メモリーカードとは、フラッシュメモリーを利用した小型の記録メディアのことをいいます。デジタルカメラや、デジタルビデオカメラ、携帯電話などで使われ、最近では、身近な記録メディアとなりました。
NECパソコンのLaVie、VALUESTARには、それらのメモリーカードを活用できるように、メモリーカードスロット(「デュアルメモリスロット」や「7メディア対応カードスロット」)が搭載されています※。
- ※搭載されていない機種もあります。
- ◎デュアルメモリスロットの対応カード例:
- ・SDメモリーカード(SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード)
- ・メモリースティック デュオ(メモリースティック PRO-HG デュオ)
- ◎7メディア対応カードスロットの対応カード例:
- ・SDメモリーカード(SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード)
- ・メモリースティック(メモリースティック PRO、メモリースティック PRO-HG デュオ)
- ・xD-ピクチャーカード
- ・スマートメディア
- ・コンパクトフラッシュ
- ・マルチメディアカード
- ・マイクロドライブ
メモリーカードにはいくつかの種類があります。お使いのデジタルカメラやデジタルビデオカメラで使われているカードの種類や、お使いのパソコンで使えるメモリーカードの種類については、説明書などで確認してください。
●SDカード
SDカードには「SDカード」「ミニSDカード」「マイクロSD」カードの3種類の形状があります。「マイクロSDカード」はおもに携帯電話やスマートフォンで使われています。「ミニSDカード」「マイクロSDカード」は、アダプタをつけると「SDカード」として使えます。
また、SDカードには「SDカード」「SDHCカード」「SDXCカード」の3種類の規格があり、新しい規格ほど容量が大きくなります。「SDHCカード」「SDXCカード」は、対応している機器でないと使うことができません。
SDカードの規格 | 使用できる容量 |
---|---|
SDカード | 〜2GB |
SDHCカード | 4GB〜32GB |
SDXCカード | 32GBから〜2TB |
●メモリースティック
「メモリースティック」と「メモリースティック PRO」の2種類の規格があり、「メモリースティック PRO」には「HG」などの拡張規格があります。「標準サイズ」「Duoサイズ」「マイクロサイズ」の3種類のサイズがありますが、規格により用意されているサイズが異なります。
メモリースティックカードの規格 | カードの形状 | 最大容量 |
---|---|---|
メモリースティック | 標準/Duo | 128MB×2 |
メモリースティック マイクロ | マイクロ | 32GB |
メモリースティック PRO | Duo/マイクロ | 32GB |
メモリースティック PRO-HG | Duo/マイクロ | 32GB |
●デジタルカメラの写真でスライドショー
デジタルカメラの写真が入ったメモリーカードをパソコンにセットすると、写真をスライドショー形式で楽しめます。
●デジタルカメラやビデオカメラに撮りためた写真のバックアップ
デジタルカメラやビデオカメラに撮りためた写真は、カメラの紛失や故障に備えてパソコンにバックアップをとっておきましょう。データをメモリーカードに保存する機種なら、メモリーカードを取り出して、パソコンにセットすればよいので便利です。パソコンにセットすると、自動再生画面が表示されますので、「ファイルを開いてフォルダを表示する」を選ぶと、メモリーカードの中を見られるようになります。
なお、メモリーカードの種類によっては、パソコンにセットする際に別売のアダプタや、カードリーダーが必要になります。
●携帯電話のデータをバックアップ
マイクロSDスロットがある携帯電話なら、マイクロSDカードを使って、携帯のアドレスや写真データなどをパソコンにバックアップできます。
携帯電話から、電話番号やメールアドレス、写真などをマイクロSDカードにコピーします。
マイクロSDカードをパソコンにセットし、パソコンにデータをコピーします。携帯電話の紛失や故障、買い替えの際にも便利です。
なお、マイクロSDカードをパソコンにセットするにはアダプタが必要です。
古いパソコンでメモリーカードを使いたい
お使いのパソコンに、メモリーカードスロットがない場合や、使用できない規格がある場合は、「カードリーダー」を使うと、メモリーカードを使うことができます。カードリーダーはUSBコネクタに接続して使います。