肩こりや目の疲れを予防するには、パソコンの位置や設定を適切にし、正しい姿勢で操作するとともに、大切なのは定期的に休憩をとることです。厚生労働省の「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」では、一連続作業時間が1時間を超えないようにすること、連続作業と連続作業の間に10〜15分の作業休止時間を設けること、一連続作業時間内において1−2回程度の小休止を設けることが必要としています。
- ●1時間につき10〜15分間の休憩を取る
- ●適切な作業姿勢をとる
- ●ディスプレイの輝度、高さ、位置を適切にする
パソコン作業中には定期的に休憩を入れて、リフレッシュのために簡単なストレッチなどをすると疲労の予防になります。
●お手軽ストレッチA
●お手軽ストレッチB
1.腕を90°に曲げる。
2.肘を肩より高くあげないように肩を回す。
3.その時後ろに引く動作を特に大きくする。
4.大胸筋を広げて、後ろで肩甲骨を寄せるイメージで。
5.20回まわし(回す方向は後ろ回しのみでOKです)を3回
肩こりを予防するには
「わらびFit整骨院」の松田悦典院長に、肩こりで気を付けたいポイントをお聞きしました。
肩こりには「血液の循環を良くすること」が一番大事です。
痛みを出す3大原因としては次のようなものがあります。
(1)冷える
(2)同じ動作で長い時間いる
(3)運動をやりすぎる
どれも循環の悪さを引き起こすものです。
まずはこのような原因があれば、取り除くことが重要です。
また、肩こりには次のようなケアがお勧めです。
(1)温める(湯船、携帯用カイロなど)
特に筋肉は70%が下半身にあるので、下半身が冷えると全身の代謝が鈍ります。
(2)適度な運動
(3)しっかりと睡眠をとる
わらびFit整骨院 松田悦典院長
サガン鳥栖のJリーガーを引退後、整骨院を開業。プロサッカー選手として10年間、国内外でさまざまな治療を受けてきた経験を活かし、今は患者さん一人ひとりによりそった治療をしていらっしゃいます。