メールは手軽にやりとりができて便利なものですが、その便利さを利用して悪いことをしようとする人もいます。
迷惑メールに関する知識を身につけ、安心、快適にメールを利用しましょう。
「迷惑メール」は、受け取りを望まない内容のメールが一方的に送られてくる電子メールのことです。「スパムメール」とも呼ばれ、大量、無差別に送信されます。
主な迷惑メールとして、以下のようなものがあります。
主な迷惑メールとして、以下のようなものがあります。
- ① ウイルス感染目的
メールに添付されたファイルを開いたり、書かれたURLにアクセスしたりするとウイルスに感染するメールです。 - ② 詐欺目的
身に覚えのない架空の有料コンテンツ利用料などを請求する「架空請求メール」や、Webサイトに誘導した後でページ内のリンクをクリックさせ、不正に利用料を請求する「クリック詐欺メール」などがあります。 - ③ 商品の広告・宣伝目的
出会い系・アダルト系のWebサイトへの勧誘や、商品の宣伝販売を目的とするメールです。 - ④ チェーンメール、デマメール
不幸の手紙のように、受信者に複数の人に転送することを求める「チェーンメール」や、嘘の情報によって受信者を慌てさせたり恐怖心をあおったりする「デマメール」も、迷惑メールの一種です。
あまり信頼できないWebサイトにメールアドレスを登録したり、インターネット上にメールアドレスを載せたりすると、迷惑メールが届くようになってしまう可能性があります。メールアドレスの登録や公開は、慎重に行いましょう。
知らない人から送られてきたメールをむやみに開かないようにしましょう。メール本文にあるリンクをクリックしたり、添付ファイルを開いたりするのはとても危険です。最近は、「久しぶり〜。メールアドレス変更しました。登録よろしくね」「○○(芸能人)のマネージャーです。○○が悩んでいるみたいなので、相談にのってくれませんか?」「1億当たりました。受け取るには□□をクリックしてください」などの文面でだまそうとするなど、手口が巧妙になってきています。さらに、「配信停止はこちら」や「お問い合わせはこちら」と書かれているのも罠の可能性があります。一切反応せず、迷惑メールとして処理しましょう。
ちょっとプラス:迷惑メールのフィルター機能
メールアプリには「迷惑メール」と判断したメールを、自動で迷惑メールフォルダに移動する機能があります。迷惑メールが送られてきても、「受信トレイ」には入ってこないので、うっかり開封してしまうことを防げます。
フィッシング詐欺の対策法
フィッシングメールは、メール本文にURLが書かれていて、読んだ人がそのURLをクリックすることで、被害を生じさせる迷惑メールです。
- ネットショッピングや銀行などの偽物のログインページに誘導し、IDや口座番号、パスワードなどの情報を盗み出す。
- 「あなたのパソコンはウイルス感染しています」などと画面に表示され、偽のウイルス対策ソフトのインストールページに誘導して個人情報を漏洩させたり、しつこい架空請求を送ったりする。