パソコンお役立ち講座パソコンを快適にお使いいただくために
ねえねえ、ふたりで写真撮ろうよ
あら、久しぶり。この服でいいのかしら。
いいよいいよ。そのままがいいにゃ。
ポワワーン(と、とつぜん出現する)
ポワワーン(と、とつぜん出現する)
きゃあ。
バーニャ。また来ちゃった。
あら。いらっしゃい。ママになったメグね。
この前借りた写真返しに来たの。これ、ありがとう。
で、それを本にしてみたの。フォトブックだにゃ。
あーら、いいじゃない。印刷やさんに頼んだの? いったい、どうやって作ったの?
かんたんだけど、スキャナーか、スキャナー付きの複合機は必要だにゃ。まず、写真をスキャナーで読み込んで……。
あ、その話もっとくわしく。僕も聞きたいにゃ!
フィルムカメラで撮った紙焼きの写真やフィルムがいっぱいあるんだにゃ。
紙もフィルムもだんだん変色しちゃうし、早くなんとかしたいんだにゃ。
写真はスキャナーのガラスのとこに置いてパソコンに読み込むだけだにゃ。
アルバムに貼ってあるものは、アルバムに貼ったまま読み込んだほうがいいにゃ。
ほら、写真の上に透明のシールを貼るタイプのアルバムは、はがそうとすると破れちゃうこともあるから。
フィルムもスキャナーのガラスのところに置けばいいの?
フィルムは、フィルムをスキャンする機能があるスキャナーじゃないと読み込めないんだにゃ。フィルム専用のフォルダーにセットして、裏から光をあてながらスキャンするんだにゃ。フィルム専用のフィルムスキャナーもあるんだにゃ。
にゃるほろにゃー。
読み込みの代行サービスをしてくれる会社もあるにゃ。
スキャナーで読み込んだ画像データはパソコンに保存されるから、あとは、デジカメやスマホで撮った写真と同じように扱えるにゃ。
それで、どうやって、こんな本物の本みたいなアルバムにするんだにゃ。
それは、フォトアルバムを作る会社にインターネットでたのむんだにゃ。ネットで「フォトブック」を検索するとたくさんみつかるにゃ。
にゃるほろ。そういうサービスをしている会社をさがせばいいんだにゃ?
そうだにゃ。そこで、紙質や大きさやページ数を選んで、写真を登録すればできあがり。あとは、宅配便で届くのを待つだけだにゃ。
そうすると製本されて届くんだにゃ?
そうよ。
ねえ。どうせまた、すぐ帰っちゃうんでしょ。
みんなで写真撮りましょうよ。
ほにゃー。グッドアイディア。いいですねえ。
じゃあ、カメラを三脚に取りつけよう。
なんだか大きなカメラだにゃあ。
フィルムカメラだから中にフィルムがはいっているんだにゃ。
え? この中に?
見たい見たい! どうやったら開くの?
待って! 開けちゃダメだよ。光がはいるとフィルムが感光しちゃうから使えなくなるんだ。
カンコー?
光が当たって化学変化するんだよ。
カメラっていうのは、レンズから光がはいって風景や人物の形に光が当たってその形が浮き出るんだけど、カメラを開けちゃうと、フィルム全部に光が当たって真っ黒になっちゃうんだにゃ。
じゃあ、そのフィルムはどうやって見るの?
現像しないと見れないんだにゃ。
フィルムは、12枚とか24枚とか撮れる枚数が決まっていて、撮り終わったら全部巻き戻して、光がはいらないように取り出して、カメラやさんで現像してもらうんだにゃ。
ねえねえ。これ、写真撮るときは、どこで見るの? モニターがないよ。
それね。どう映ったかはわからないんだよ。現像できるまでのお楽しみなんだ。秘すれば花っていうのかな。
えーっ?
撮ったつもりがフタをしたままでなんにも写ってないなんてこともありましたよね。
それはある。あるにゃ。
2021年の未来では、みんなスマホでパシャパシャ撮るんでそういうことはなくなりました。スマホにはフタがないんだにゃ。
うーん。カメラひとつとってもずいぶん変わるんじゃのう。