無線LANでパソコンにつなげるには、親機を指定するための識別番号「SSID」と、データを暗号化するために必要な「暗号キー」を、子機に登録する設定を行います。
SSID(Service Set Identifier)
SSIDは親機を識別するための番号です。出荷時に自動的に割り振られています。SSIDはエリア内であれば、誰でも見ることができてしまうため、見えないようにセキュリティ対策が必要です。
自動設定機能を使うと、SSIDや暗号化キーを自動で登録できます。自動登録を使うことで入力ミスなどを防ぐことができ、セキュリティ対策も同時に設定されます。親機のメーカーにより自動登録機能は異なりますが、ボタンひとつで設定できるものが多く、詳しい知識も必要ないので便利です。
■ Aterm「らくらく無線スタート」
「らくらく無線スタート」は、NECアクセステクニカ独自の自動接続機能です。「らくらくスタートボタン」を押すだけで、SSIDや暗号化キーなどの設定情報を子機に転送して自動登録できます。
自動設定機能いろいろ
自動設定機能にはメーカーごとにいくつかの種類があります。
らくらく無線スタート | NECアクセステクニカ独自の自動設定規格 |
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AOSS | バッファローの自動設定機能の規格。 |
WPS | 無線LANの業界団体「Wi-Fiアライアンス」が定めた自動設定規格。WPSに対応している製品なら、メーカーが異なっていても設定できる |
無線LANでインターネットに接続できないときのチェックポイントをご紹介します。
子機と親機をつなぐ部分に問題がある場合と、親機とプロバイダとの接続方法に問題がある場合の2つに大きくわけられます。
親機と子機の間に障害物はありませんか?アンテナの角度や向きなども確認しましょう
親機と子機が離れすぎていませんか?位置を調節してみましょう
コードレス電話や電子レンジなどが近くにありませんか?置く場所を変えてみましょう
親機の暗号を変更していませんか?子機の暗号も変更しましょう
ケーブルは正しく接続されていますか?モデムと親機の接続をやりなおしてみましょう
モデムや親機は正しく動いていますか?電源を入れなおしてみましょう
接続設定は正しいですか?接続IDやパスワードを確認してみましょう