パソコンお役立ち講座パソコンを快適にお使いいただくために
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※2017年7月の情報です。
USB編
そもそもUSBとは?
USBは、コンピューターとマウスやキーボードなどの周辺機器をつなぐ接続口の規格の1つです。接続するためには、「接続する側」と「接続される側」がぴったりとはまらなくてはいけません。そこで、あらかじめ「接続口はこういう形にする」という基準を決めます。その基準を「規格」といいます。現在もっとも一般的な規格が「USB」です。多くの周辺機器が、USB経由でパソコンに接続できるようになっています。ちなみに、USBは「Universal Serial Bus(汎用シリアルバス)」の略です。
たとえば次のような機器をパソコンに接続するときに利用されます。
何個までつなげられるの?
パソコンには、1~6個程度のUSBコネクターが装備されています。USBコネクターの数が足りない場合は、USBハブ(複数のUSBコネクターを持つ装置)を使うことで、より多くのUSB機器を接続できるようになります。最大接続台数は、パソコン1台に対して、ハブや周辺機器を含めて127台です。
つながらないときの対処方法
USB機器がうまく動作しなかったり、認識されなかったりする場合の対処方法をご紹介します。
USBは、コネクターから5Vの電気がとれることも特徴で、同じ電圧を持つ周辺機器を充電する用途にも使用できます。たとえば、多くのケータイの内蔵バッテリーの充電は5Vの電圧が採用されているので、USBコネクターから充電することができます。
USBの規格表
USBの規格は約20年前に登場し、バージョンが上がるたびに、データの転送速度などの性能がアップしています。USB1.0に比べると、USB3.1は転送速度が理論上833倍になりました。
規格 |
登場時期 |
データ伝送レート |
給電能力 |
特徴 |
USB1.0 |
1996年 |
12Mbps |
- |
新しい汎用インターフェースとして登場 |
USB1.1 |
1998年 |
12Mbps |
- |
USB1.0から仕様を改良。WindowsやMacとともに普及 |
USB2.0 |
2000年 |
480Mbps |
500mA |
これまで主流として使われてきた規格 |
USB3.0 |
2008年 |
5Gbps |
900mA |
高速なデータ伝送が特徴。スーパースピードUSBとも呼ばれる |
USB3.1 |
2013年 |
10Gbps |
1000mA |
一部のパソコンと周辺機器で採用され始めている |