落雷が発生した場合、サージ(異常電圧)が、電源や通信回線を伝って進入し、パソコンに致命的なダメージを与えることがあります。パソコン使用中に雷の音が聞こえたら、作業を一旦中断して作業中の必要なデータを保存し、Windowsをシャットダウンして、電源をOFFにした後で、パソコンや周辺機器の電源ケーブルをコンセントから外すことをおすすめします。
そのほか、通信回線とつながっているモデムやターミナルアダプタも回線から外しておきましょう。
また、TVチューナーを搭載したパソコンで屋外のアンテナとアンテナケーブルで接続している場合にはアンテナケーブルを外しましょう。
作業に当たっては感電の危険がありますので、絶縁性のゴム手袋などを利用するなどして感電しないようご注意ください。
また、雷サージを吸収する「雷ガード」という機能が付加されたOAタップを使用すれば、さらに安心です。
セーフティタップ(2P・5個口・シルバー)
2P・5個口ACアダプタ対応省エネタップ。トラッキング火災予防スイングプラグ仕様
パソコンの作業中に、雷による停電に見舞われたり、エアコンなど電気の使い過ぎでブレーカーが落ちると、データの破損だけではなくパソコン本体にも致命的なトラブルを及ぼしかねません。パソコンは精密機械のため、電源は正しい手順でOFFにする必要があります。
バッテリが装着されているノートパソコンなどのように、電源ケーブルをコンセントから抜いても電源がOFFにならないタイプのパソコンは比較的安全です。しかし、バッテリの充電が切れていれば電源もOFFになるので、適度な時間でACコンセントを接続してバッテリを充電しておく必要があります。また、バッテリの劣化で、充電したと思ってもすぐにバッテリが切れてしまう場合がありますので、その場合はバッテリパックの交換をおすすめします。
バッテリを備えていないデスクトップパソコンなどでは、使用中に停電になった場合、強制的にパソコンの電源がOFFにされてしまうため、稀にですがパソコンに入力したデータが壊れたり消えてしまう場合や故障に至る場合も考えられます。そんなとき活躍するのがUPS(無停電電源装置)です。UPSに搭載されたバッテリから数分間電力が供給されるので、外部からの電力供給が断たれても、バッテリから電力が供給されている間に必要なデータの保存やWindowsのシャットダウンを行うことができます。