クラウドサービスを利用すると、インターネット上にデータを置くことができ、パソコンからもスマートフォンからも同じデータにアクセスすることができます。
パソコンで作成したデータを、外出先で確認したり、写真データを共有したりすることができます。
インターネット上にデータを保存できるサービスは「ストレージサービス」とも呼ばれます。
クラウドって何？
クラウドサービスを利用するとデータをインターネット上に保管することができます。「クラウド」は「雲」という意味ですが、インターネットを雲のように表現して、雲の中からデータをいつでもどこからでも取り出して利用できることから「クラウド」と呼ばれています。
●SkyDrive（スカイドライブ）
SkyDrive はマイクロソフト社が提供する大容量オンライン ストレージサービスです。Webページからデータにアクセスでき、iPhoneやWindows Phone用には専用のアプリが用意されています。7GBまで無料で利用できます。
SkyDrive にOfficeの文書を保存しておくと、Office がインストールされていない外出先のパソコンなどからもオンラインで編集できるので便利です。
●「コンテンツナビ」でかんたん転送
NEC製のWindows 8 搭載パソコンにプリインストールされている「コンテンツナビ」を使うと、スマートフォンで撮った写真などをかんたんに共有できます。
まず、スマートフォンに専用のアプリ「コンテンツナビ モバイル」をインストールして、アップロード方法の設定をします。設定すると、撮った写真が自動的にSky Driveへ保存されます。
自宅のパソコンで「コンテンツナビ」を見ると、先ほどスマートフォンで撮った写真が表示され、共有できています。このように、パソコンで写真を見たり、写真を加工したり、わずらわしい手間がかからずに楽しめます。
「コンテンツナビ モバイル」は、Android™搭載端末（Android™ 2.2 - 4.0）、iOS搭載端末（iOS 4.0 - 5.1.1）に対応しています。
●ｉCloud（アイクラウド）
ｉCloud はアップル社が提供しているサービスです。iPhoneの写真やメール、カレンダー、音楽などは、ｉCloudに簡単にアクセスできるように設計されています。そのため、一度ｉCloudの設定をすると、スマートフォンで撮った写真をパソコンで確認できたり、スケジュールやメールを外出先でスマートフォンを使って確認できたり、iTunesで購入した映像や音楽をパソコンやスマートフォンで楽しめたりと、データの同期と共有が比較的簡単にできます。
なお、iCloudを利用できるのは、iOS 5以降を搭載したiPhone 3GS以降の機種です。
アプリを使って、パソコンで見ているページのURLなどの情報を簡単にスマートフォンに送ったり、パソコンの「お気に入り」を共有したり、パソコンで開いたWebページの一覧を表示する機能もあるので、パソコンで見ていたWebページの続きを外出先や移動中にスマートフォンで見ることもできます。
●Chrome -パソコンとお気に入りを共有
スマートフォン用のChromeブラウザです。Chrome にログインして同期を有効にすると、 パソコン用のChromeブラウザのお気に入りの情報をスマートフォンでも見ることができます。
●拡張機能でさらに便利に
「Chrome」の拡張機能「Chrome to Phone」を利用すると、パソコンで見ているURLをスマートフォンに送って、同じページを見ることができたり、パソコンで見ていた地図データをスマートフォンに送って外出先で確認することなどができます。利用するためにはChromeのログインID（Googleアカウント）が必要です。
パソコン用の「Chrome」に拡張機能を追加すると、ウインドウの右上にスマートフォンのマークが表示されます。このスマートフォンのマークをクリックすると、URLがスマートフォンに送信されます。
地図を表示させて、右上のスマートフォンのマークをクリックすると、スマートフォンに地図が表示されます。
検索バーに電話番号を入力して選択し、右上のスマートフォンのマークをクリックすると、スマートフォンの電話機能が起動します。電話番号がすでに入力されているので、そのまま電話をかけることができます。
