」を別に用意して、パソコンが壊れてしまってデータがなくなった場合でも、「データの複製」からもとのデータを戻すためのものです。
パソコンの故障や自分の操作ミスなどにより、データがなくなってしまうことが多々あります。家族のイベントの写真やビデオ映像などは、がんばって戻すことができるデータではありません。そのようなデータをなくしてしまうのはとても悲しいですよね。
そのような思いをすることを防ぐために、バックアップを行う必要があります。
ハードウェア機器の構成を工夫してバックアップをとる、パソコンにインストールされているソフトウェアを利用してバックアップをとるなど、いろいろなバックアップ方法があります。ご自身のやりやすいやり方でバックアップをするといいでしょう。
データを守るには必要なバックアップ。「わかっているけど面倒だし・・・」「やり方が難しいし・・・」となかなか実行できていない方も多いのではないでしょうか。
「オンライン自動バックアップ」は、そんなお客様のために、パソコン内のデータを、インターネット上の安全なサーバに、自動で定期的にバックアップ保存をするサービスです。
「シャットダウン」とは、電源を完全にオフにすることを言います。
「スリープ」とは、パソコンの液晶ディスプレイやハードディスクなどの電源を切り、消費電力を節約している状態です。
「スリープ」の状態で電源を入れると、スリープにする直前まで使っていた状態に戻ります。つまり、開いていたインターネットのページや、書きかけのメールなどが表示されているので、やりたいことにすぐ再開できます。
一方、「シャットダウン」は、すべてのソフトなどを一回終了しますので、「スリープ」のように、やりたい仕事にすぐ戻るといったことができなくなります。ただし、突然の落雷などで事故が起こりにくいのも「シャットダウン」の特長です。
夜寝る前や外出のときなどは「シャットダウン」、ちょっとお茶を飲みたいときは「スリープ」などと使い分けるといいですね。
デジタルカメラや携帯電話などに使われている、情報を記録するための小さなカードです。
たとえば、デジタルカメラではフィルムと同じような役割をします。メモリーカードに撮影した画像を記録し、いっぱいになったら新しいメモリーカードと交換すればまた新しい写真を撮影することができます。
音楽ではカセットテープのような役割と思えばわかりやすいでしょうか。
このメモリーカード、登場した当初は、デジタルカメラの画素数もそんなに多くなかったので、画像1枚あたりの容量も大きいものではありませんでした。
しかし、デジタルカメラの画素数が増え、動画の記録にも利用されるようになったことから、メモリーカードの容量を大きくし記録速度も速くする必要がありました。
高速で大容量の記録に対応したメモリーカードのことを「SDHCメモリーカード」と呼びます。
「マイクロSD」もあります。
こちらは携帯電話の進化に関係があります。携帯電話は、年々いろんな機能がつく上に形が小さくなってきました。そうなると、従来のメモリーカードの大きさでは大きすぎたりします。対応するためにサイズを小さくしたメモリーカードのことを「マイクロSDメモリーカード」と呼びます。
同じメモリーカードの規格でも、サイズや容量の違いによって名前が変わってしまうんですね。
メモリーカードを買うときは、使う機器が対応するメモリーカードを選ぶことが肝心です。
USBは、「Universal Serial Bus」の略です。多くの人があまり意識せず使っていると思いますが、パソコンと周辺機器を簡単につなぐための規格です。
USBがこれほどまでに普及したのは、「パソコンの電源を入れたまま接続しても大丈夫」という手軽さです。
USBが出てくるまでは、パソコンと周辺機器をつなげるのにいちいちパソコンの電源を切っていたのです。たとえばデジタルカメラの画像をちょっとパソコンに転送しよう、というときも、まずはパソコンの電源を切って、ケーブルで接続して…というめんどうくさい手順が必要だったのです。
そう考えると、USBが普及した理由がわかりますね。
なお、USBの規格にはバージョンがあります。 今の主流のバージョンが「2.0」で、最初のものよりもデータ転送速度が格段に速くなっています。ほとんどの機器が通常「2.0」ですから気にしなくてもいいのですが、ひとつだけ気をつけていただきたいのが「昔から手元にある古いUSBケーブル」。
そのケーブル、もしかしたら古いバージョンの「USB1.1」規格かもしれません。せっかく周辺機器が「USB2.0」でも、ケーブルが「USB1.1」ではデータ転送速度が遅いのでもったいないです。
古いケーブルを使いまわしている機器のスピードが遅いな?と思ったら、USBケーブルの規格を確かめて見ましょう。
最近では、さらにデータ転送速度が速くなった、USB3.0に対応したパソコンも登場しています!
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