落雷が発生した場合、サージ(異常電圧)が、電源や通信回線を伝って進入し、パソコンに致命的なダメージを与えることがあります。パソコン使用中に雷の音が聞こえたら、作業を一旦中断して作業中の必要なデータを保存し、Windowsをシャットダウンして、電源をOFFにした後で、パソコンや周辺機器の電源ケーブルをコンセントから外すことをおすすめします。
そのほか、通信回線とつながっているモデムやターミナルアダプタも回線から外しておきましょう。
また、TVチューナーを搭載したパソコンで屋外のアンテナとアンテナケーブルで接続している場合にはアンテナケーブルを外しましょう。
作業に当たっては感電の危険がありますので、絶縁性のゴム手袋などを利用するなどして感電しないようご注意ください。
また、雷サージを吸収する「雷ガード」という機能が付加されたOAタップを使用すれば、さらに安心です。
パソコンの作業中に、雷による停電に見舞われたり、エアコンなど電気の使い過ぎでブレーカーが落ちると、データの破損だけではなくパソコン本体にも致命的なトラブルを及ぼしかねません。パソコンは精密機械のため、電源は正しい手順でOFFにする必要があります。
●バッテリが装着されているパソコンの場合
バッテリが装着されているノートパソコンなどのように、電源ケーブルをコンセントから抜いても電源がOFFにならないタイプのパソコンは比較的安全です。しかし、バッテリの充電が切れていれば電源もOFFになるので、適度な時間でACコンセントを接続してバッテリを充電しておく必要があります。また、バッテリの劣化で、充電したと思ってもすぐにバッテリが切れてしまう場合がありますので、その場合はバッテリパックの交換をおすすめします。
●バッテリを備えていないパソコンの場合
バッテリを備えていないデスクトップパソコンなどでは、使用中に停電になった場合、強制的にパソコンの電源がOFFにされてしまうため、稀にですがパソコンに入力したデータが壊れたり消えてしまう場合や故障に至る場合も考えられます。そんなとき活躍するのがUPS(無停電電源装置)です。UPSに搭載されたバッテリから数分間電力が供給されるので、外部からの電力供給が断たれても、バッテリから電力が供給されている間に必要なデータの保存やWindowsのシャットダウンを行うことができます。
落雷、火災、水こぼしなどにも対応!お買い上げ日から3年間、パソコンを梱包・お引き取りして修理するサービスです。また、メーカー保証の範囲内の故障であれば、何度でも無償で引取修理をいたします。また、修理不可能でも同等品(限度額あり)と交換いたします。
月額300円(税別)から利用できる「延長保証サービスプラス」もあります。
暑さのための熱暴走や、落雷による雷サージにより、大切なデータを失わないために、日ごろからパックアップを行う習慣をつけましょう。
バックアップとは、大切なデータをコピーして保管しておくことを言います。コピーしておくことで、トラブルがあったときにも、もとの状態に復元することができます。
バックアップデータの保存には、DVDやUSBメモリ、外付けのハードディスクなどを用意しましょう。ハードディスクをまるごとバックアップするなど、大容量のバックアップが必要な場合は、外付けハードディスクをお使いになることをおすすめします。