2017年が始まりました。
新しい年の初めに、これまでの人生のとっておきの思い出や出来事を「自分史」としてかたちに残してはいかがでしょうか。
製本された立派な自分史も素敵ですが、ちょっと敷居が高いという方に、WordとExcelで手軽に作れる自分史の作り方をご紹介します。
※ここで紹介しているスクリーンショットは、Word 2013・Excel 2013・Windows 10を使用しています。
自分史は、過去のいろいろな出来事やイベントを思い出しながら作ります。人生を振り返ることによって、自分にとって新しい発見があったり、なつかしい出会いがあるかもしれません。たとえば、過去にはまっていた趣味を再開してみたり、旧友に連絡を取ってみたり…。
また、「楽しかったこともつらかったこともたくさんあったけれど、一生懸命乗り越えてきた」と自信を持つこともできるかもしれません。自分史作りをきっかけに人生を振り返り、この先の人生を、より充実したものにしてみてはいかがでしょうか。
写真は節目節目で撮っているけれど、ぜんぜん整理できていない、ただデータだけが溜まっていっているという方も多いのではないでしょうか。自分史作りをきっかけに、写真を年代ごとに分けて整理しましょう。
詳しくは、「写真をデータ化、整理する」をご覧ください。
たとえば、離れて暮らすお子さまが帰省したときにいっしょに見れば、「お父さんすごい!こんなことをやってきたんだ!」と新しい一面を知ってもらえたり、「え、私も今○○にはまっているよ」と意外な共通点を見つけることもできます。
同窓会などで旧友が集まったときにいっしょに見れば、「こんなこともあったねえ」と一緒になつかしんだり、「実はこのとき○○だったのよ」と思わぬ話を聞けたりするかもしれません。
自分史は、1度書いたら終わりではありません。これからも続く毎日には、新しい出会いや出来事が待っています。WordやExcelであれば、手軽に更新できます。また、ふと思い出したことなども、気軽に追記できます。
● 人生の節目のイベントを書き出す
たくさんの出来事を詰め込もうと張り切りすぎると、途中でくじけそうになるかもしれません。まずは適度なボリュームから始めることを心がけてください。
例えば、以下の節目イベントから、書きたいものをリストアップしてみてください。
誕生 |
幼稚園・保育園 入園/卒園 |
小学校 入学/卒業 |
中学校 入学/卒業 |
高校 入学/卒業 |
大学・専門学校 入学/卒業 |
就職 |
転勤 |
転職 |
起業 |
退職 |
結婚 |
出産 |
また、以下のような視点から出来事を書くのも良いでしょう。
誰とよく遊んだか |
誰に影響を受けたか |
誰が好きだったか |
熱中したスポーツや趣味は何か |
好きな映画や本は何か |
受験で印象に残ったことは何か |
努力が実った出来事は何か |
失敗した出来事は何か |
人生を変えた決断は何か |
旅行でどこに行ったか |
いちばん高価な買い物は何か |
思い出に残っているプレゼントは何か |
● 過去を思い出すツールのご紹介
頭の中で考えていてもなかなか思い出せない、というときは、以下のものを利用して思い出してはいかがでしょうか。
卒業アルバム |
日記、手帳 |
手紙 |
写真 |
学校の教科書やプリント |
● 印象に残っている時期に名前をつける
自分史の中でも特に印象に残っている出来事には、オリジナルの名前を付けてみましょう。そうすることで、自分史がよりおもしろくなります。歴史の教科書を見ると、ヒントがあるかもしれません。
例)
その当時のブームは「第n次○○ブーム」、「○○バブル」、「○○不況」
人生が大きく変わった出来事は「○○の乱」「○○革命」
大きな決断をした出来事は「○○宣言」
世の中の動きなどを書くことにより、鮮明に当時を振り返ることができます。たとえば、「○○年ころに携帯電話が普及しはじめた」という世の中の動きがあると、「○才のときに携帯電話を持ち始めて、△△というゲームにはまった」などの関連事項を思い出すことができます。また、「このときはこのニュースで持ちきりだった。このニュースをきっかけに、こういう考えを持つようになった」などのように、ニュースが自分の考えに影響を与えることもあります。自分の人生での出来事はもちろん、世の中の動きも書くことによって、より記憶が思い出される自分史を作ることができます。
Wikipediaで西暦年を入力して検索すると、その年に起きた出来事の一覧が表示されます。
また、新聞記事も参考になります。図書館やWebで、過去の記事を検索するサービスもあります。
以下のサイトでは、自分の年齢を選択すると、自分が生まれてからの主なニュースが表示されます。
まずは、アルバムに納められた写真、適当に積まれている写真などを、年代ごと並べて、自分史に載せたい写真をピックアップします。次に、ピックアップした写真をデータ化します。自宅にスキャナー機能がついたプリンターをお持ちの場合は、それを活用しましょう。スキャナーがない場合は、カメラ店や電器店などの写真データ化サービスや、コンビニのマルチコピー機などを活用しましょう。
データ化した写真は、フォルダを分けて整理しておくと、目的の写真を見つけやすくなります。
プロにおまかせ!自分史作成サービス
対面で話すものもあれば、電話でやりとりするもの、家族や知人にもインタビューするものなど、形式はさまざまです。
自分でExcelやWordで作るのもお手軽で良いですが、プロにおまかせすると、またひと味違う仕上がりの自分史ができるかもしれません。
自分史作成アプリ